音がなった

何かが変わると、見えてくるものがある。

何かが変わると、見えなくなるものもある。

何かが変わって、意識するようになるものがあれば、意識外に追いやる物も出てくる。

何かによって得られるものもあれば、失うものだってあるだろう。

とにかく何かが変わったのだ。パタッという音を立てて、切り替わった。

その感覚というか、意識というか、そういうものが切り替わる瞬間を体感するなんてことはなかなかないけれど、それを明確にオンタイムで認識する瞬間というものは、言葉では表現し辛い程度には、驚きと新鮮さを伴う。

後々、自らの過去を振り返ったときに「ああ、そういえばあの時あの瞬間が、きっかけだったんだな」ではなく、「ああ、今、切り替わったな」である。

このようなことは、そう何度も体験できるものではないはずだが、あとあと気づくよりも遥かに有意義であろうし、気づいてしまったからには、それを意識して動くべきでもある。知らず知らずのうちにと比べれば、いわばボーナスタイムなわけだ。

何を得て、何を遺すのか。

自分に問う。


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