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数年後


この世界はどうなるんだろう。

まとまらないけど、心の中にある言葉を文字に起こしてみようと思う。

今、全体的に(国も会社もメディアも私たち個人も)、
今をどうやり抜くかという話でいっぱいになっている。
包丁で指を切って、出血が止まらないところに、頑張って絆創膏をして包帯でぐるぐる巻きにして、その上から防水手袋をして。みたいな感じだ。
絆創膏を貼ることすら精いっぱいだ。

今に集中することはある程度しょうがない。
今やり抜かないと生きていけない、
会社は守れない、「経済は破たんする」のだから。

ただ、私も含め会社でも痛感する、
みんな、議論は短期的視点に偏っている。

この驚異はいつ収束するのだろうかと、
早く落ち着いたらいいね、とみんな口にする。
だけど、最近思うのは、「落ち着く」のはいつだろう。と。
きっとこれは時間がかかる。
数カ月で収束するような話ではない。残念だけど。
だから、長期的に人々の生き方がどう変わるかという視点をもって個人も会社も国も考えて道を切り開いていかなければいけないと思う。

今、世界中の多くの会社がワクチン開発に尽力してくれている。
ありがとうございます。
でもきっとワクチンが流通するのに半年~1年はかかり、全員に行き届く(免疫ができる)ような状態までは何年かかるかわからない。

求められる変化

そう考えると、様々な面で、
今のやり方を、人によっては生業のあり方を
変えなければいけないタイミングであると思う。
私がいつもお世話になっている飲食店もそのうちの一つ。
また、飲食店に卸している食料供給側も。
アーティストのライブのやり方も、映画館のあり方も、
スポーツジム・ヨガスタジオのあり方も。


自分が最もかかわりの深い飲食店・外食の分野にフォーカスしてみると、
正直今の状態で、集客することも、それを支援することも、今社会としてやるべきこととどうしても矛盾している。
前のエントリでも書いた通り、個人的にここに大きな葛藤がある。
飲食店を営むみなさんは、このまま集客できなければ、どう生計を立てるの?と。
わたしたちには彼らを守る、つぶさない使命がある。
でも、私たちのやり方もきっと大きく変えなければいけない。


こんな状態はみんなにとって初めて。
特に、第二次世界大戦後、1970年代以降に作られた産業である外食産業、それに関係する関連産業(私の所属する事業も含め)にとっても、文字通りこれまでにない危機であることは間違いない。


飲食店から全体に話を戻して、
もう少し近くに起こりうることについて想像してみる。
(今は全く話題に上がらなくなってしまっているが)気温上昇はじめとする気候変動とそれに伴う自然災害がほぼ必ず起こる。日本では、去年の台風19号レベルの台風が起こっても不思議じゃない。
ウイルスとにんげんが闘っていることを、地球の環境変化は待たない。

今できることは

今自分にできることは何だろうとずっと考えている。
考えるだけじゃなくて、いろいろ試行錯誤している。

私なりのやり方は
・おうちごはんを楽しくするアイディアをシェアする
・おうちごはんのワクワクをビジュアルで伝える
・外で働いてくださっている皆さんに感謝の気持ちを表明する
・大切な人たちに、相手のことを思っていることを意思表明する。ちゃんと連絡する
・今の飲食店を応援する立場として、できることは何か情報収集・考察をやり抜き、使えるナレッジはためらわずシェアする
・会社としてとるべきスタンス、現場の声を上に届ける
・お世話になっている飲食店をつぶさない一助となる情報をオーナーにためらわずシェアする。

当たり前だけど、上記に加えて、まず一番に大事なこと、
自分の健康状態を保つ。できる限り家を出ない。手洗いうがい30秒。
きちんと食べて、きちんと寝る。

自分は絶対に感染しないように努めている。
でも逆に、今自分も含め誰もが、いつ命が終わっても不思議ではないような状態であると思っている。

だからこそ、絶対に後悔しないように。
私は人のために全力で行きたい。
伝えたい思いはちゃんと伝える。ありがとう。好き。ありがとう。元気?

ありがとう。

だめだ、泣きそうになる。

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