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ブラッシュアップライフ、別の最終回を考えてみた

※カラオケ店にて
なっち 「そういえば、何でパイロット辞めちゃったの」
あーちん「あーんー、何か働くなら地元がいいかなと思って」
なっち 「そっかあ」
みーぽん「まあ、二人はなんでもできるからね」
なっち 「でた、人生二週目説」
みーぽん「あった、あった、二人は周りから見て全然違うから」
なっち 「運動も勉強も桁外れにできたし」
みーぽん「あんなの二週目じゃないとできないって、みんな言ってたよ(笑)」
あーちん「いやいや、私は五週目だし(笑)」
まりりん「私は六週目(笑)」
みーぽん「(笑)そりゃ、パイロットにもなれるわ」
なっち 「余裕でしょ(笑)」
あーちん「いや、でも正直、パイロットはきつかったわ。まりりんからいろいろ教えてもらったからなれたけど」
なっち「何、その設定。やり直し人生にも先輩後輩あるんだ」
※あーちんとまりりんが、しばらく無言で目を合わせる
あーちん「あのさ、しばらくこの妄想つづけていい」
みーぽん「オーケー、オーケー、そんなの、許可いらないし(笑)」
あーちん「台北のとき会ったじゃん。」
みーぽん「うんうん、会った、会った、すごい偶然」
なっち「そうそう、すごく盛り上がった」
みーぽん「盛り上がりすぎて、もはやあそこは台北でなく北熊谷だった(笑)」
あーちん「あれ、、、偶然じゃないんだよね」
なっち「どゆこと?」
まりりん「あの飛行機に二人が乗ることを知っていたの」
みーぽん「あー。六週目だからね(笑)」
あーちん「あの、飛行機は墜落するはずだったの。スペースジブリ?、隕石が衝突して。めったにないことだけど」
まりりん「あたしらは結果を知ってたから回避できたの」
みーぽん「え?すごい。なんかかっこいい話になってるよ(笑)」
なっち「ザ・タイムリーパーじゃん(笑)」
みーぽん「でも、設定甘いよ。それなら、私たちに教えてくれればいいだけだし」
なっち「そうだね。飛行機に乗るなって言うね。わざわざパイロットにはならないよ」
あーちん「でしょ。でも、まりりんは違うのよ。飛行機に乗っている全員を助けようとしたの」
みーぽん「あーちんもでしょ」
あーちん「私は、今回からだもん。パイロットになるの」
まりりん「あーちんは、人間に生まれ変わるのを蹴ってるからね」
みーぽん「さっきから設定細かい(笑)」
なっち「私たち助けるために、パイロットになったの?」
あーちん「猛勉強してね」
まりりん「ドラマクラブにも入らずに」
みーぽん「入ればよかったじゃん」
なっち「そうだよ、四人ならもっと楽しかったよ」
あーちん「楽しかっただろうね」
まりりん「絶対助けたかったから」
あーちん「うん。助けたかった。・・・でも、ドラマクラブ入りたかった」
まりりん「うん。入りたかった・・・」
あーちん「助かってよかったあ(泣)」
まりりん「よかったあ(泣)」
※急に泣き出す、あーちんとまりりん。戸惑う二人

※後日、みーぽんとなっち
みーぽん「こないだのあれさあ」
なっち「何?」
みーぽん「人生二週目の話」
なっち「ああ、五週目と六週目」
みーぽん「そうそう、、、あれ、なんか、リアリティあったよね」
なっち「あった、あった、設定がすごく細かい」
みーぽん「なんかさあ、本当っぽく聞こえたよね」
なっち「うん、聞こえた。細かい打合せしてたのかなあ」
みーぽん「そんな、タイプじゃないでしょ」
なっち「そうだねー、頭いいけど、人を担いだりしないよね」
みーぽん「そういえば、ドラマクラブの話なんてよく覚えてるよね」
なっち「うん。私たちが忘れてることまで知ってたし」
みーぽん「パイロットやめたの、台北のときからすぐでしょ」
なっち「もったいないよねえ。普通やめないよね」
みーぽん「・・・あたしたち助けられたのかな」
なっち「・・・あれから、考えてたの。もし、みーぼんが飛行機事故で死んで、私生まれ変わったらって」
みーぽん「うん。私も考えてた。」
なっち「パイロット、目指すかもしれない。」
みーぽん「うん。目指すかもしれない。」
なっち「まあ、なれないだろうけどもね(笑)」
みーぽん「まあ、そうだね。あの二人はもともと頭が良かったんだよ(笑)」

※やり直しについて、真剣に問いただす、みーぽんとなっち。その真剣さにやり直しのすべてを話すあーちんとまりりん。事情を知ったみーぽんはこんな疑問をぶつける。
みーぽん「そっかあ。四人で遊んでたんだあ。楽しかったろうなあ。・・・でもさあ、あーちんとまりりんがやり直している間、私は、そのたびに違う私なんでしょ」
あーちん「よくわかんない。でも、私は同じに見えるよ」
まりりん「同じだと思う。」
あーちん「私も、一週目の前、ゼロ週目というか、まりりんの一周目の記憶はないんだよね」
まりりん「そのときも、あーちんはあーちんだったよ」
みーぽん「じゃあさあ、次のやり直しのときは、小学校のときから教えてよ。」
なっち「うん、教えて。今、話してくれたこと教えてよ」
まりりん「えー。きっと信じないよ。それに、できないんだ・・・もう、これで最後なんだって」
なっち「え、そんなのわかるの?」
あーちん「うん、教えてくれる。私も最後なの」
みーぽん「そうなんだ・・・」
まりりん「あ、でも、なっちとみーぽんは次があるかもしれない」
なっち「ああ、そうか。二週目がね」
みーぽん「え、でも一人だけ二週目するのは大変でしょ。」
なっち「徳がなくちゃダメなんだよね。私、自信ない(笑)」
あーちん「でも、まりりんでさえやり直しできたんだよ」
まりりん「あーちんより一周多いけどね」
あーちん「私は海ゴキにはなれないけどね」
まりりん「海ゴキ確定じゃないっていってるじゃん」
なっち「・・・ねえ、やり直しのこと、もっと教えてよ」
あーちん「ああ、そうだねえ、まずね、受付では、やり直しできますかって聞かなきゃだめ。役所は聞かなきゃ、絶対教えてくれないから」
みーぽん「受付があるの。迷わない?結構、混んでるの?」
まりりん「ああ、それから、ハンドサイン決めとかなきゃ」
※あーちんとまりりんはやり直しについて、説明し続ける。

小学校の入学式
四人が教室で一緒になる
指で二週目のハンドサインをするみーぽんとなっち
二人は目を合わせて笑う
不思議そうな顔をするあーちんとまりりん
みーぽんとなっちは、戸惑うあーちんとまりりんに言う
「一緒にドラマクラブやろう!!」

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