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ネモフィラ咲いて


ひっそりと詩集を出版した。
もうそれだけでいいのかも。
十代の頃から詩のようなものを書くという事は、人前に出るという事目立つという事を死ぬほど恐れていた私には何かのリハビリのようでそれでいて充実した時間でもあり。
書くと少しは変わるのです、何かが。

52歳になった今でもそれは大して変わらず。
慣れていってるだけの事で。
そんな人は実は多いんじゃないんだろうか。
若い頃はなんで自分はこんなだろう絶対に何かの病気だと思うくらい外界に飛び出し生活をする事が苦痛の連続。けれど飛び出し働かにゃ生きてはいけないわけで。楽しさ嬉しさ感動もちゃんと存在する。
もう人生後半だし、別に病気でもなんでもいいやと今は思う。自分を肯定してる。人間誰しも何かしらの病気だとも思う。

そんなふうな人間である私の生活の中で生まれた詩。7、8年前から書いたものの中から81編。
読み返すと、激しいな、と思う。
そんな詩集が出来ました。
『ネモフィラ』といいます。
偶然にも、ネモフィラの季節の出版となりました。


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