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麻雀反省録7 -麻雀はシーソーゲーム-

麻雀はシーソーゲームだ。

点数が頻繁に動き、逆転につぐ逆転のスリリングなゲーム展開。ハラハラドキドキのゲーム。


、、、というのは麻雀の一面に間違いないが、今回は少し違う意味でこの言葉を使いたい。

’運’というものが不安定にゴロゴロと行き来する様がシーソーのようという意味でシーソーゲーム、という表現を使わせてもらいたい。
そのことを強く感じさせる一局があったので、反省点を添えて記録しておきます。

■シーソーのテッペン
直前の半チャンは“ゾーン”とも言えるような絶好調状態。選択が何でもハマり、60000点越えの大トップ獲得(その店は60000点オーバーで打切り)。
次のゲームに入り、仕切り直しになったものの、まだ勢いは衰えず。東パツの親番の配牌が以下。

いきなりイーシャンテンスタートで、しかもかなりの良型。ツモや裏ドラ次第で6000オールが狙える手牌。
『最高形はメンタンピン』だな、と一目見て分かるも、一方で『序盤でテンパって6萬・西のシャボでリーチかければ、一発で打ち取れる可能性があるな』とも感じ、西は一応温存しながら手を進めることに。これがのちのちの悲劇の元凶となるとも知らずに。。。

■違和感
その後、ツモに恵まれず手が一向に進まない。
その間に3・6・7ソウあたりがどんどん上家から切られ、鳴きの誘惑に駆られるも、メンゼンに拘り、スルー。『ツモと配牌が噛み合ってないな。絶好調ちゃうんか、、』と、なんだかすごく違和感があったものの、動けず。

そうしているうちに10巡目前後で北家がリーチ。回しながらまだ和了をみるべく、一発目に西を切る。
これがぴったしカンカンで北家の当たり牌。一発放銃となる。手牌が開かれてみると、七対子の西タンキ待ち。倍満放銃(リーチ・一発・七対子・ドラ・ドラ・裏・裏 ※西が裏ドラ)となった。

■シーソーの最下点へ
まさにシーソーのてっぺんから最下点へ一直線の急降下。高く昇っていた分、落ちるときは加速をつけて一気に落ちる(笑)
んでもって、その反動で相手を一気に押し上げる(´;ω;`)ウゥゥ

シーソーのてっぺんにいるかのような好調そのままに、西を早々に手放して違う手作りをしていればこの展開はなかった。西を使った出和了期待よりも、ツモ和了狙いで手を進めるべきだったのだ。また、あまりにツモが効かない現状を受けて、さっと仕掛けることも必要だった。

■東京フレンドパークの、アレ
ここまで書き進めてみて、ふと思った。シーソーはシーソーでも、公園に有るだれもが知るやつじゃなくて、アレによく似ているな、と。
そう、昔、人気TV番組 東京フレンドパークに出てきた、球を運ぶアトラクション。
あのアトラクションのゲーム性と酷似している。

正式名称 : ネヴァー ワイプアウト というらしい
『おしゃキミ.COM』さんのブログより引用
https://osha-kimi.com/go/japan-travel/granpal-friendpark/

急傾斜を避けて慎重に慎重に球を運ぶだけでは、ゲームクリアはできず、時には大胆に体重をかけて傾斜をつけることが必要。また、体重かけっぱなしではすぐにコースアウトするので、体重の何割かは逆方向に残しておかないといけなかったり。バランス比6:4の時もあれば、9:1、時には10:0でフル荷重が必要な場面もある。その絶妙なバランスを求められるところが麻雀とそっくりだなー、なんて感じたのでした。

運気最高潮の時には、上を目指し大きく大きく手を育てる打ち方を。陰りが見えた時には、バランスを変えて、腹八分目の落としどころを探る打ち方を。要は臨機応変。

そんなことを感じさせてくれた一局なのでした。


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