Delivering tele-chairwork: A qualitative survey of expert therapists

抄録
目的。近年,遠隔治療の提供が大幅かつ急速に増加している。空席での対話やロールプレイなどのチェアワークは、多くの心理療法的アプローチで利用されている治療的介入の「一般的な」カテゴリーである。しかし、遠隔療法におけるチェアワークを促進するためのガイドラインは、現在のところ不足している。本研究の目的は、インターネットを利用した心理療法において、どのようにしてチェアワークを提供するのが最善であるかについて、専門家を調査することである。方法。認知行動療法、思いやりに焦点を当てた療法、感情に焦点を当てた療法、サイコドラマ、スキーマ療法、音声対話など、さまざまな治療背景を持つ専門家41名が参加した。参加者は、テレ・チェアワークの実施についての簡単なアンケート調査に記入した。回答はテーマ別分析を用いて分析された。結果。5つのテーマが特定された。(i) 意見が分かれていること、(ii) セラピーと家庭との融合、(iii) 断絶と深化、(iv) 現実的な障害と利点、(v) チェアワークの見直しと再検討。全体的な結果は、チェアワークは遠隔療法にうまく組み入れることができるが、適応と特別な配慮が必要であることを示している。考察。課題はあるものの、遠隔チェアワークは心理療法的介入の実現可能な方法であるように思われる。テレ・チェアワークを開始し、促進し、結論を出すための予備的なガイドラインが、今後の研究の方向性とともに提示されている。

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