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関西の推しメーカー。技術と人と社是を大切にする村田製作所

関西にはたくさんの素晴らしいメーカーがある。その中でも随一の推しメーカーが村田製作所(むらたせいさくしょ)だ。

2016年6月に、コンサルから転職してかれこれ7年。社員として過ごしているが、ムラタを悪くいう人に出会うことはめったにない。コンデンサなどの電子部品のシェアの高さ、ムラタセイサクくんやチアリーディング部の可愛さもあるが、とくに推しなポイントを3つだけ紹介したい。

推しポイントその1 技術を大切にするムラタ

ムラタのロゴをみたことがある人は、『R』だけ大きいことに気がつく。

ムラタのRは、ResearchのR。

Researchとは「a detailed study of a subject, especially in order to discover (new) information or reach a (new) understanding」。つまり「新しい情報や理解に到達するための研究」が、会社の(ほぼほぼ)センターに位置づけられているのだ。

ムラタの現社長の中島さんも、もともとはエンジニア。当時世界No.1のスマートフォンメーカーの技術開発トップとの会食で、手書きでだした設計図から新商品が誕生したエピソードは、ムラタらしさがにじみ出てます


推しポイントその2 ひとを大切にするムラタ

就職先、転職先、投資先?を選ぶとき、決め手の一つとなるのは『ひと』。じぶんとどれだけ共通点があり、どんな違いがあるのか。その重なりと余白の大きさの両方が、ひとの魅力になります。

仕事がひとをつくるからか、電子部品をなりわいにするムラタ社員には以下のような共通点があるように感じています。

  1. 謙虚で誠実:電子部品企業だからこそ、顧客であるスマホメーカー、EVメーカーがいなければ価値を社会に届けられない

  2. 地道な努力ができる:日々の小さな創意工夫の積み重ねがなければ技術もノウハウも進化しない

  3. 新しいもの好き:最先端の技術にふれる機会が多い会社を選んでいるだけあって、新しいものへのアンテナがたってる人が多い

くわえて、ムラタには『三層ポートフォリオ』という分類があり、それぞれの層ごとに、個性が別れているのも特徴的。

ムラタの3層ポートフォリオ

1層目のコンポーネントでは、ムラタを支える事業を守っている人たちが活躍しており、組織的に確実に成果を出す、協調性のある人が多い!(たまにオラオラ系もいる!)
2層目のデバイスは、顧客企業の要望にスピード対応するため、フットワークが軽く、話し上手な人がたくさんいるイメージ!(イケイケ!)
そして3層目は、これからのムラタの新たなビジネスに挑戦しているところで、バックグラウンドの違う人たちが集っており、一番多様性がある!(いい意味でぐちゃぐちゃ!)

わたしみたいなハミダシ人材も(快く?)引き受けて、いっしょに働かせてもらえてるだけで、いいひとたちしかいないのは間違いない!(転職早々フロアで夕方になると持参したおにぎりをたべはじめ、他の部署の人からも「あのおにぎりのひと。。」と怖れられた?にも関わらず)


推しポイントその3 社是を大切にするムラタ

最後の推しポイントは、ムラタの社是(しゃぜ)。

ムラタの社是

ムラタでは1954年に創業者がつくった社是がいまも力強く根付いている。推しポイントその1の『技術』は、社是のしょっぱなに出てくるし、その2の『ひと』も「協力者の共栄」と「これをよろこび感謝する人びと」で表現されている。(「信用の蓄積」もひとの良さのひとつだろう)

社是の中でも、とくにだいじにしていることのひとつがこちら。

独自の製品を供給して文化の発展に貢献し

村田製作所 社是より

これは創業者 村田昭(あきら)さんが家業を手伝い始めたころに、新規の飛び込み販売をしたことについて、父親からもらったアドバイス(というかお叱り?)から生まれたもの、と聞いています。

「もし同業者とかち合ったらどうする。同業者よりも安くしないと注文はくれない。そうして無理をして注文を取れば同業者も困るし、自分たちも儲からんではないか」

Murata Value Report 2019 ムラタのDNA

「同業者が困る」という周囲への気遣いの視点をもって『独自の製品』にこだわる村田製作所。「競合に勝つには!」とか「No1になるには!」とかではなく、もっと先のことに目を向けて、より広い世界をみている懐の深さ。

これからムラタのつくる『部品』はどんなものにかわっていくのか。

推しの会社で一員として働けるのは、本当に恵まれている。
これからも推しの成長を間近に見届けつつ、微力ながら発展に貢献したい。

最後にムラタのあるある

採用ページにあるあるネタがのってたので、最後に紹介。
たしかにこれはあるあるです笑