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自由という無限の大海にいること

高校生の授業で話した時のスケッチが気に入っていて、何人かに話したらイイね!もらって、図に乗ってパワポで作ってみたのだけど、まだ公開していない件。

みんなと一緒のスピード、みんなと一緒の方向、おんなじ顔の色をして、生きていくの。それは、ついこの前までの私。ちょっと気を許すと速く走りすぎたり、曲がってしまったりで、あーだめだだめだ、周囲から浮かないようにしなくっちゃと頑張って泳合わせていた。そんなんだから、自分のことなんかみてなくて、他人のことばかり気にしていた。自己肯定感なんてできるわけないよね。生きづらかった過去の自分。

ほかのみんなは同じ色に見えたけれど、もしかしたら私と同じように合わせているだけの人や、自分のことを考えることをやめた人もいるかもしれない。

NPOの活動をしだしてから、目標のためには人に合わせていたら動かないことに気付いた。自分の意思で動く快感にも目覚めた。で人に合わせることをやめた。自分で考えを優先した。これがまた生きづらい。動けば動くほど人にぶつかる。もう疲れ切って気力が萎えて、どうしてこんなに不器用なのかなと思う。

そんなことを高校生に話したら、一番前で泳いだらええねん!と言ってくれた子、いろんな魚入れたらええねんと話す子、ちんあなごみたいに砂に潜っていると言うた子。このこら、めっちゃおもろい!そーやそーや、どんな色の子やどんなスピードの子がいてもおかしくない水槽を作ったらええねん。ここでその話はおしまい。

先日、高校時代の友人が神戸港の海中写真をFacebookにあげていて、それが鰺かなんかの回遊魚なんだけれど、好きに泳いでいるのや道草を食っているのが結構いて笑ってしまった。そんな感想を書いたら、「何言うてるねん。海は無限に広いのだから自由に泳ぎなさい」と。そうだった。自由という限りなく広い海にいることを忘れていた。