無能の証明

私は無能である。

事務仕事がまるで出来ない。
この男に事務をさせたら危険ということは知られており、赤ちゃんが異物を飲み込まないよう様々なモノを遠ざけられているように、事務については触れないようにセーフティネットが組まれている。

しかし先日、たまたま人がいなかったので油断して事務を少し手伝った。私もよい年になったので、事務が出来るようになっているのではというおごりがあった。結果やはり混乱が起こり、方々に謝ってなんとか収束した。そのときの会話。

なぜ私は事務ができないのだろう?

とその日は深く反省し考えた。どうも、定型がきまっている事務仕事に対して、無意識に企画性を持ち込もうとしているのではないか?と思い至った。

今やっている仕事は企画だ。企画にも色々あるが、コンテンツ系の企画は他と違うことをすることだ。だから変化させることが習慣になっている。

なので事務に対しても、こうすればもっと価格を下げられるのではないか?などと毎回特殊な組方ができないか考えてしまい、それが混乱を呼んでしまう。

最初の会社で社長に怒られたことを思い出した。とある会社のホームページを作っていて、大したことをしなかったから割引しておこう、と思って取引していたら社長から「谷口君、君が大したことをしたか、してないかと思うなんて関係ない。相手からみて価値があればいいんだからお金はしっかり回収しなさい」と指摘された。

あれからずいぶん経っているのに変わってないから、やはり事務には手を出さないでおこう。事務ができる方は本当に尊敬する。私にできるのは無能の証明をすることで、私に事務を頼むリスクを警告するだけだ。いつか事務ができるようになりたい。

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