君だけが知ってる

ねえ誰よりも
手にしたいと思っているのはほんとだよ
誰よりもそばにいたいと
思っているのは嘘じゃないよ

疑って慰めて
傷をつけ合って安心しているの
悲しいねだけど温かいね
君の手にしたいものは
君だけが知ってる

かすれた声で歌うから聞いていて
不器用な僕らはいつも迷ってばかりだ
「強くなりたい」と幾度となく願っても
傷跡ばかり増えてくだけ

だって僕たちは何にもなれないのに
僕たちは僕たちであることしか許されていないのに
揺るぎない僕を作るために誰かになろうとしているんだ
そんなのおかしくて笑えちゃうよ

君の行く先は
君だけが知ってる

君の手にしたいものは
君だけが知ってる

君だけが知ってる

涙溢れた君の姿
隣にいて、ほしいと思う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?