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トルドー政権のインターネット検閲法案がカナダ上院で最終審議へ

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オタワ(LifeSiteNews) - ジャスティン・トルドー首相が提唱するインターネット検閲法案C-11は、火曜日にカナダ上院の第二読会を通過し、法制化へ一歩近づいた。

カナダの上院議員は49対19の投票で、業界の専門家から「人間のコミュニケーションに対する権力の掌握」と呼ばれているこの物議を醸す法案を推進することを決定した。

この法案は、「放送法を改正し、他の法律に関連および付随する修正を加えるための法律」と題され、今後、第3読会、最終読会に進む。

法案に反対票を投じた保守派の議員たちは、法案の第2読会通過を非難した。

もう一人の保守党議員、デニース・バターズ氏は、トルドー氏が任命した2人の議員だけが法案に反対票を投じたことに言及した。

オタワ大学の法学部教授で、インターネットと電子商取引法のカナダ研究議長を務めるマイケル・ガイスト博士は、現在の「大きな問題」は 「上院運輸通信常任委員会での公聴会終了後に法案がどのようになるのか 」だという。

また、ガイスト氏は昨日、この法案が上院の委員会で検討されていることを指摘し、「最終的には修正案を支持する可能性を検討することになる 」と述べた。

同氏は以前、この法案について、政府の放送規制機関であるカナダ放送通信委員会(CRTC)が、番組の良し悪しを判断する上で「事実上無制限の範囲」を認めるものだと非難していた。

今年に入ってから、CRTCの前代表であるティモシー・デントン氏は、この法案は敬遠されるべきであると述べている。

批評家たちは、法案C-11がYouTubeの動画を分類するため、オンラインでの言論の自由を抑圧することになると長い間警告してきた。そのほとんどは、コンテンツ制作者が作ったもので、CRTCの下で規制の対象となる。

法案C-11は、もう一つの懸案である法案C-18と一緒になって、連邦政府によって与えられた特別な指定に基づいて選択されたメディアアウトレットを促進するために、ビッグテック企業に強制することによってインターネットを規制しようとするものである。

大手ハイテク企業のYouTubeとAppleでさえ、検閲の歴史があるため、最近、カナダの上院に法案の通過を引き延ばすように要請した。

法案C-11は、同様に公式野党であるカナダ保守党によって、潜在的に強権的な規制によって言論の自由を政府がさらに管理することを可能にする扉を開くものとして非難されている。

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