谷口マサト

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  • これからのクリエイターの教科書

    初心クリエイターを対象に、クリエイターの思考法や制作ノウハウを公開していきます。

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定期購読マガジン「プレミアム」の廃刊につきまして。

プレミアムユーザーのみなさま 誠に申し訳ありませんが、一身上の都合により、定期購読マガジン「プレミアム」を6月末をもって廃刊させてください。これまでのご愛読、本当にありがとうございました。廃刊後もこれまでの記事は閲覧できます。

    • 撮影日誌

      プレミアムメンバー専用記事です。 とある撮影で色々と発見があったのでご報告。

      • 映像の世紀の終わりに何をすべきか。

        プレミアムメンバー専用記事です。 20世紀は言われる通り映像の世紀だった。 今ならインスタ映えするものが流行するように、映像でウケるものが話題になり流通した。反対に映像でウケないものはスルーされ縮小していった。問題なのは、星の王子さまじゃないけど、本当に大切なものは映像化が困難なため、映像の世紀は本物が廃れていく時代でもあったことだ。 映像というのは情報量が多いようで実は少ない。完璧なロボットを人間はまだ作れないように、身体を制御する情報量の方が映像より遥かに多い。コッ

        • 「海賊王に、おれはなる!」漫画の主人公はまず「目的」を掲げよ。

          漫画の特徴の一つが、主人公が目的をはっきりと言うことだ。 小説や映像だとはっきりしないまま進むことも多いけど、漫画はキャラクターが命なので、とにもかくにもそのキャラが「応援したくなるかどうか」が重要になる。 応援を呼び込むには、まずその主人公がどこに向かっているかをはっきりさせないといけない。冒頭の写真は、とある案件で鳥取砂丘で撮影したものだけど、「世界一周挑戦中!」というタオルを挙げたとたん、人が沢山よってきて応援してくれた。 このタオルを挙げる前は、ポツンと砂漠

        定期購読マガジン「プレミアム」の廃刊につきまして。

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        記事

          400案件を同時に進める方法。恥ずかしながら時間の使い方を今まで間違っていた。

          ※仕事、運動といった項目は例なので、なんでも良い。 恥ずかしながら、時間の使い方を間違っていた事に今さら気づいた。上図のように、同時に2つ以上のことを並行してやろうとしていた。意識は同時に一つのことしかできず、こうすれば集中力は下がりタスクは終わらない。 例えば本を読んでいて別のことを考えていれば、本の中身は全然頭にはいっておらず読み飛ばしている。クリエイティブでも、同時に2つのことを視聴者に投げかけて、意識を驚かせてから見せることが多い。 実際に仕事が速い人をみて

          400案件を同時に進める方法。恥ずかしながら時間の使い方を今まで間違っていた。

          映画「パラサイト」の感情報酬量の多さ、自然体からのノーモーションな演出について。

          ありとあらゆる感情を体験できる映画「パラサイト」は、映画に求められる基準を上げてしまった感がある。ボクシングなどの専門格闘技を、総合格闘技が登場して圧倒した時代があったけど、似ている状況だと思う。 通常エンタメ、ゲームや物語はジャンル分けでき、ジャンルによって観客に提供する感情報酬が異なる。例えばホラー映画は、次の感情マップだと右下の恐怖や驚きを主に刺激している。 ※図はプルチックの感情の輪 なぜわざわざ怖がりにいくのか?または悲劇をみて泣きにいくのか?どんな感情を持っ

          映画「パラサイト」の感情報酬量の多さ、自然体からのノーモーションな演出について。

          「よくやった 事情が変わった なぜやった」→ カズオ・イシグロ「浮世の画家」の解説

          サラリーマン川柳で最優秀賞を獲った名句  よくやった 事情が変わった なぜやった 頑張った結果、時局が代わり、酷評される。仕事をしていればよくある風景だけど、こないだNHKで再放送されていたカズオ・イシグロ原作「浮世の画家」のあらすじは、まさにこの句通り、戦争に翻弄された老画家の話だ。 第二次世界大戦において戦意を高揚する絵画、いわゆる戦争画を描いて名声を得た画家が主人公。終戦後、評価は一変し、周囲から距離を置かれ、弟子も離散してしまう。 私がやったことは、正しか

          「よくやった 事情が変わった なぜやった」→ カズオ・イシグロ「浮世の画家」の解説

          クリエイティブなランチをするサークルを作ってみた

          noteのサークルで「クリエイティブランチ」プランを作ってみた。ヤバいカフェ・レストランが好きな人、クリエイター、クリエイティブに理解ある経営者とランチする会。ランチしましょう! クリエイティブランチ https://note.com/chakuriki/circle ランチしましょう!

          クリエイティブなランチをするサークルを作ってみた

          noteサークル「谷口マサト企画室」 25歳以下はほぼ半額のU25プラン出しました。

          noteのサークル「谷口マサト企画室」 一般プランからほぼ半額のU25プラン、25歳以下のプランも出しました。 谷口マサト企画室 https://note.com/chakuriki/circle みんなでくだらないものを作る。あなたの企画をみんなが応援し、みんなの企画をあなたが応援する。企画ノウハウを教えあったり、面白い企画を紹介したり。単なる興味か、クリエイター志望からクリエイティブな経営層まで、コンテンツに興味のある方ならOKのサークルです。 儲けることも大切だけ

          noteサークル「谷口マサト企画室」 25歳以下はほぼ半額のU25プラン出しました。

          低レベルな怒りとローテクな本が、創作を支えてくれる。by GO三浦さん、田端信太朗さん、椎名誠×中川淳一郎×嶋浩一郎さん

          怒る人はやっかいで、子どもじみて、かかわらない方がいい。 たしかにそうだろう、でも本当にそうなのか、わからなくなってきた。 というのはこないだ参加した次のイベントで思うことがあったからだ。 椎名誠×中川淳一郎×嶋浩一郎 「ビールはエラい! そして椎名誠さんはもっとエラい! の夜」 このイベントは中川さんが椎名さんを好きすぎて最高に面白かったのだけど、椎名誠さんが昔のご自身が書いた文章をみて、「あの頃はこういう文章が書けたんだよな‥」と懐かしく述懐されていたのが印象的だ

          低レベルな怒りとローテクな本が、創作を支えてくれる。by GO三浦さん、田端信太朗さん、椎名誠×中川淳一郎×嶋浩一郎さん

          noteのサークル「谷口マサト企画室」はじめました。

          noteで今日始まったサークル機能。 さっそく「谷口マサト企画室」を作ってみた。 谷口マサト企画室 https://note.com/chakuriki/circle みんなでくだらないものを作るサークルです。 よかったらはいってねー

          noteのサークル「谷口マサト企画室」はじめました。

          全力でムダなことをするのがコンテンツになる理由。東京藝大卒展にて。

          金剛力士のオフの日 毎年楽しみにしている東京藝大卒展。今年も面白く、さまざまなムダなモノを楽しんだ。藝大に限らず様々な美大の卒展に行くけど、すばらしいのは、展示されているのがすべてムダなモノだということ。ムダだから心を打つ。 なぜムダが心を打つのか? フェミニストの剣 山科ティナさんももう卒業。漫画ブース盛況だった。 で、なぜムダが心を打つのか? この自転車を漕ぐ人が典型だけど、漕ぐ意味がないけど漕ぐことがアートになっている。 全力でムダなことをするには、こ

          全力でムダなことをするのがコンテンツになる理由。東京藝大卒展にて。

          昼ドラ川柳からボーイズラブまで。自分の好きじゃないことで遊ぼう

          色んなところに行ってますねとよく言われるけど、遊びをつくっているコンテンツやエンタメ関係者にとっては、遊ぶのも仕事の一部だ。遊びの構造を知るのが目的で、そもそも自分が好きじゃない物を遊んでいることも多い。 これまで一番大変だったのが、ボーイズラブ(BL)の漫画をタイアップで作ってくれという依頼で、三ヶ月間BLの漫画を研究していたときだった。私は男なので、男と男が抱き合っている漫画を読むのは苦痛だが仕事なのでしょうがない。 「シャーロックホームズはBL(ボーイズラブ)です。

          昼ドラ川柳からボーイズラブまで。自分の好きじゃないことで遊ぼう

          アイデアを出すために、自分が今どれくらいバカか観察する。

          とあるインタビューの準備のヒアリングで、1日をどういう風に仕事をしているのかを聞かれた。 基本となるのは、自分がいまどれくらいバカになっているかを観察すること。私は早朝が一番頭がいいので、そこでアイデアを出している。会社にでるとコミュニケーションが始まるので、脳は言葉を話すためのテキストモードになって、情報量処理が落ちている、つまりバカになってる。 こういう状態ではアイデアはでてこないので、日中は基本、朝にメモ帳に書いたアイデアの殴りがきをプレゼン、会議用に清書するのと、

          アイデアを出すために、自分が今どれくらいバカか観察する。

          オレがオレがは悪魔のささやき

          ゴーン事件、なぜ木村政彦は力道山を殺さなかったのか、に共通するオレオレ詐欺についてVoicyではなしました。

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          ものづくりは体づくり

          プレミアムメンバー専用記事です なんでも体力は必要だけど、ものづくりをするならざっくりと体力というのではなく、体力という要素を分解して、何が体力なのかを探っていかないといけない。体力というのも物語やゲームで一つの大きな要素だから。 体力の根幹は姿勢で、キャラクターの造形にも深く関係してくる。鬼滅の刃を今になって読んだんだけど、強いキャラクターほど姿勢がいいので説得力がある。姿勢がわるくて俺強いんです、って言われても説得力がない。

          ものづくりは体づくり