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どうする?定年退職時の住宅ローン残債

みなさん、こんにちは
ファイナンシャルプランナーの
肥田木義信です。

「もうすぐ定年を迎えます。
 退職金で住宅ローンは
 完済した方がいいでしょうか?」
よくあるご質問です。

国土交通省の令和3年度のデータでは
マイホームを最初に購入する年代は
30代・40代が7割程度を占めます。

ローン期間を35年とすると
完済年齢が70代となる方も
少なくありません。

そこで今回は、定年退職に向けた
住宅ローンの対処法について
お話をしていきたいと思います。


まずは住宅ローンの内容と状況を確認


現在借りているローンの内容を
再確認してみましょう。

・金利
・返済額
・残りの返済年数
・現在の残債
・定年退職時の残債

ここで、検討したいのが
ローンの借り換えです。

但し、ローンの借り換えには、
諸費用がかかります。

例え金利が低くなっても、
トータルの返済金額が多くなっては
本末転倒です。

借換効果が期待できる一つの目安は、
・残債が1000万円以上
・残りの返済期間が10年以上
です。

しっかりシミュレーションして
検討しましょう。


次にライフプラン・シミュレーションをしてみましょう


次に、
現在の保有資産と今後見込める収入
そして、今後必要となお金を
シミュレーションしてましょう。

定年退職時の金融資産が、
住宅ローンの残債を上回っている場合は、

退職金で住宅ローンを完済する事も
一つの選択となります。

しかし、定年退職時の金融資産が
住宅ローンの残債を下回っている場合は

定年退職後の住宅ローンの返済自体が
きつくなる可能性もあります。

いづれにしても、
ライフプラン・シミュレーションが
今後の対策のスタートなります。


退職金で住宅ローンの完済はした方がいいのか?


定年退職時の金融資産が
住宅ローンの残債を大きく上回っており、

老後の生活資金にもかなりゆとりがあれば
完済もいいとは思います。

しかし、住宅ローンには、
団体信用生命保険が
付帯している事も考慮すると、

退職金で住宅ローンを完済ぜずに、
万が一に備えて現金は手元に
置いておくことをお勧めします。

老後は新たに収入を増やす事も
お金を借りる事も難しくなります。

まとまったお金のキャッシュアウトは
回避するプランの方が賢明だと思います。


定年退職後の住宅ローン対処方法は?


定年退職後の住宅ローンの対処方法
としてシンプルな方法は
以下の3つになります。
①退職金で完済
②そのままローン返済
③住宅を売却

住環境で考えると
①②はそのまま住み続ける。
③は転居
となります。

気を付けなければいけないのが、
③住宅を売却
を選択する場合のタイミングです。

年齢を重ねれば重ねるほど、
住環境の変化は身体への負担が
大きくなります。

又、住宅を売却後、
賃貸に住み替えようとしても

定年退職後の賃貸は
公団以外は借りにくくなります。


大切な事は、早め早めの事前準備です。

ライフプラン・シミュレーションをして
定年退職する前に、老後の方向性を検討して
事前準備をしておきましょう。


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それでは、今回も最後まで読んで頂いてありがとうございます。
引続きどうぞ宜しくお願い致します。










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