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課長!それでも僕は送別会行きたくないんです!

どうもこんにちは、センチュリー・大橋です。
3月に入り、別れと別れの季節になりました。
この時期は何かと異動や退職が多く、送別会がよくよく開催されるでしょう。
会社における中途採用なんかだと、送別会と新入社員歓迎会はセットで行うこともあるのではないでしょうか。
今回は自分の送別会をバックれるのにバトルをしたお話しです。

37%の人が静かに辞めたい

退職をめぐる送別会と送別品を巡っては、結構禍根を残す要素が多いようです。

オリコンキャリアのデータでは、20代から40代の男女800人に調査したところ、なんと65.9%もの人が「自分の送別会を開いて欲しくない」と回答したそうです。
そして、退職に時折つきまとう贈答品。
これもですね、しらべぇ編集部が調査した結果だと、なんと約37%が「何もいらない」と回答してるわけですね(11841票中4424票で何も要らないと言う結果)。
「立つ鳥あとを濁さず」
そうは言うんですけど、結局最後に、この送別会を巡ってバトルを繰り広げることになりました。

ドタキャンするしかない会社の近くの夜居酒屋に拘られる辛さ

「大橋さん、送別会いつが良いですか?」
こう聞かれて私は素直に「辞退したい」と言ったわけですよ。
だって早く家に帰ってWEB記事上げたいわけですから。
でもこれがですねぇ、会社のオバちゃんから「送別会やらないとか言ったら係長が許さないと思うよ」って言うから、渋々了承したわけですわ。
その時にこう言ったんです。
「夜飲みはキツイので朝かランチが良いです」って。
でも結局夜に拘られ、予定は無理やり詰め込まれ、一週間前にこう聞かれるわけです。
「大橋さん、送別会の会場どこが良いですか?」
はい。はっきりと言いましたよ。
「ジョナサンで良いです。なんなら吉野家でも構いません。」と。
いや、ほんと、サッと食べてサッと帰りたいですから。
私物持ち込み禁止なSIerで働いてて、業務時間中全く自分のPC触れない中で、居酒屋で飲んでも何ら面白く無いわけです。生産性が・・・無い!!
加えて私の場合、飲み会で割とボッチになりやすい気質なので(それくらい周囲と共通の話題が無い!)、居酒屋飲み会なんて、絶対にNGでした。

でもねぇ、でもですよ。やっぱり最後は会社の近くで夜の居酒屋に指定されるんですよ、これが。で、まぁそれでも2時間で会が終わるなら最悪、我慢しましょう。でもですね、私が休みの時に、おっかないことが起きてたんですわ。

「今日店の予約とりまーす。3時間で取りますので、いけない人は言ってくださーい!」

翌朝、そのメールを見た時に戦慄したわけですわ。
「なんで私が休みの日に飲み会行く行かないの決断を迫るメールがきてんねん!」
つまりメールの内容はですね、その当日にメールを返さなかった人は強制参加になるんです。私休みで返せないよね?
流石に戦慄した私はドタキャンをすることになり、最後の最後で上司と喧嘩をすることになったわけです。
「このタイミングで言うのは違うんじゃ無い?( *`ω´)」
どのタイミングで言えって言うんだ・・・。

送別会・送別品両方辞退で怒られる

こんなこと言うのもなんですが、個人的に日本企業の村社会的集金システムがめっちゃ嫌いです。
「●●さんが辞めるからお金ちょうだい」って回収するアレ。
大手SIerに入るまで、そう言う経験をしたことはありませんでした。まぁそれだけ離職率が高い職場を転々としてたからの衝撃かもしれませんが、いわゆる「断ったら会社居づらくなるよなコレ」的な圧力がありますよね、アレ。
ちなみに私は当の会社在職中で、それを断ったことがあります。
この感覚は会社に頼らずにお金を稼いでみるとわかるのですが、回収される300円さえ会社に頼らず稼ぐのはとても大変なのです。だから少額でも、簡単にはお金出さなかったんですよね。
逆に言うと、自分が辞めるときも貰うの嫌だったわけですよ。絶対いるでしょ?
「あー、お金出さないときっとこの先、居づらくなるよな」って思って出した人。
就業中にも「大橋さん、贈答品は何が良いですか?」って聞かれたから「何もいりません」って答えてたわけですよ。
なので送別会をドタキャンする際、贈答品も合わせて「みんなから回収したお金を返してあげてください」と言ったわけです。
てか、直前に聞こえてたからね。
「どうしよう、何贈ろう?」
「適当なもの買って贈れば良いよ」
って言うオバチャン達の会話がね(苦笑)

残業代を要求した

ちなみにメールで喧嘩した内容をフルで書き出すと4000字はゆうに超えそうな気がするので、メール喧嘩で伝えた内容を要約するとこんな感じです。

1:送別会参加強制なら残業代出してください
2:チームとして送別品を出すなら社費でやってください
3:送別品は買っちゃったとしても要らんので領収書だけください

ざっくり言うとこんな感じ。
「3は何?」って感じですよね。
そう。実は「もう買っちゃったんだから受け取ってくれるよね?」
って感じで返信されました。
「え、要らないって購買担当っぽい人に言ったんですけど」
「そんなの聞いてないよ」
って具合に争って、んでもって上司とは「せめて30分だけでも顔出すのが筋じゃねぇの?」
「いやいや、帰りの(直通)電車の時間が30分に1本しかないですし、そうやって出ろと言うなら私は会社の指揮命令下に入りますので残業代をお願いします。」って感じで、顔と顔でニコニコしながらメールで大喧嘩という展開になりました。

もうね、あんまり細かいこと書けませんけど、いわゆる日本企業の村社会的な贈答システムって、すごく皆んなが不幸になる感じがするんですよね。
いや、だって贈る方は贈られる方の嗜好わからずに贈るでしょ?
金回収される人は心の何処かで「どうせ感謝されるのは直接渡す人だけ」って思ってる。
贈られる方は贈られる方で、欲しいものじゃないもの受け取っても部屋のスペース取るだけなんですよ。
オーストラリアで働いてる人のツイートとか見る限り、あちらでは個人の意思が尊重されるという社会なようです。
本来そうあるべきなんですよ。
9ヶ月働いていたコールセンターで、同僚が個人的にエヴァのアスカのポスター贈ってくれた人とかいましたけど、そういう個人的に贈ってくれるプレゼントの方が嬉しいと思いません?
っていうか、ほんと、休日のランチ送別会とか提案した上であの結果でしたからね。
宴会や付き合いっていうのは、金額が上がれば上がるほど、終わる時間が遅ければ遅いほど、参加のハードルは上がるわけです。
実質賃金が低下しているという昨今、なるべくエコロジーな飲み会を提案したわけですよ。
終身雇用が崩壊し、会社を辞める・辞めさせられるが珍しくなくなった今、飲み会のやり方もアップデートしていかなければならないのではないでしょうか。
一体誰のための送別会なのか(苦笑)
少なくとも、ここまで読んでくださった貴方はメッチャ不満が溜まってるんじゃないかなと思う次第です。
もしそうなら、最後くらいバトルしちゃって良いと思いますよ。その人たちが自分のお客さんとして直接お金くれるならいざ知らずですが。
日本企業よ、飲み会のやり方をアップデートしておくれ。

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