物語作りはミスリード作り

「泣ける物語を作るときは、泣けるように作ってるですか?」と質問されて驚いたので次のように説明した。

悲劇も喜劇も構造は一緒。物語はまずはミスリード、つまり嘘の事実を展開して、最後に真実を提示して予想を裏切る。その裏切り方で感情を作る。

予想より悪かったら悲劇か怒りだし、良かったら感動。思いもよらない方向ならお笑い。ストーリーのパターンが22しかないという話もあるけど、それは感情の生まれ方がパターン化しやすいから。

悲劇といい話は作りやすいけどワンパターンになる。ミスリードの作り方に創造性が一番でる。映画「メッセージ」を、作り手の人はミスリードの作り方が上手いと思う。時間軸をいじった新しい方法だったから。

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