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【エッセイ】ゴツゴツしたこどもとまるい大人

お肌つるつる

流木のお肌はつるつる。

最初はとがっていたかもしれないし、トゲが付いていたのかもしれない。

しかし、波に流され、沖にたどり着く頃には表面はつるつるになる。

まるで、子供から大人になっていくみたい。

子供はだれだって好奇心旺盛で気の向くままに行動する。

でも、生きていくうちにあんなことやこんなことはダメだよと大人たちから教えられる。

やがて角がとれて、まるくなっていくのだ。

世の大人のほとんどはまるい。

厳しい社会という波にもまれて、かつてあったトゲを失ってしまう。

子供の頃からあったトゲを持ち続けた数少ない人たちは

「きぎょうか」と呼ばれ、「いのべーしょん」とやらを起こしているのだろう。

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