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ケニアで高校生国際会議に参加した話。The RoundSquare International Conference 2023(ラウンドスクエア)

こんにちは、留学7年目17歳ココミです。今回は2023年の10月に初めてケニアに行ったお話です。

ラウンドスクエア?国際会議?

ラウンドスクエア(round square) とは私立学校のネットワークです。
世界50ヶ国200校以上が加盟しています。今回の会議には世界中のラウンドスクエア加盟校がケニアに行き、そこで約1週間の会議に参加しました。今回の会議には世界中の162校もの学校から1000人以上の学生が集まりました。各学校10年生から12年生を約5名派遣します。先生も2人同行してきてくれます。ちなみに主催校と国は毎年違います。2022年9月の会議はイギリス、2023年10月はケニア、そして2024年9月にはコロンビアで開催されます。どこの国でも全て英語で行われます。

ロゴ

5つのIDEALS

 Internationalism 国際理解

 Democracy 民主主義の精神

 Environment 環境問題に対する意識

 Adventure 冒険心

 Leadership リーダーシップ

 Service 奉仕の精神
と5つのモットーを捧げているラウンドスクエア。これに関わるアクティビティーをしたり、見たりしました。

会議のテーマ

今回の会議のテーマは” The new Africa" に関わるディスカッションや文化体験などをしました。

ケニアってどんな国?

アフリカ東部に位置するケニア。赤道直下の国です。人口は5,377万人、公用語は英語、スワヒリ語。もともとイギリスの植民地でした。通貨はケニアンシリング、ドルも使えます。公用語が英語なので言語面では問題なく過ごせます。東アフリカでの経済発展を誇る国みたいです。

ここですケニア

超長旅ケニアへ出発

私の学校はカナダのモントリオール付近にあるので、モントリオールからドバイ(約14時間)そしてドバイからナイロビ(約5時間)トータル1日かけてナイロビに到着しました。そこからプリツアーのマサイマラまでさらに約6時間かけて向かいました。マサイマラについてはまた書きたいと思います。

日本の学校もいた?

はい、3校東京からきてました!ほかの国に留学している日本人の子も数人いました。

1日目:到着日

この日はarrival day で学校について学校を散策してました。ちなみに今回の主催校 Brookhouse International School 今回、人数が多かったので、最近建てられた分校の方と、本校で開催されました。どっちも無茶苦茶綺麗でした。ケニア滞在中毎日転校したいと思ってました笑。天気もカナダとは違って悪い日なくて過ごしやすい気温、そしてご飯もスパイスが効いてて美味しかったです。その日は色々な人とチラチラやっほーとか適当に話したり主催校による、コンサートがありました。その後、寮に向かいました。ルームメイトはアメリカ人の子とアルゼンチン人の子2人の4人部屋でした。(部屋にあんまりいなかったのでそこまで仲良くならなかったです)

学校の外観
ステージにのって歌う


2日目:オープニングセレモニー・開会式

2日目は学校の制服で式に行きます。結構国によって制服が違うのでそれをみるのは面白かったです。カナダの高校の子達はみんな同じ緑のスカートでした笑。ちなみに私はブレザーを学校に忘れて前日にパニクりました。怒られる事覚悟で行ったら、一緒に来ていた子が白い靴下(学校の校則がドクターマーチンに黒/紺靴下がマスト)を履いていてそっちの方が怒られ、私は思ったより怒られずに参加できました。開会式では、主催校からのスピーチ、ステージ、参加校の紹介、ケニアのスポーツ選手、歌手などなどがありました。音楽もガンガンでみんなノリノリでした。その後には学校のピンを交換するpin exchange と言う伝統があるのでそれをして、お友達作ったりしました。その後は主催校に移動してお昼食べてからディスカッショングループに行きます。その後は明日の指示を受けて寮に戻ってからまたお話したりしました。

マスコット
しっかり忘れてます。ネクタイは私の学校が作ったラウンドスクエアネクタイ

Baraza group (ディスカッショングループ)

このグループはこの会議で一番重要で一番時間を共にします。これは何かというと、ランダムに10-15人が集められます。そして主催校から1人リーダーとしてこの会話を進行したりする人がいて、その中で、国際問題をシェアしたりします。印象深かったディスカッションは国政治問題についてのお話だったり、あなたの国はコロナをよく管理できたか、なにが問題だったのかなどなどをお話しました。色々な国の人がいるので、他の国を攻撃したりする発言は暗黙のNGです。みんなが快く話せる環境を作るのも重要だと思いました。

大好きブジュンブラグループ

3日目:アドベンチャーデー

こっからは約350人のグループになって移動します。私たちのグループはアドベンチャーデー@ナイロビ国立公園で始まりました。首都の中にある国立公園では最高規模、そして国立公園といいつつ、サファリの様に至る所にライオンや、シマウマ、キリンなどがいました。その日は大体5時間ぐらいバスに乗って探検をしました。私は同じブラザで仲良くなったオーストラリア人の子とバスに乗って動物を見てました。3日目はなんとキャンプ。国立公園の中でキャンプをするなかなか斬新なことをしました。もちろん安全なところにテントが立てられていて、シャワーもお湯が出ました(屋外シャワーだけど)マサイ族のパフォーマンスを見た後には、またまたディスカッショングループに戻り、文化のお話をしました。そこ後、寝れるか心配だったテントに行ったら、気づいたら夢の中でした。

国立公園エントランス
キリン
マサイ族との一枚

4日目:スピーカーデイとホームステイ

この日は学校に戻り、ケニアでの自然保護をしている方のお話と、ケニアの学生の高校進学をサポートする方達のお話を聞きました。その後はディスカッショングループに戻り、お話の感想などを話して、そこからディスカッショングループ対抗ゲームをしました。私のディスカッショングループはとてもいいグループでみんなが協力して楽しくできましたが、他のところは喧嘩などもあったみたいです。この対抗ゲームがディスカッショングループの絆を一気に深めてくれました。そのあとはホームステイ。学校に通っている家族のおうちに2人1組で伺いました。主催校に通っている小学生女の子2人のお家でした。お父さんが弁護士でお母さんもビジネスをしているお家で。すごい豪邸でした。部屋も一人ずつもらえて、ご飯も一緒に食べたり、UNOをひたすらやりました。(結構燃えた)その後は寝て、次の日に備えました。このホームステイをしたお家の女の子とインスタを交換してたまにメッセージがきます(カワイイ)

5日目:サービスデイ・カルチャーデイ

これが私のケニアの旅で一番衝撃的で、一生忘れない日になりました。
この日はローカルの学校にキッチンを改造しに行く日でした。あまりなんの感情を持たずに学校に向かいました。ケニアの教育は全て英語で行われるので、子ども達とも問題なくお話できます。そこで気づいた貧困格差。主催校はアフリカ1を争う名門校、そしてそこに通う子ども達を見ていたら、本当のケニアの姿を見てるわけじゃなく、富裕層しか見れていなかった現実。ローカルの学校があるのはスラム街の近く。みんな危険な道を20分以上歩いて学校へ来ています。体にはきっと虐待でできたであろう傷、そして聞き回る携帯番号。学校に行く前に、主催校の方が携帯番号を聞かれても絶対に言わない様にと忠告されました。子ども達が携帯番号を知りたい理由は助けをケニア外に求めたいから。国から出た時に助けが欲しいから。ほんとに電話がかかってくることはないと思いますが、安全面から電話番号は渡すなと言われました。この日、上に立てられた綺麗なお家をみて一人の男の子があれは5スターの家だよと指をさして言いました。僕の家は0スターだから将来お金持ちになって5スターの家に住むのが僕の夢。って言っていたのがケニアの現状なんだと改めて気づきました。最後にはキッチンをお披露目し、その後、木を植えて学校をあとにしました。
この日の夜はラウンドスクエアの目玉と言ってもいいイベントがありました。それはカルチャーパフォーマンスです。ステージで国を代表して立候補した学校がパフォーマンスをしてくれます。各国のダンスだったり、歌などなど色々ありました。日本からはソーラン節を踊っていたり、アルゼンチンからはみんなでサッカーのユニフォームを着て踊っていたり、インドの民族ダンス的なのも数個ありました。その後は寮に帰って爆睡です。

ダンスパフォーマンス
現地校でセメント運びました。Tシャツは支給されたもの

6日目:閉会式

閉会式前に、また学校へ移動し、最後のディスカッショングループをして、寮に移動し、準備をして式会場に移りました。式は6時間ぐらいあって、他の人と話したり、主催校のパフォーマンスをみたり、私はホストシスターに再会してお話したりしました。この日の目玉はケニアの有名歌手の方が来てくださりました。(ごめんなさい、全く名前がわからない。。)この日の為にダンスを覚えたのでみんなノリノリで踊りました。なかなか寂しい感じの中、式が終わり、寮に移動して、荷造りを始めました。

マスコットと仲良くなった子達との一枚

7日目:また超長旅カナダへ

最終日に空港に行くまで時間があったので、学校で朝ごはんを食べて、他の学校の人(ほとんどの人)はナイロビ市内に行っていたんですけど、私の学校はなんもしてくれなかったので本を読もうと思ったら寝落ちして机で3時間爆睡してました。起きたら作業員のお兄さんにお金くれアピールされましたが、なかったのですごい勢いで謝って主催校にさよならしました。友達もみんなドバイでの乗り換えだったのでみんなでピザを食べて、ドバイに向かう飛行機に乗りました。乗り換えのドバイでむっちゃ高い確か20ドル(盛ってる)ぐらいのパンダエクスプレスで心を癒しました。(お父さんごめん)

激高パンダエクスプレス

正直疲れた


もうこの時には体も心もヘトヘトでした。会議の前にもサファリツアーをしたのでトータルケニア11日目だったと思います。サファリツアーの時はなかなか贅沢な暮らしをしてたのですが、会議中の寮がなかなかでした。まず会議中にお湯でお風呂に2回ぐらいしか入れなくて、他は冷水でした(辛)他にも夜は帰宅が大体11時ぐらいで朝は8時には出発だったので、睡眠は多くて6時間とか。それでも周りがうるさくて寝れないとか色々トラブルはありました。正直、寮に3泊、外泊3泊ぐらいだったのでそこまで悪くないと。。。毎日いろんな人と話してると色々疲れてくるので一人の時間がなかったのも大変だったー!あと一番大変だったのは学校から派遣された人と全く仲良くなくて、しかもみんな一個上だったのも大変でした。みんな優しくしてくれたんですけど、女の子達とあまり馴染めなくて色々ムカついてました笑けどケニアで出会った子達とは今でも連絡とってるので一生の思い出です!

寮はこんな感じ、トイレシャワーは大体20人と共用

帰ってきて

帰ってきたのが土曜日の朝で帰ってきてから17時間寝ました!やったー!時差ぼけもなくすぐ学校に参加したら、課題の山。部活にも参加しないでひたすら机に向かってました。そんなこんなで楽しい経験でした!ラウンドスクエア最高!ケニア最高!でした。

また次のブログでお会いしましょう:)




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