菊花賞
あメジロライアンも同じ新幹線に乗っての移動で、車内では席を交換して学生同士で座らせた方が気が楽だろうとメジロライアンのトレーナーと相談していたら互いに腕を掴まれて予約していた自席に連れていかれた。勝負服 トウカイテイオー コスプレ衣装
ホテルでは同室を希望されたが下心が丸見えだった。普通こういうのは男側の意見のはずだが、もちろん俺は無視して外泊の選択をして1人で宿泊させようとしたら慌てて引き止められた。
朝になるとベッドとか抜け出してカーテンを開けると分かってはいたが空は灰色に染まり雨が降っていた。昨日までは晴れていたけど、残念ながら日が変わる頃には雨がまばらに降ってきていたのを覚えている。
「今日のレースに影響でなければいいけど…」
ルドルフのトレーナー時代からレース前日になるとどうしても不安を抱えて無駄に悩んでしまう悪い癖を自覚している。マックイーンのデビュー戦も復帰後のレースもどうしても怪我が怖かった。
「トレーナーさーん。起きていますかー?」
扉の向こうからノックと共に俺を呼ぶ声がした。
どうやらマックイーンも起きたみたいだ。
「おはよう」
「おはようござい…」
「なんだよ、どうした?」
なんで頬染めた、言え!勝負服 タイキシャトル コスプレ衣装
「い、いえ…その、そんなに睨まないでくださいまし。もしかして今起きたばかりでしょうか?」
「まぁ起きて2、3分だけど」
「寝起きの機嫌悪そうなお顔を拝見させて頂き胸がドキドキしましたわ!」
「……」
「……」
「……」
「あ、あの、トレーナーさん?いつもの冷たいツッコミは…」
「はぁ…心配するだけ損だったな」
「っ!?な、なんの話ですの!心配って何かありましたの!?というか今損って言いませんでしたか!?」
「さっさと準備済ませたらホテルの朝食食いに行くぞ」
「トレーナーさん!いったいどのような心配していたのか気になるのですが!?トレーナーさん!」
俺の心配は取り敢えず無駄に抱えすぎなのかもしれない。眠気覚ましにシャワーを浴びてから着替えを済ますと、マックイーンが不機嫌そうに部屋の前で待っていたのだった。
場所を変えて京都競バ場。勝負服 ダイワスカーレット コスプレ衣装
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