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絵本 ほっきょくでうしをうつ

過酷な環境下で生きるものたちのお話です。

本来の自然界ですよね。
綺麗事じゃない。
言葉をなくしてしまうけれど、生きるということはそういう残酷さがあるということ。
まぁ肉をいただいている時点で、結局はその残酷さはいつだってあるんですが、普段の生活する中で触れずにいる事柄をこの絵本は教えてくれています。
撃ってから母牛だと気づいたところで、その命は戻ってはこない。
生まれて間もない仔牛には母がいなければ生きてはいけない。
残酷かもしれないけれど、育てることはできないし、邪魔にもなる。
わかるけれどやるせない気持ちを抱えてしまうのは、本当、ぬるい人生だなお前、と感じてしまいますね、我ながら。
ちょっと自分にある偽善も感じながら、それでもその矛盾も含めて人間だと思うんですよね。
だから、ある意味、そんな矛盾を受け入れるためにも、こういう絵本は大事なのかなって思います。
絵本だから余計に伝わってくるんですよね。
言葉と絵。
言葉だけだと脳でのイメージは個人差があるので。
絵で見せられるともう逃げ場がないというか。
子供にもぜひ読んでほしい絵本です。

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