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2021年にやるべきことはやめること

お茶でシゴトをつくる人、茶人です( Twitter / Instagram
先日久しぶりに雨の日があったので、家から一歩も出ずひたすら掃除とYoutube流し見をしていました。しとしと雨の日も悪くないですね。

▼まずはかんたんな自己紹介です

私は フルタイム会社員(百貨店) × お茶の普及活動(茶人) × ◯◯ と、いくつかのなりわいを組み合わせた複線的生き方を志向しています。職業や生き方はひとつに絞らず、組み合わせることでもっとしなやかになるはず!と信じ、小売・お茶はもちろん、複業・家業・キャリア・お金・健康など色々な切り口で情報を発信しています。少しでも読んでくださる方の生きるヒントになればうれしいです。

今日は「2021年にやるべきことはやめること」というテーマで解説していきます。
今日のnoteは
・毎年年始には新たに目標を立てがち
・毎日あくせく忙しくて余裕なくなりがち
・家族や友人との時間もっと欲しいと思いがち
という方にはきっと響く内容です!それではいきましょう!

その仕事、ほんとうに必要ですか?

最近読んだ2冊の本が、偶然にも近しいことを言っていたのでご紹介します
まずは山口周さんの最新刊『ビジネスの未来』

著者買いすると決めている作家さんが何人かいるのですが、その中のひとりが山口周さんです。
今回の『ビジネスの未来』では、いきすぎた資本主義社会に警鐘を鳴らし、右肩上がりの成長に変わる概念(高原社会)を探す事の重要性を説いています。
業績(成績)が上がらないことが苦しいのではなく、業績(成績)を上げる以外何をしていいかわからないことが苦しいのではないか、は至言でした。
※ちなみに、歴史上高原社会をうまく見つけられた事例がひとつ出てくるのですが、そのキーワードとして「茶道」が挙げられています。お茶界隈の方、読んでみてください。

一方こちらは斉藤幸平さんの『人新世の「資本論」』

環境的な切り口からの話が中心ですが、こちらも仰られているのは資本主義の終焉と、参加型社会主義への転換(晩年マルクスへの回帰=資本主義の超克)です。
※ロハスフェスをバッサリこき下ろされているところ、痛快でした

どちらもよく売れているんですよね。
まだご覧になっていない方はぜひご一読を。

お二人のおっしゃっていること、何となく肌感覚として分かる気がします。
みなさんも、「この仕事本当に必要なのかなぁ」て思ってしまうことありませんか?むしろそういった仕事の方が多かったりもしますよね。
必要かどうかわからない仕事のために、週5日間出勤し、ストレスを抱えながら働き、むりやり業績アップや成長を求められる。
帰ったら帰ったで、Youtubeであれもみたいこれもみたい!clubhouseであれも聴きたいこれも聴きたい!そのためにもっと生産性を高めなくちゃ!
、、、あれ?自分のことやる時間がぜんぜんないよ、、
こんな生き方って、どこかおかしいですよね

しかし私たちは食べていかなければならない

現在はまだまだ資本主義です。
いくら”やりたいことだけやって生きていく!”と夢を描いても、現実的には食べていかなければいけません。
家族のため、食っていくために夢を諦めた方も多いと思います。

でも、本当に好きなことで生きていくことはできないのでしょうか?
夢は夢として諦めなければいけないのでしょうか?
おそらくそんなことはありません。
ポイントはやはりお金の心配をなくすことです。
しっかりお金について把握し、生きていく上での最低限の不安を消しさえすれば、誰もが生きやすい世の中になると私は信じています。

どうやってお金の不安をなくせばいいのか?

私は元々、収入三分の計を提唱していました。すなわち
サラリーマン(給与所得)
好きなこと(事業所得)
お金のこと(金融所得)
という全く違う3本の軸でポートフォリオ(収入配分)をつくり、入りの安定感を得ようというもの。

増やす道はこれで良いと思っていますが、まず先にやることがありました。
それは、現状の把握と家計の最適化です。
たくさんの本や動画で学んだ結果、いずれの本や動画でも基本的には以下の4ステップを辿ればよいとされていましたのでご紹介します。
① 生活に必要な最低限のお金を調べてみる(現状把握)
② 家計を最適化する(コスト削減)
③ 収入の道の複線化を図る(収入アップ)←収入三分の計
④ 余ったお金を自分の大切なことにまわす(選択と集中)
以下ループ

まずは①で自分に必要な額を洗い出し、これくらい稼げれば大丈夫という目安を把握します(私はまずここが出来ていませんでした、、反省)
これがわからないと無限に拡大を目指すことになりしんどいです
次に②、いまの家計で見直せるところは見直します
ポイントは固定費。家賃・保険・携帯代あたりがキーになりますね。
③からやっと収入の話。
以上を経た結果、④に振り向けられる資金や時間が多ければ多いほど人生が充実していくという流れです。
ちなみに、昨年話題になったこの本も主旨は同じでした。

自身の適正稼ぎを知り、無理に拡大・上昇はさせない。
それより、「足るを知る」の精神で、今あるものに感謝を向けつつ、大切な人たちとの時間を確保していくのも、満足度の高い人生の歩き方だと思います。

まとめ

世の中には消費をあおる様々な誘惑があります
私たち百貨店もその一翼を担っているとも言えるでしょう、ごめんなさい

自分が本当にほしいものを優先すると、もしかしたら生活コストは驚くほど下がるかもしれません
もちろん、収入を上げる努力もきちんとしてみる
それは、昇給昇格に向け仕事をがんばるでもいいですし、会社が辛い方は転職や複業をがんばるでもよいと思います
そして、浮いたお金は自分の大切にするものに使いつつ、しっかり投資にもまわしていく
そんな背伸びしない生活が出来たら、きっと生きやすくなるのではないでしょうか

今年はぜひ、「あれもやろう!これも始めよう!」ではなく、「新たにやめること」を考えてみてください
私も早速断舎離に励みつつ、やめること・いかないことなどを洗いだしてみましたよ

このnoteでは、生き方を複線化するいろいろな手法を発信しています。
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