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1番嫌いだった人が、1番尊敬する人に変わった話

実家で、色んな時代の私の手帳と日記が沢山出てきました。
結構捨てたはずなんですけどね~。
昔からよく悩む性格なのか、書きながら思考を整理するタイプなのか?

まぁ、これだけあるってことは、「書くこと」「記録すること」は嫌いではなかったのかもしれません。


けど、日記を思いつきで書き始めては、ほぼ前半で終了するという、何とも勿体ない使い方のノートばっかりですけどね。

そんな日記の中から今日は、営業時代に初めは大嫌いだったМ店長の話を書こうと思います。

М店長は、とても面白い人です。
ただ怒ると、とても怖く、感情的にキレる事もよくありました。
松岡修造ばりの熱さもある人です。

そんなМ店長のことを、新入社員の時は、理不尽によく怒られたし、本当に傷ついたし、大嫌いでした。

ただ、М店長のこと嫌いや!辞める!と直接言った日くらいから、段々仲良くなっていきましたね。

沢山の学びがありました。

М店長は、一言でいうと仕事が出来ます!
でも、仕事だけの人間ではなく、誰よりも早くに帰ります。
思っきり遊ぶ!全力で遊ぶタイプでもありました。

そんな店長から、数々の私への指導があったことを日記に書いていました。

その中の幾つかを紹介します。

1つめ

ちゃぼはちは、10出来るのに、8、6までしか挑戦しようとしない人間だ!

グサリっ!

ズバリ!と言うべきセリフを言われてますね。
見破られてますね笑

私は、1からいきなり10出来るタイプではありません!
階段を上るように、1出来たから2、次は3…と、1つ1つを自信に変えて10まで成功するタイプです。
その速度を上げるためには、人一倍の努力も必要です。

そして、その努力を面倒くせぇな~と諦めたり、挑戦しない私にМ店長は、気づいていたのかもしれないですね。

2つめ

ちゃぼはちは、生まれながらにして華がある人間や。

めちゃくちゃ怒られたかと思えば、思いっきり自信をつけてくれる時もあります。

このМ店長からの言葉が、当時は嬉しすぎたんでしょうね。日記に残してありました。


確かに同じ様に明るい人、元気な人は周りに沢山いたんですけど、何故か?私は目立つことが多かったのも事実なんですよ。

よく、妬まれたのは、目立ちすぎたからなのかな?とも思いますしね。


宴会みたいなんでは、必ずМ店長は私を上手いこと利用しましたからね。
漫才みたいなんも、ようさせられましたやん。
無茶ぶりもええとこやで、あの人。


3つ目

「なんで?」を常に考えろ!とよく言われました。

お店にお客さんが来ない!なんで?
売れないのは、なんで?

本当、「なんで?」ばっかり考えさせられたので、普段、何気に生活する中での当たり前も、この「なんで?」を考えることが自然と多くなりました。

まだまだ、失敗が怖く挑戦が怖く、無難な道が大好きで、自分に自信もなかった頃の私なんですが、М店長には、バレていたんでしょうね。

色んな挑戦を急にさせられる事が、よくありました。

前もって聞かされてないし…みたいな言い訳も通用しませんでした。

でも、そんなハプニングや挑戦をさせられる事で、私はどんどん成長していくことができました。

М店長のお店で、失敗を沢山経験させてもらいました。
安心して、豪快に失敗出来たんじゃないでしょうか?

1番大嫌いな店長だったのに…
いつの間にか、尊敬出来て、心から信頼出来る店長になりました。


今でも連絡を取り合っている1番の上司かもしれません。

突然、家族全員で私の実家まで旅行やー!と泊まりに来てくれたこともあります。

私の結婚式には、上司として最高に面白く感動的なスピーチをしてくれました。

そして、今でもアポなしで急に家に来て喋り倒して帰って行きます。
そんなМ店長のことを、うちの夫も何故だか受け入れてますね笑


М店長こそ、華があり人気者で、自分勝手で、いつのまにか私は巻き込まれるんですが…


それでも、何だか憎めない人なんですよね。



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