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カード依存の弊害?

元日早々能登半島で地震が起き、翌日、羽田で飛行機事故と、正月気分が一挙に吹き飛んだ2024年。
少し落ち着いたら早1月も残り1週間!
何だかんだで今年も「あっ」と言う間に過ぎそうです。

さて今回は、
海外で通訳として働いている大学時代の同級生が一時帰国をし、「久しぶりなので会おう!」ということになって、超ミニ同窓会?で会食したときのお話。

メンバーは、一時帰国の同級生と日本在住の同級生、そして今回の宴をセッティングしてくれた後輩の4人。
同級生は二人ともシングルマザー。それぞれ2人の子供を成人させた立派なお母さん。
ただ、二人ともアスペルガーのお子様を一人抱えています。

どのような話の流れかは失念しましたが、クレジットカードの普及で、計算の出来ない子供が増えたという話題になりました。

日本在住の同級生が、
「コンビニで864円の支払いに、1000円札と10円玉6枚、1円玉4枚を渡すと店員が固まるのよ」
自分「え、それ日本人?」
日本在住の同級生「うん、日本人」
「外国人の店員のほうがシッカリしてる。キチンとお釣りくれるもの」

すると海外在住の同級生が
「ヨーロッパでそれをすると、最初からコイン返してくるわ。みんなカードやから、殆ど計算出来ないんじゃないかなぁ」

海外の事情は別として、日本でも計算の出来ない?対処の出来ない人が増えているという。

さらに海外在住の同級生、
子供が欲しいものをねだったとき、
「お金が無いから」と言って諦めさせようとしたところ、
「ペイペイで払えばいいじゃない」と子供。
「もうお金が入ってないのよ」と母親。
「じゃあ、銀行に行ってお金を出して買えば良いのよ」と子供。

お分かりいただけたでしょうか?
その子供は、カードがあれば買い物は問題ないという認識なのです。
つまり、計算する機会は全く無し!
(いやいや、それ以上にお金は勝手に出てくる感覚も問題なのだが・・・。)

支払が殆どカード決済で済まされる昨今、こうなることは予測出来たハズ。
それなのに国はキャッシュレスを推奨し、いずれ現金でのやり取りを無くす方向だと伝え聞く。

カード利用を全否定するつもりはないが、子供の頃、お使いで釣銭の計算を鍛えられた世代にとっては、
『今の子供たちは大丈夫なのか?』と心配になってしまう。
子供にはカードの利用をさせないように、いや、見せないようにしたほうが良いのではないだろうか。

戦後の昭和二桁生まれの自分は、カードで買い物が好きではない。カードは持っているが、殆ど使わず、最後の切り札的存在で使っている。
例えば、完全に手許不如意で足りない時の救世主的存在。
ゆえに、ポイントは一向に貯まらず、いつの間にかポイントは期限切れ。
誰かが代わりに払ってくれるなら、限度額一杯迄使うんだけど、まあ無理やね。

そうそう、ポイントで面白い話を思い出しました。
大型自動車販売を手掛ける友人の営業マンから聞いた話。

その友人が、得意先が所有するバスを全車入れ替えるという大商談を成立させた。

得意先さん「これ、カードで支払い出来るかな?」
友人「え、振込じゃなくて?」
得意先さん「だってカードで払ったらポイント溜まるやん!」

バス1台でも凄い値段!総入れ替えとなると最低でも10台?ポイントだけで数年遊べそう。
因みに、カードで払えたかどうかは知りません。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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