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児童に防犯指導をする前に、大人が防犯を学んで下さい!!!

1、新潟女児殺害事件

 新潟県で下校中の女児が殺害後、列車による轢死に偽装された事件。

 多くのメディアで様々な視点から報道がされています。


 そんな中私が注目したのは産経新聞の

【新潟女児殺害 狙われた通学路の隙、「児童一人にしない」万全対策困難】

です。


 何が他と違うかと言うと、子供への教育”も”求めている部分です。

 確かに児童の防犯で重要なのは親が常に一緒に行動することです。

 しかし、それは実質的には不可能な家庭が多いです。


 そのため

「子供を守りたいなら、親なら常時付いていろ!」

なんて言ったら誰も受け入れないと思います。


 そうではなく、キチンと取り入れることのできる方法で対策を考えなければ意味がありません。


 だから、児童への教育と言う視点はとても大切なんです。

 そして、児童に指導するためには、大人もキチンとした勉強をしないといけないんです。



2、【いかのおすし】は使うな!

 警察組織が児童への防犯指導として【いかのおすし運動】を行っています。

 防犯教訓の頭文字をとったものです。

いか・・・(知らない人に付いて)行かない

の・・・(知らない人の車に)乗らない

お・・・(危ないと思ったら)大きな声を出す

す・・・(その場から)すぐ逃げる

し・・・(大人の人に)知らせる


 どうですか?

 他にも私の記事を色々と読んでくれている貴方なら、これらが全然ダメなことはすぐわかりますよね。


 もしも分からないなら今すぐ確認して下さい。

【子供が誘拐されないために、大人が知っておくべき防犯知識】


 児童の防犯上こんなにダメなのですが、いかのおすしを対策として挙げている報道機関が多いですね。



3、防犯カメラの設置は意味がない

 これも他の記事を読んでくれている人にはわかりますね。

 防犯カメラに防犯効果はほぼありません。


 その理由も知らないなら今すぐ

【プロも実践!家と家族を守る防犯】

を確認して下さい。


 是非防犯カメラがいかに防犯の面で劣るか知って下さい。



4、防犯リスクマップ

 序盤に

「まず子供に教育するためには大人が学ばないといけない。」

と言いました。


 そのためにまずは、先程紹介した記事に書かれているような基礎的な知識を持って下さい。


◎ 子供はどこで被害に遭いやすいのか?

◎ 子供の思考はどんな感じか?

◎ 未成年者で被害に遭いやすい年齢は? 

等ですね。


 そして次に、重要なのが犯罪リスクマップの活用です。

「通学路上のリスクが高い場所はどこか?」

等を地図に落とし込んだものです。


 キチンとした防犯リスクマップでは、一般的に報道陣が言っているような

「コンビニの近くだった」

「人の目がある通りだった」

等が必ずしもリスク度が低いとは限らないことがわかります。


 人の目があっても、結局その大人の防犯感覚が低ければ効果は薄れますしね。

 だから防犯リスクマップを活用する前に、まずは大人がキチンとした知識を持つことが重要なんですね。


「何故その場所がその理由でリスクが高いのか?」

を理解していないと

「へぇ~リスクが高い場所なんだ!警戒しないと」

となるだけで、具体的に何をどう警戒して良いかわかりませんからね。



5、最後に

 過去に書いた記事の紹介が主になってしまいましたが、要はそういうことです。

 つまり対策方法はないわけではありませんし、既に外部に配信している人は結構数います。


 多くの人が興味を持たないので、防犯のプロの多くは知識を埋もれさせてしまっているだけです。


 今回紹介した記事もここ最近読まれた回数は5回以下です。


 流石に個人単位の慈善事業で生活は出来ませんので、需要がなければ活かせませんので、埋もれてしまいますからね。


 しかも、防犯診断士等は一端埋もれると、

「興味を持ってもらえなかった。需要がない」

と言う冷遇期を経験していることになるので、精神的にも中々浮上するのは難しいんですよね。



 防犯のプロの現状はともかく、子供を守りたいなら、まずは大人が学んで下さい。


 紹介した記事だけではまだまだ足りないと感じる場合は

【防犯豆知識】(無料記事のマガジン)

【貴方の身を守る!各種防犯方法や実践方法記事まとめ】(有料マガジン)

をご活用ください。


 需要量によって記事が増える頻度が変わります。

 要は私のモチベーション次第です。



【記事の紹介・拡散について】

 友人やネットの掲示板等に記事を紹介してくれる方がいらっしゃるようです。

 本記事は無断でも紹介可な記事です。


 スマホからだとURLをコピーするのが面倒だと思いますので、本記事のURLは

https://note.mu/chakufuta/n/n7db76f719b69

ですので、このままコピーしてご使用下さい。

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