見出し画像

絵本 トラタのりんご

nakabanさんを知ったのは、この絵本からでした。

往復書簡から生まれたという絵本。
植田真さんが元々好きな作家さんで、この絵本は本屋さんでたまたま見かけたものの、ほぅ、二人の絵本作家がコラボ・・・と思いつつ、実はまだ読んでないんですが。また読んで感想を改めて書こうかなと思います。
そうして、知ってはいた作家さんだったのですが、今回改めて表紙に惹かれてこの絵本を読んでみました。

ストーリー自体は、トトロ的な、一時だけ迷い込めた庭に想いを馳せながら、これから成るリンゴの味を想像しつつ、もっと知りたいと思う少年の好奇心が描かれています。ストーリーはまぁ特段これ!と言ったものはないのですが、絵の色彩がとてもいいんです。見てて、とても豊かな気持ちにさせてくれます。
リンゴの色もさまざまなように、街の色も活き活きとしていて、こんな街だと毎日目を覚ましてベランダに出るのが楽しみだろうな、とも思うんです。
この絵を見ながら、少し部屋の色味も変えてみるキッカケになったり、実際に何か実のなる植物を育ててみるということもあるかもしれません。
何かのキッカケを与えてくれる可能性がある絵本かと思います。
今日みたいな曇天な日(私が住んでいる地域はですが)に合う一冊かもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?