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長男との旅-3月31日

この日は基本的に移動日

朝、ホテルのチェックアウト時に、フロント近くにあった日本のコンビニを見た長男。
「カナダのコンビニは糞だ」
との発言も。

前の日の夜、スーパーには出かけたものの、その先にあるコンビニには疲れて行く気にならなかったので、ホテルのフロントにあるコンビニが初のコンビニ。

品揃えやデザートの質などを考えても、日本のコンビニは最強で、よく日本を始めて訪れた外国人が
「日本のコンビニで買えるおにぎりやデザートでも最強」
という発言

実際には長男はコンビニでは購入していませんでしたが、見ただけで
「日本のコンビニスゲー」
と朝からビデオを回していました。

ホテルから成田空港へ戻り、バスで東京駅へ

バスの窓から見える風景ひとつひとつも目新しい長男

ビデオを撮ったり、写真を撮ったり。
何でもない風景が、初めてその地を訪れる者にとっては記念すべき景色であることを改めて感じました。


私自身実に12年ぶりの日本
丸の内口の東京駅はドラマなどでも目にするものの、八重洲口さえも新鮮に見えました。
ザ都会
そんな雰囲気を長男も感じ、圧倒されている感じでもありました。

また東京駅の中にある、様々なスイーツや食べ物を売っているお店の前を通る時も、ビデオを撮ったり、写真を撮ったりと、カナダとの違いのすべてを記録したいらしく、何でも興味をもったものに携帯をもって近づいていました。

長男にとっての念願でもある初の新幹線

綺麗に富士山を見ることも出来ました。
小田原や静岡で見る事が出来た海については、残念ながらビデオや写真に収めようと必死でしたが、トンネルや建物の多さに上手く撮れずに悔しがっているのも印象的でした。
スピードが出ているにも関わらず、揺れが少ない新幹線。
カルガリーにはC-Trainというローカルの列車があるのですが、揺れの違いにも驚いていました。
飛ぶように流れる景色。
その全てが今まで見た事の無い景色なので、一瞬たりとも見逃すまいと窓から見える景色にくぎ付けになっていました。

私が子供の頃、電車にのってお出かけとなると、窓の方を向いて外の景色を食い入るように見ていた。
そんな姿を思い出すようでした。


お弁当屋で何を選んだら良いのか分からなかった長男。
結局かなりの時間をかけて信州名物の山賊焼き弁当に。
そのおかげで東京駅からの新幹線にギリギリに乗ることが出来たということも。本来は自分達が乗る新幹線の写真も撮りたかったのですがね。

東京駅で購入した駅弁
時差ぼけと睡眠不足、長男がはぐれてしまったら…の緊張感からか、新幹線の中で乗り物酔いをしてしまった私。
結局、新幹線の中でお弁当を食べるきっかけを失ったしまったことから、名古屋駅に到着したあと、駅のホームでお弁当を食べるという珍事件に。
それでも、悩みに悩んで山賊焼きにした長男は、その美味しさに唸っていました。
冷めても美味しい味付けがされている日本のお弁当。その実力に圧倒されている長男でしたね。

ホテルにチェックインをした後、御朱印帳やその他の物を購入してから名古屋城へ

地下鉄を利用しても良かったのですが、思わぬ発見などは徒歩の方が確立が高いことから、そのまま徒歩で名古屋城へ

ホテルとは反対側の名古屋駅を出たところに、F1が。
数年前の機種とは言え、こんな物が見れるとは。
丁度翌週の週末に鈴鹿で日本GPがある為でしょうね。
こんな、テレビでしか見る機会のないF1マシンを間近で見る事が出来るのも日本ならではかもしれません。
勝手に柵の中に入るひともおらず、皆行儀よく見ている。
これもまた日本の印象的な風景に、長男の目には写ったかもしれません。

名古屋城方面に向けて歩いていると、商店街に。
カナダには無い、商店街。
そんな商店街の中に神社やお寺が当たり前にある風景。

どれだけの歴史か分かりませんが、歴史ある建物と新しい建物と。
これもまた、日本らしい風景の一つかもしれませんね。

この商店街二つ目の神社では、脇に桜が咲いていました。

「さくらも見てみたい。」
日本の旅行の直前に長男が言っていた言葉。

当初は、我々が日本に到着する日が、東京や名古屋の満開日予報でしたが、日に日に遅れが生じ、まだこの時は名古屋では3分咲き位ではありましたが、綺麗な桜を見ることもできました。

私自身、1996年に見た桜が最後で、1997年にカナダに渡った時は、桜の時期には早い時期でしたので、久しぶりの桜をみて、改めて日本の桜の美しさは、日本人そのものを表しているような気がしました。

名古屋城までの道のりで見るこんな景色も、長男にとっては新鮮であり、歴史を感じるものに写ったようです。
カナダは、156年の歴史しかないことを考えると、日本のちょっとした古い時代の痕跡さえも記憶に残したい物のようです。

名古屋城へ向かうお濠に咲いていた桜
まだまだ満開には程遠い咲き方でしたが、満開になった時には凄い見ごたえのある桜になるのでしょうね。

私自身も初めて訪れた名古屋城
武士、侍、忍者
アニメやドラマ、映画などでしか見た事が無い世界の話。
しかし、実際に今でもそのお城が現存するということ、その大きさが豪邸などと比べ物にならないことに長男の驚きは隠し切れませんでした。
これが基本的に木造建築であること。
地震大国日本に何年も耐え続けて残っていること。
目に見えない歴史という時間の流れと、目に見えるその大きさと。
終始圧倒されていました。

また、日本の湿度にも圧倒され、常に体はオーバーヒート状態。
半そでで歩き、汗をかいている2人。
周りはダウンを着ているという状況にも、長男の理解は追いつかず、頭を抱えていることもありました。

名古屋城の手前にあった神社の境内の桜
ものによっては、ほぼ満開でもありました。
さくらをバックに、ビデオを撮る長男。
「開花と満開予報が遅れたから、あまり良い桜が見れないかもしれないよ。」
カナダ出発前にそんなことを長男に伝えておいたのですが、場所や木によってはほぼ満開の桜を見る事が出来ました。
そういう意味では、当初の満開予報の通りの状況だったら、ピークを過ぎた桜しか見る事が出来なかったかもしれないのですが、開花が遅れてくれたことで、各地で様々な状況で桜を見る事が出来、とってもタイミング的には良かったのかもしれません。


散々歩いたあと、一旦ホテルに戻り、その後この店へ。

初の外食
食べ物だけではなく、飲み物にも色々と種類があり、カナダの、コーラ、ジンジャーエール、スプライト、オレンジジュースなどしかない飲み物に比べて、飲み物さえも頼む楽しさ、どんなものが出て来るかの期待感などを満喫した長男でした。
長男の撮った写真には、全ての食べ物が写っていましたし、飲み物さえも全て写真に納まっていました。
それだけでなく、ビデオに食べ物の感想を述べたりと、初めての日本でのそれぞれ初めての体験全てを残したいのでしょうね。

加えてビデオの数々。
カナダ帰国後、長男の携帯から全ての動画と写真をダウンロードして保管するのに2日間もかかりました。これだけ詳細に写真やらビデオを撮っていたら、そうなりますよね。

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