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台湾で砂浴

日本では寒くて砂浴できないので、今回の滞在に合わせて台湾でも砂浴やってみたいものだ。と思っていた。Google earthで家から時計周りに海岸沿いをずーっと見ていく。基本的に台湾は海岸沿いに幹線道路が走っているのだけど、それでも気をつけてみていくと、ときどき道路が内側を走り、取り残されたような海岸がある。北端にだいぶ近いあたりにそんな場所があり、人工的な建物も少なく、草地が海岸の前にある。ここに行きたい。

そう夫に告げると、早速天気予報を確認し、晴れときどき曇らしいと翌日休みをとってくれた。

日傘やらテント用のペグやら砂を掘れるものなど、あるもので工夫してそれなりの支度をし、朝子どもを学校へ送ってから出発。予想以上の晴れで雲ひとつない。自宅から1時間半ほどで目的地に着いたので、視察。道が途中で切れていて、草地に車を停めて歩いて海岸へ降りる。ゴミがややあるのは気になるが、台湾の海岸にしてはまばらに落ちているくらいで、程度としてはまあまあ。砂はきれい。人もいない。前の海で釣りができそう。これは砂浴向きである、と判断を下し、ただあまりに暑いので一旦近くの漁港でお昼ごはんを食べることにした。

カニやらイカやらをおいしくいただき、少し休んでから砂浴ビーチ(と命名)に戻ると、なんとちょうどよく雲が出始め、具合がよい。早速砂を掘って埋めてもらう。

夫は私を埋め終わると早速釣りに行った。そして30分に一回は様子を見に来てくれと言ったにも関わらず、釣りに夢中でなかなか帰ってこないので、1時間弱で喉の乾いた私は自分で砂から出て水を飲む。そこへバツの悪そうに戻ってくる夫。再度埋めてもらう。

そのあたりからウトウト眠くなり、しばらく気持ちよく寝る。相変わらずチクチク痛がゆいが、そのままに、深い呼吸を味わったり、雲を眺めたり。3時間ほど砂浴して、風が冷たくなってきた4時頃終了。

今朝起きたときに感じたいちばんの違いは、お腹のやわらかさ。手術したあとお腹の張りがなかなか取れなくていたのだけど、今朝は久しぶりのやわやわのお腹で感動しました。