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絵本 なすずこのっぺ?

言葉を想像しながら、なんだか詩的で音楽と共に読みたくなる絵本です。

虫と植物との営みがなんとも可愛らしくもあり、枯れた花から離れていくのは、人も同じようにも思い。
なんだか本当に読みながらもその韻のような響きに引き込まれ、巡りゆく季節と共に心の移ろいを感じて、なんだか不思議な魅力ある絵本に感じます。
あまり感じたことない感じ。
言葉はあるけれど、ない。
それって、まぁ虫たちが鳴いていても、普段は気に留めることもないけれど、この絵本を読んだ後だと、何やら話している気もしてくる。
柔らかく、けれど厳しい。そうして、美しい。
生命ってそういうものよなぁ、って、なんだか風呂敷広げすぎたかな、でも、なんだか奥行きのある絵本に感じます。
言葉が意味があるようでないようで。
そんな境界にあるからかもしれません。
少し別の世界へ行きたいときに、おすすめの絵本です。

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