シティーコーラル

履き古した靴は捨てて
新しいスカートを買おうか
はじめて知った手の温度と
ゆっくり進む二人の歩幅

曖昧で秘密の匂いに満ちた
昼下がりの街角で
小さな奇跡の詰まった時間に
二人でおいかけっこ

たったひとりを待って
咲き誇る花のような
あなたの手に触れたいから
わたし背伸びをして笑った
たったひとりを照らすため
輝くような星になりたい

消えない痛みは今はもう
ひとりで抱え込まなくていいの
二人で乗り込んだ電車の
行く先はわからなくてもいいの

不透明にゆらめいた光に満ちた
夜の街、歩きながら
この先のことなんて予測もつかない
だけど、ここにいるよ

たったひとりを待って
咲き誇る花のように
選んでくれたあなたには
甘い夢を見せてあげたい
たったひとりを照らすため
輝くような星になりたい

しあわせは二人でつくるもの
今日も世界がすきだったと
ゆっくり目を閉じて
1日を終わらせたい
明日もそうだといいなあ

たったひとりを待って
咲き誇る花のような
あなたの手に触れたいから
わたし背伸びをして笑った
たったひとりを照らすため
輝くような星になりたい

星になりたい

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