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【進化した定番モデル 再入荷】

GERMAN TRAINER [1183E/1183F] (White) 20,900円 (税込)
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GERMAN TRAINER(ジャーマントレーナー)は、1970年代〜1994年にドイツ軍で屋内用トレーニングシューズとして、実際に採用され、過去にはadidas製やPUMA製も支給していたと言われています。
現在もadidasではBW ARMYという品番で復刻していますが、当時の軍企画の工業製品は、型紙や木型や素材などが「同じ仕様で別の工場に発注される」という事が普通であり、テンプレート化して共有されていたのだと思います。

GERMAN TRAINER [1183E/1183F] (White) 20,900円 (税込)

現在「ジャーマントレーナー」という商品名で展開されているスニーカーは、少し前と比べても種類が増えました。
マルジェラ、タナカユニバーサル、REPRODUCTION OF FOUND、この春夏から取り扱店舗が増えている"本物"や"オリジナルモデル"と呼べる唯一のモデルと謳うブランドで27,500円で発売されているモデル、少し安いモデルや、adidasのモデル、古着屋さんに並ぶモデルも含めると、相当数になると思いますが、当店で取り扱う事になったジャーマントレーナーは、由緒正しき進化版と言える最新作となります。

由緒正しき進化版と言える最新作でございます。

とはいえ、現在流通しているのは全てレプリカなのですが、その中で元ネタに一番近いレプリカが、実はタナカユニバーサル製ですが、タナカユニバーサルのジャーマントレーナーを生産する為の払い下げの機械や型紙は、1994年以降30年近く使い続けた事で、劣化・損傷が激しく製造が不可能な状態だったそうです…

タナカユニバーサルのジャーマントレーナーを継承したモデルです。

実は当店も一昨年前のある時期に、諸事情により、ジャーマントレーナーの仕入れ先を変更する事になりました…
この度、納品して頂いたジャーマントレーナーは、製造に必要な機材の交換・メンテナンスを行い、製造可能になった新モデルで、ワーク・ウォーキングをメインに製造する歴史が古い工場で生産されています。
タナカユニバーサル製の最後のジャーマントレーナーの生産を担ったモデルに近い仕上がりというよりは、『タナカユニバーサルのジャーマントレーナーを超えた』と言っても過言ではありません。

タナカユニバーサル製の最後のジャーマントレーナーのまま、進化した定番品です。

上記の色々なジャーマントレーナーと比べて、この進化版のジャーマントレーナーが一番進化したポイントは、『カップインソールとなりインソールを取り外す事が出来る様になりました!』
「えっ、それが一番のポイント?」と思われるかもしれませんが、著名なシューフィッターの方のブログなどでも、カップインソールの話や、取り替えるインソールの重要性が語られているので、目にされた方も多いかもしれません…

カップインソールとなりインソールを取り外す事が出来る様になりました!

「えっ、それが一番のポイント?」と思われるかもしれませんが、著名なシューフィッターの方のブログなどでも、カップインソールの話や、取り替えるインソールの重要性が語られているので、目にされた方も多いかもしれません…
他のモデルは、インソールが靴底にボンドやテープでベッタリと貼り付けられていて、インソールを外す事が出来ません。
敢えて強い言葉を用いるならば、インソールが外れないスニーカーをお持ちの場合、そのスニーカーはもう捨てて下さい!

標準仕様のカップインソールも、キチンと立体的に成形されたインソールとなります。

屋内用として誕生したジャーマントレーナーが着用された時代と背景を考えると、インソールが取り外しが出来なくても問題ないのかもしれませんが、もう令和5年の2023年ですので、脚や膝や腰の健康・身体の姿勢を考えると、インソールは取り外しが可能で、ご自身がお気に入りのインソールブランドのインソールと入れ替えてお使い頂くという一連の作業は、もう業界のスタンダードです。

ジャーマントレーナーのキモは、トゥ(つま先)部分の高さであるとも言えます。

マルジェラとREPRODUCTION OF FOUNDのジャーマントレーナーは、ジャーマントレーナーというよりはファッションスニーカーとしての位置付けなので、ここでいうジャーマントレーナーの括りからは除外しますが、タナカユニバーサル、本物やオリジナルと謳うモデルと、今回入荷したモデルの3モデルの中で、決定的に違う事が1つあります。
それは、トゥ(つま先)部分の高さが決定的に異なります。

今回入荷したモデルが過去に取り扱ったモデルと比較しても、トゥが一番低く仕上げられています。

当店でも過去、長年に渡りタナカユニバーサルのジャーマントレーナーを取り扱っておりましたが、今回入荷したモデルが過去に取り扱ったモデルと比較しても一番低く、直線的に仕上げられる事で、古着屋で販売される本物に近い仕様です。
タナカユニバーサル、本物と謳うモデルのトゥ部分は低いと言いながらも、今回入荷したモデルと比べると、やはりポコッと盛り上がったシルエットが強調され、どうしても見栄えが悪く見えがちです…

本物よりもホンモノらしい、正真正銘の最新作となります。

古着屋で販売されている本物やオリジナルであれば良いのか?と言えば、やはりファッションアイコンでもあるジャーマントレーナーにも、カッコ良い進化を期待したい所です。
ジャーマントレーナーのキモとも呼べるトゥの低さから、ハーフサイズ・ワンサイズUpで紐を絞って着用するスタイルも多いかもしれませんが、その際にインソールが外れない・変えられない仕様ですと、非常に履き心地が悪い訳ですし、後々ご自身の健康や姿勢に大きな影響を与えますが、その不具合をカップインソール仕様にする事で、履きやすく改善出来る様になったという事こそが、正常な進化でもあります。

今回は写真点数が多めの投稿となります。是非、本文と併せてご覧下さいませ。

そして、やはり写真映えが気になる現代でもあるので、写真を撮った際にキレイに写るというのは大きなアドバンテージでもあると思います。
ちなみに、マルジェラ・REPRODUCTION OF FOUND・タナカユニバーサル・本物 (オリジナルモデル)と謳うモデルの4ブランドと比較しても、本モデルは20,900円 (税込)と、お値段も控えめとなります。

ホンモノを見極める事の出来る、違いが分かる大人の方にこそオススメのモデルです。

1970年代から1994年頃まで、西ドイツ軍のインドアトレーニング用のシューズとして採用されていたこのスニーカーが、ファッションアイテムとして表舞台に立つきっかけとなったのは、マルジェラが1990年代にコレクションで使用した事によるのは周知の事実ですね。
マルジェラとジャーマントレーナーの出会いは、パリの展覧会で、1942年創業の日本のシューズメーカー『タナカユニバーサル』が復刻·出品していたのを見て気に入ったのがはじまりだそうです。

カップインソール仕様にする事で、履きやすく改善した進化版です。

タナカユニバーサルは、ジャーマントレーナーを生産していたスロバキアの工場が倒産する際に、機械や木型、型紙や機械などの一式を買い取り、ジャーマントレーナーとして発売していたそうです。
マルジェラが『タナカユニバーサル』に発注をしようとしたそうですが、「自由に作っていいですよ」との返答に感銘を受け、自身のブランドから販売するジャーマントレーナーを『レプリカ』と呼ぶ事で、『タナカユニバーサル』へのリスペクトを表しているそうです…素敵な話ですね。

ジャーマントレーナーは数多くありますが、上手い話に乗らず、キチンとモノを見極めて下さいませ。

当店で取り扱う由緒正しき進化版と言える最新作のジャーマントレーナーを、ぜひご覧下さいませ。

最新版のジャーマントレーナーとなります。

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