どうしてフィリピン移住なのか(後編)

今日は昨日の続きを書いてみたいと思います。
前編はこちら


なぜフィリピンに住み続けることを選んだか

2017年10月に、日本語を教える仕事をするために派遣されてマニラにやってきました。

マニラの生活スタート時はこんな感じ


派遣元は半分お役所的なところで、私たちは住居の手配も受け、「危ないところにはいってはいけません」というレクチャーも受け、守られた生活がスタートしました。

沢山の日本人同僚と同じコンドミニアムに住み、職場との往復もバンでしたので、ローカルの生活を垣間見ることはほとんどありませんでした。

出ることがあるのは、週末。仲良しの同僚と歩いて、週末マーケットに買い物に行くくらいでした。

モールへも行き帰りはタクシーに乗り、一度だけ料金をふっかけられたことがあったくらい。毅然と「払わない!ここでおろして!」と言ったら、メーターを動かしてくれたことがありました。

徐々に行動範囲が広がっていき、、、

その派遣の仕事は、マニラ滞在が7カ月。その間はフィリピンを出国できないという契約で、長期の休みは同僚たちとフィリピン国内を沢山旅行しました。

そうして、徐々に行動範囲が広がっていきましたが、ほとんど「危険な」目にあうこともなく、フィリピンの人たちに親切にしていただき、すっかり居心地がよくなりました。

7カ月マニラ。5カ月横浜。

7カ月の派遣は、翌年も同じスケジュールで雇っていただけることになりましたが、次の派遣までの5カ月間は無職。

派遣登録して、工場地帯で一日中商品にシールを貼る仕事などしながら、次の渡比を楽しみに待っていました。

次の7カ月が終わる頃、「この調子で毎年5カ月無職でいることも、7カ月マニラにいる間の留守宅の家賃を払うこともなんだか嫌だな。。。そうだ。このままマニラに居ついちゃおう!

こうして、2年目の仕事が終わり帰国が迫る中、急遽マニラでの就職活動をしたのです。
日本語教師としての仕事はいくつもありました。
(そこからのお話はまた別の機会に。)

フィリピンの何が居心地がよいのか。

1)気候


一年を通して、一番寒いときでも25℃前後。冬がないので、冬服一式は不要です。衣替えの必要もないし、その分、クローゼットもこじんまりしたもので十分です。

一番寒い時期(12~1月)にちょっとプールに入るのが冷たいかな?くらいで、それでも一年中屋外プールには入れますし、街路ではパイナップルやスイカのカットフルーツを売っています。

2)陽気でホスピタリティあふれる国民性

トロピカルな気候のせいなのか、人々は陽気で、おおらかで、のんびりしています。そして何より、日本人に対して差別感情がないどころか、逆に「日本人なの?!」ということで厚遇してくれるくらいです。

見ず知らずでも話しかけられたり(ただし詐欺案件には注意!)、大きな荷物を持っていればサッと手を貸してくれて、サッと去っていきます。

3)ほとんどない言葉の壁

公用語はタガログ語と英語ですが、いろいろな背景から、各地の言語を母語とするフィリピン人同士も、実は英語で会話することがほとんど

とはいえ、彼らにとっても第2言語である英語なので、こちらの不完全な英語でも理解してくれようと努力してくれますし、実際なぜかフィリピン英語は日本人には聞きやすいです。

少し、ガラパコス化した独自の発音や文法があったりしますが、それはごく一部なので、フィリピン人相手に最初の英会話の壁を超えるのは良い選択肢だと思います。
 

4)ほとんどない食べ物の壁

「食べ物の壁」というのは、たった今私が思いついた言葉ですが。。。
東南アジアというと、甘辛酸っぱいものを連想されるのではないでしょうか。トムヤンクンなどなど。。。

ところが、他の東南アジアと違って、フィリピン料理の味付けは、日本の味付けに近いと思います。飛びぬけて辛い料理はありませんし、煮物などは日本の煮つけの味に似ています。

辛い物が苦手な私も、レストランでメニュー選びに苦労することがありません。


5)日本よりは安い物価


ここ数年で物価はかなり上がりましたが、それでも家賃ひとつとっても日本よりは割安感があります。

日本のクオリティの生活、食べ物を追求すると高くついてしまいますが、適度にローカルに馴染み、自炊をすれば、日本で生活するよりは安く抑えられます。

6)ここでできたご縁

生活していく中で、同僚以外にも在住日本人の方々とのご縁が少しずつ広がっていきました。

フィリピン派遣当初は、「セブがいい!マニラは知らない土地だし、なんだか怖い」などと思っていたのもどこへやら。

今では、馴染みのお店、お友達などがいるマニラを離れられなくなっています。

7)日本から近い!時差も1時間!

フィリピンの首都マニラと、日本の首都東京を直線で結ぶと、ほぼ中間地点が沖縄です。

というと、みなさん「近いですね!」とびっくりされます。
マニラから東京へは飛行機で3時間と少し。(東京からマニラは4時間と少し)

時差だって1時間しかありません。

こんなに近いのに、夏の酷暑も冬の極寒もない、年中穏やかな気候で、のんびりした国民性。いかがですか。ちょっと、避暑、避寒に来てみたくなったでしょう?


初海外をフィリピンで経験してみてはいかがでしょう?

そんなわけで、「たまたま」(とはいえ、全て必然だと思っているので、これも何かのお導きで)マニラにやってきて、そのまま気に入って居座って7年目。。。

この先もしばらくはマニラでの生活を続けていくつもりです。でも、まぁ、いつもその時々の流れに任せているので、また違う土地に行くことも可能性はゼロではありませんが。(^^)

フィリピンの居心地の良さは、まだ海外に慣れていない~という方の「ちょっと試しに行ってみようかな」の行く先に良いのではないかな、とおススメする次第です。


私に関わる全ての人に元気と勇気を!
そしてその人の変化を有形無形で応援していきます!!!

近くて人も気候も暖かいフィリピン、是非おいでやす~。
ちか (2024.1.16)


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