文章も音楽も根っこは同じだと思った
先日の空音舎(音響に詳しい一級建築士の女性がつくった音楽スタジオ)で、ストリングスクリニックに参加させていただきました(私はヴァイオリンを弾きます)
いわゆるマスタークラスです。
みなさんの前で受講生が弾いて、先生方(今回はピアニスト・健康、医療系のジャーナリスト、鍼灸・マッサージ師という豪華メンバー)の指導を受けるというものです。
今回は「体のクセや使い方を適正なものにして、演奏をブラッシュアップする」というのがテーマでした。
私以外の5人の受講生の方々は、「重心が前に来ていて安定感に欠ける」とか「体が閉じているため、耳も閉じていて、音が外に広がっていかない」などのご指摘を受け、それを矯正する方法や、場合によっては施術も受けておられました。
が、私に下された判断は、
「完成されたスタイルを持っているので、それはそれでよい。しかし上を目指すには、いったん崩したほうがいいので、そのための試みをしてみましょう」
というものでした。
でも私、肩こりも腰痛もあるんだけど~?? 体の使い方が正しいとはとても思えないんだけど~~~??
こりゃ、絶対に裏があるぞ!と思い、懇親会のときに、「はっきり言われても傷つきませんから、真意を教えてください」と迫りました・((´∀`))
そこで先生が(どの先生、とはあえて申しません・笑!)おっしゃるには、「私はこれでいいのよ! この音でこう弾くの! 文句ある??!!」というオーラ満載なのだそうで(-_-;)(-_-;)(-_-;)
そして、今のところ、それは成功している、だからあえて崩さず、そっとしておこうという結論に達したのだそうです。
でも、それは自分で自分の限界を決めていることでもある、と。
すごく面白かったです!!
私、びしばし言われるの大好き♪♪
4月5月に通った、上阪先生のブックライター塾でもびしばしご指導を受けました。
たぶん、私は誰かに言われたかったのです。
そうでもしないと、これまでの自分を打ち破れないような気がしていたのだと思います。ライター歴23年で受講するってどういうこと?みたいに思われたようですが、23年やっているからこそ、「このへんで打ち破りたい!」と思ったんですよ。
音楽も文章も根っこのところは同じなんだなあ、とも思いました。
結局、演奏する人、書く人のすべてが出てしまうのですね。
思えば私、昨年まで何年間も、新しい人との出会いや外部からの刺激というものを拒絶していました。
本は世界の古典文学が最高、音楽はクラシックで決まった仲間と演奏できればけっこう。そう思っていました。
でも外に出てみたらどうでしょう! 新しい本には新しい価値と空気が詰まっていてワクワクとスリリング♪ 音楽の場も、違ったところに行ってみたら、それまで気づかなかった楽しみがありました。
さあ、これからどんな人、もの、こと、場、空気に出会うことができるのでしょうか。
楽しみです♪
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