蛤浜というフィールドで生きること［TOHOKU PRO BONO PROJECT 2019］

2019年10月22日 23:53

今期、東北プロボノプロジェクトに参画しています。東北の起業家と東京のメンバーをマッチングして、起業家と一緒にプロジェクトを進行させていく、という新たな試み。

今回私はこのうちのお一人、「一般社団法人はまのね」の亀山貴一さんのところへ参加しています。こちらのPJが始動しまして、週末にさっそく蛤浜（宮城県石巻市の牡鹿半島の根元にあります）にお邪魔してきましたのでその様子をシェアしたいと思います。（今回は、プロジェクトのテーマ設定のための視察と顔合わせという感じ）

少しでも東京から蛤浜に興味を持っていただける方が増えれば嬉しいなぁ…

前段で少し、はまぐり堂について。はまぐり堂は、東北のカフェ好きだったら一度は聴いたことがあるでしょう、という人気のカフェ。現在はランチは完全予約制、土日月だけオープンしています。蛤浜の暮らしを垣間見れる落ち着いた素敵な空間です。蛤浜でのマリンアクティビティなどもできますよ！

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仙台駅から車ではまのねへ。約１時間の道のり（電車より早い…）。
コーディネーターさんのイントロダクションを受けながら、初めての蛤浜へ期待が高まります。

到着して亀山さんと初対面。
以前登壇されていてお話をお聞きしたことはあったけれど、直接お会いするのは初めて。
でもその時の印象と変わらない、とても心優しく、相手を慮れる方。
東北人のこういう人柄はいつも、美しいと思う瞬間。

雨降りしきる中、海ではふだん穏やかであろう波が白波を立てて防潮堤に打ち付けていました。「海は毎日表情が変わるから面白い」と亀山さんもおっしゃっていましたね。震災や先日の台風を乗り越えてこそ出てくるそのことばが胸に沁みます。

メンバーや後援の仙台市役所メンバーの自己紹介などを終え、みなさんお楽しみのはまぐり堂でのランチ。

てまひまかかった料理であることは、想像に難くない。
ひとつひとつに想いを寄せる丁寧な浜の暮らしは、ここにある。

メニューにも食材への愛とマインドが溢れていて…。

そしてこの空気感。空間の使い方、置いてある家具、小物。すべてがこのはまぐり堂の世界観を構成しています。

縁側のロッキングチェアに座ると、雨音が近くに感じられ、ずっとここにいたくなるような不思議な時間の流れを感じます。

さてゆったりと食後のデザート、お茶をいただいて幸福感満たされたところで、いよいよがっつりと亀山さんからの事業紹介。

「豊かな浜の暮らしを未来へつなぐ」という想いを伺いながら、今までの取り組みの豊富さと、それぞれの事業の課題などを共有していただきました。
東北の太平洋側って釜石とかもそうですが海沿いでも山が近くて、それは蛤浜も同じで、山の取り組みについても鹿だったり林だったりたくさん要素があって、浜＝海ではないことを改めて感じました。

やっと、雨が上がったかな？というところで夕方から外にでて、看板代わりのツリーハウスや、杉の木の管理状況、鹿への罠仕掛けのやり方などを見せていただき。

その後渡波のゲストハウスActive Life -YADO-さんに移動し、メンバーが持ち寄ったとれたての海の幸とジビエ（鹿肉、猪肉）をいただきましたー！
はまぐりから独立されたダルさん、宮城さんたちのお話を伺い、また同日いらっしゃっていた他グループの方とも意見交換をし、蛤浜への理解を深める良き時間を過ごしました。

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翌朝は、前日とはうって変わって穏やかな海にでてカゴ漁を体験。