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重度訪問介護制度からのメッセージ

重度の身体障害者に入浴や外出、食事を支援する重度訪問介護だが、

1、経済活動にかかる支援
2、子供

この二つは対象外。
自分の子供が障害児なんだから
母親が働かずに家で365日24時間介護しなさいという
社会からのメッセージなのだろう。

実際、障害児を持つ母の離職率の高いこと
そして、働くことを続けたお母さんたちの苦悩
は、現実社会でも沢山の声を聞く

療育や通院をしながら、仕事を続けることは
並大抵のことではなく、
それでも私たち母にとって、社会で働くということは、経済的にも、経済的なこと以上に精神的にもとても大事なことなのだ。

我が子は可愛い
でも、可愛いだけで、
歩けない、話せない、意思疎通のできない我が子に毎日三食食べさせ、または飲ませ、
必死にお風呂に入れ、相手をすることができるのか、

時には隣の同い年の子供と比べ
未来に絶望しながら、
その介護だけで24時間が終わる生活を、
果たして楽しいと毎日思えるのか、

母と子供の、存在意義さえ分からなくなってくる。

少なくてもそんな瞬間が私にはある。

社会に出て、働き、
母親ではない自分が、自分らしく生きれることが、大切な人もいるだろう。

だから、この制度の例外は、
どうか、いつか、なくなりますようにと願います。

売上げの一部は、障害児のために寄付をしています。