Compassion-focused therapies for self-esteem: A systematic review and meta-analysis

抄録
目的:思いやりに焦点を当てた療法(CFT)と思いやりに基づいた介入が自尊心の改善に有効かどうかを明らかにする。

方法。データベース(CINAHL、MEDLINE、PsycINFO)とOpenGreyの文献を検索した。また、専門家に連絡を取り、参考文献リストの検索と論文の引用を行った。資格を得るためには、思いやりに基づいた介入を含み、変数またはアウトカムとして「自尊心」に言及している論文でなければならなかった。論文はMixed Methods Appraisal Toolを用いて質の評価を行った。データはランダム効果メタアナリシスモデルを用いて分析され、感度分析は研究の質に関連して実施された。

結果。対象となる論文は 10 本であった。8件の研究のデータをグループ内で分析した結果、全体的な効果の大きさは中程度で有意であった(g = 0.56、95%CI [0.19-0.93], z = 3.54、p < 0.001)。

結論。思いやりに焦点を当てた療法または思いやりに基づく介入は自尊心の改善に有効である可能性がある。しかし、研究間の臨床的・方法論的な不均一性が大きく、結論を出すのが難しい。

実践者のポイント CFT/思いやりに基づいた介入は自尊心の改善に有効であるように見える。自尊心の低い人や思いやりに焦点を当てた治療などの診断を経た概念は、精神的な健康をサポートする上で考慮されるべきである。

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