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警察官採用試験に『独学、一日2時間、一ヶ月の勉強期間』で合格した方法。

 こんなご時世で、公務員としての安定性も相まって、人気の職種と言ったら

『警察官』

です。

 そこで今回は警察官採用試験に関して

「どのように対策したら良いんだろう?」

「いつから勉強したら良いんだろう?」

「勉強方法が分からないです!」

「独学でも合格を目指せるの?」

「短期間で合格を目指す方法はないの?」

等と考えている貴方向けに
◎、1日2時間
◎、1ヶ月間の勉強

で、私が警察官採用試験に合格したときの勉強方法について紹介していきます。

 なお、このように言うと
「どうせ元々勉強が得意で、頭が良い人なんでしょ?」
と言われるので、当時の私の状況を簡単に紹介すると

◎、偏差値40以下、いわゆるFランク大学
◎、商科大学なので大学での公務員対策は皆無
◎、独学でやるしかない
◎、新聞奨学生だったので、時間を自由に確保できない

という環境でした。
 こんな私は勉強が得意で、特別な存在ですか?
 恐らく今この記事を読んでいる貴方よりもヤバい状況ですよね。
 それでも私は一発で警察官採用試験に合格しました。

 そんな人間が行った勉強方法・・・ぶっちゃけ、かなり気になりませんか?
 という事で、そんな私でも一発合格できた勉強方法に加えて、
「今思えばもっと上手くやれたな!」
「ここを意識すべきだった!」

という事も追加で、一緒に見て行きましょう!

※私が受験したのは20年近くなので、一部変わっている部分はあるかもしれません。

警察官採用試験の全体像

 試験対策をする上でまず大事なことは
『全体像を把握すること』
です。

 案外
「警察官になりたいです!」
「今日から勉強始めます!!!」

と気合の入っている受験生に
”で、警察官採用試験は何やるか知ってるの?”
と質問しても答えられない人が多いんですね。

 警察官採用試験は一つのことに特化しているよりも、全体的にそつなくそれなりのレベルにいる方が合格しやすいです。

 ということで、まずは警察官採用試験の全体像を把握しましょう。
 警察官採用試験で行われること、対策が必要な事は次の4点です。

①、筆記試験
②、論文試験
③、面接試験
④、その他(体力測定・身辺調査等)

 貴方はこれを見るまで筆記試験だけの対策に特化させようとしていませんでしたか?

 それでは物凄く大変な上に、中々合格に近付きませんので、もっと”合格に近付く対策”をキチンと対策していきましょう!

①筆記試験

 まずは警察官採用試験の一次審査とも呼べる筆記試験です。

 これを通過しない限り、それ以外の試験を受けることすらできませんので必ず重点的に対策を取りましょう。

 その上で、貴方が心がけるべき重要な視点と重点強化を紹介します。

<満点を採らない>

 筆記試験対策で最も重要な視点は
『満点を採らないこと』
です。

「はい?貴方は何を言ってるんですか?満点が採れるなら確実に合格なんだから、満点が良いに決まってるでしょう!?」
と感じるかもしれませんが、その考えは今この瞬間から捨てて下さい。

 もちろん満点が採れるのなら採った方が良いに決まっています。
 しかし、満点を採ろうとするとそれに向けての勉強はどうなりますか?

 今すぐ貴方が満点を採るために勉強を始めたら、どのくらいの勉強が必要になりますか?

 学校の試験と違って試験範囲は有ってないようなモノで、かなり膨大な範囲ですが、1ヶ月で全領域を完璧に仕上げられますか?

 私のこの記事を読んでいるという事は、貴方は
「警察官になりたいけど、採用試験に合格できる自信が全然ない!どうしよう~~~~~!!!」
と焦っているんですよね?

 そのような貴方が今からこれ、出来ますか?
 時間があったとしても、そんな勉強漬けの生活を長期間続けられますか?

 無理ですよね。
 であれば、貴方がやるべきは満点を採る勉強ではなく、

『合格ラインを超えるための勉強』
です。

 警察官採用試験は、満点を採った人を採用する試験ではなく、合格ラインを超えた人を採用する試験です。

 だから貴方が今すぐやるべきは満点を採る勉強ではなく、合格ラインを超えるための勉強になるんですね。

 そして、余力でそれ以降の試験対策をするんです!
 とはいえ、今まで小学校から大学まで、全ての学校教育において日本では満点を採るための勉強方法しか教わっていませんので

「合格ラインを超えるための勉強方法ってどうやるの???」
となりますよね。

 それは結論を言うと
『配点の少ない教科は捨てて、配点が高い教科だけ重点的に仕上げる』
です。

<最優先でやるべき教科>

※私の時代とは少し変化しているようですので、無料で公開しますので参考にする程度にして下さい。

 では他の教科を捨ててでも、優先して勉強すべき教科とはなんでしょうか?

 それは

『文章理解・判断推理』と『数的処理』

です。

 まずは、この教科を完璧に仕上げましょう。

 それだけで半分得点できます。

 公務員試験は
「概ね6割以上得点できれば合格が狙える!」
と言われていますので、これだけでかなり合格に近付くのはわかりますよね。

 とにもかくにも、
公務員試験は文章理解と数的処理』
ですので、苦手意識を持つ人も多いかもしれませんが頑張りましょう!

<文章読解・判断推理、数的処理の勉強方法>

 ここまで見て来て貴方の中には
「それらが重要なのはわかりました。でも、それらの勉強方法がわかりません!」
「何かやり方はあるんですか?」
という疑問が渦巻いていると思います。

 これも最初に結論を言うと
『解き方を学んでから、実際に色々な問題を解きまくる』
です。

 この教科は最初に解答・解説を読んで、解き方を学びます。

 その上で、実際に解くという流れになりますので、普段学校のテストでやっている手順とは逆ですね。

 この教科は
「自力で解けるか?」
よりも、
「どれだけ多くの解くコツを身に着けているか?」
です。

 そのため、多くの解き方を学んだうえで実践あるのみ!

 これを最初に自分で解いて、解答を見るの順番でずっとやっていると、効率が悪く、たたき込めるコツの量が少なくなってしまいます。

 この教科はコツがなくても解ける問題が多いですが、コツがないとメチャクチャ時間を喰います。

 公務員試験は時間との勝負でもあるので、ここで時間を喰い過ぎるのは得策とは言えません。

 そのため、
『最重要教科を短時間で仕上げる訓練』
をしておきましょう!

 時間を意識するなら、ストップウォッチを持って、何分で解けたかを測っておくのも良いですね。

 頑張れば、問題文を読む時間も入れて1問5分以内に解けるようになりますよ!

<その他の教科>

 この教科が完璧になってまだ余裕があるのなら、その他の教科にも手を出しましょう。

 特にこれと言った教科はないので、自身が勉強しやすい教科で良いと思います。

「公務員試験は最重要科目に全力を向けろ!」
と言っても、それ以外の科目も得点できないと流石に落ちる可能性が高いですからね。

 それ以外の教科の勉強は
『まずテキストを最後までサラッと読む』
です。

 わからない部分があっても無視して、とにかく最後まで早く読み切ることを意識しましょう。

 警察官採用試験のテキストくらいなら1週間もあれば読み終わります。

 というよりもそのくらいには読み切る感覚で最後まで読んでください。

 3回読んで、意味が全く理解できていない部分だけ単語の意味等を調べて下さい。

 時間がなければこのくらいでも何とかなります。

 人は案外一度読むだけで大まかな全体像は頭に入っています。

 これは小説を一度読むだけで、ほとんど全体像が理解できている原理と同じです。

 小説なんて、警察官採用試験のテキストよりも膨大な文章量ですが、それでも一度読めば全体像は覚えていますよね。
 人は一度読むだけでも結構頭に入るモノなんですね!
 この部分は実際に経験して、貴方自身の脳を信じてあげて下さい。

「もうそんな時間もないよ~!!!」
という人は、とりあえずⅠ類試験なら法律教科が無難かなと思います。

◎、試験範囲が他よりも狭い
◎、出題される判例がほぼ決まっていて勉強しやすい
◎、難易度も法学無学者でも簡単に理解できる程度の難易度

となっていますので。

 あとはこのような対策をいかにキチンと行えるかどうかが全てです。

 偏差値が高い学校でも文章理解や数的処理の授業なんてありませんから、差と言ったら、勉強の習慣があるか、ないかくらいです。

 私ですらできたのですから、貴方なら出来ますよ!

②論文試験対策

 次に論文試験です。

 私はⅠ類試験しか分からないので、Ⅱ類・Ⅲ類試験の論文はわかりません。

 しかし、

「どのような課題が出されるか?」

等は参考になると思いますので、是非お付き合い下さい。

<出題を予想する>

 勉強時間のない中で論文試験対策をする場合、重要なのは

『出題内容を予想すること』

です。

 筆記試験と同じように、時間を区切られた中で論文を書ききらなければなりませんからね。

 そのためには普段から
『自分が受験する都道府県警察について色々と興味関心を持つことが重要』
になります。

 もう少し具体的には

◎、受験したい都道府県警察は、何に力をいれているのか?
◎、受験したい都道府県警察で何か新しい試みはしているのか?
◎、受験したい都道府県警察管内で何か大きな動きや事件はあったか?

 この辺りは最低でも抑えておく必要があります。

 その情報からその都道府県の現状を理解し、実際にそこではどのような動きをしているかを把握します。

 その上で

「自分ならどうするかな?」

と考えておきましょう。

 事前に何が出題されるのかは分からないため、試験対策としてはそれくらいしかやっておく事はありません。

<追記:2022年7月>

 現時点だと刑法改正をして大きな話題となっている
侮辱罪の厳罰化』
は押さえておきたい動きの一つです。

 昔に作られた刑法が現実社会にそぐわなくなったことによる改正ですので、警察的には大きな出来事ですからね。

 これが本当に出題されるかどうかはわかりませんが、知っておくべき知識であることなのは間違いないで、気になる貴方は一読いただければと思います。

<私が受験した時の話>

「そうは言っても、もう少しどんな感じか具体例を教えて欲しいんですけど!」
という声も多いので、実際に私が受験したときの話をします。

 正直、私の小論文の出来栄えが良かったかどうかは知りませんが、合格は出来ましたので参考にはなると思います。

 私の時代は

『自転車の運転が荒い』

 これが注目され、報道番組でも特集され始めた頃でした。

 そのため世間的に
「自転車も免許制にしよう!」
「自転車に車と同じナンバーを付けよう!」
「自転車を全て登録制にしよう!」
等々の議論が活発でした。

 私はそこに注目していたところ、見事に

『自転車取り締まりについて』

が出題されました。

 このように、

「今騒がれている、警察に関連する事は何か?」

 これを調べて、自分なりの考えをまとめておくと、冷静に小論文が書けますよ。

 今の時代は警察組織の公式アカウントがツイッター等でこの辺りの情報発信をしてくれています。

 そのため、受験したい県警のツイートを毎日見る習慣を身に着けるだけでも意味があると思いますよ。

※無料部分はここまでになります。
 個人的にはここまででも
「そこそこ有料級なのでは?」
と思うのですが、いかがでしょうか?

 貴方がどのように感じてくれているかわかりませんが、ここから先の面接試験対策は、現職の警察官だった経験も含めた私独自の対策方法になります。

 そのため、これが全てとは言わないにしても、多くの現職警察官が
「それ、とても大事!」
とうなづいてくれるような内容になっていると思います。

 気になる人だけ見ていただければと思います。

 なお、有料記事を買う以外にも、私が運営しているオンラインサークルに加入していただき、質問していただくという方法もあります。

 私に色々と自由に質問したり、オンラインサークル上で交流したりが出来る場所となります。

「警察に関して色々と聞きたいことが多いんだけど、身近に警察関係者はいないし・・・色々と気軽に聞ける人が欲しい!!!」
という人のためのサークルです。

 続き部分はそちらで質問して貰っても構いませんので、この記事の有料部分を買う前に、一度そちらも確認してみてはいかがでしょうか?

 その上で、それでもこの記事の続きが気になる人だけ、購入してお進み下さい。

③面接試験対策

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