S&P500の下落リスクを減らせる資産とは?@教育資金を新NISAで
こんにちは、ちゃんこです。
このno+eは、娘へ教育資金をつくるための投資日記となります。
新NISAを初めて、オルカンやS&P500といった対象に投資し、これで将来は安心と思っている方もいるのではないでしょうか。
S&P500での投資は安定したリターンを期待できる一方で、市場の波に翻弄されるリスクも伴います。
この記事では、SS&P500のリスクを減らせる資産の運用方法を詳しく解説します。
過去の投稿、教育資金の基本戦略はこちらから。
S&P500のリスクを減らせるアセットとは?
リスクヘッジの必要性: なぜ重要なのか
株価は新NISAを始めた人にとって、S&P500への投資は多くの機会を提供しますが、市場の波によるリスクも伴います。
リスクヘッジとは、こうした不確実性から資産を保護する戦略を指し、適切に行うことで、大きな損失を避けつつ利益を追求できます。
S&P500の下落をカバー:資産減少を防いでくれる金と債券
市場の変動は避けられないものですが、適切なリスクヘッジ戦略を採用することで、資産の大きな減少を防ぐことが可能です。
特にS&P500のような株式指数に投資する場合、金と債券は非常に有効なヘッジとなる傾向があります。
金:市場の不安定性に強い選択肢
金は経済の不確実性が高まると、投資家が安全資産として求めるため価格が上昇する傾向があります。
この特性を活かすことで、株式市場の下落時にもポートフォリオの価値を一定に保ち、資産減少のリスクを軽減することができます。
現在では、中国で不動産価格の下落を背景に景気が暗転している状況下、金を購入が続いています。元にある考え方は、手元に安全資産をという思考に基づいています。
債券:定期的な収入と価格の安定性
債券は比較的安定した投資とされ、株式市場の不安定な動きに対するバランスを提供します。
特に国債や優良企業の債券は、リスクが低く、定期的な利息収入により継続的なキャッシュフローを保証します。
これにより、S&P500の大きな下落からも資産を保護することが可能です。
もしくは、下落幅の縮小が期待できます。
逆相関って何?: 相関性を理解してリスクを管理する
逆相関の投資対象とその効果
ここで逆相関とは、株式市場の動向とは反対の動きをする投資対象のことを指します。
例えば、株価が下がる時に価値が上がる債券や金などが代表的です。
上記の場合、S&P500のみに投資をしていたら下落時に20%以上の損失を被ることになっていました。
ところが、そこで金を持っていることで株の下落時に上昇し、下落幅を下げるもしくは相殺することができたかもしれません。
特に、大きな市場の調整があった際には、逆相関アセットがリスクを分散し、全体の損失を抑える効果を発揮します。
逆相関戦略の実践
逆相関戦略を実践するには、まず市場動向を常に注視し、予測する能力が求められます。ただ、この流れを全て理解し、常に実践できている人はあまりいません。
それはなぜかというと、この相関にも波があり、相関が強い時、弱い時があるからです。
そのため、確実に逆相関となっているからリスクヘッジが十分となることは、難しく分散が完璧に行えることは非常に困難となります。
ではどのように購入すれば良いの?
コアサテライト戦略の観点で言うと、コア:サテライト=7:3、8:2の割合を勧めるサイトが多く見られました。
もし、貴方がいくつもの資産を選べないというなら、このコアサテライト戦略に則り3や2の割合部分で投資を行えば十分となります。
また、投資の基本である分散をより意識するマインドであれば、1つの資産には3〜5%程度の投資に留め、金の他に不動産や債券、暗号資産も投資対象となってくるでしょう。
ベビちゃんこのポートフォリオ
現在の価格
前回に続いて、下落が続いています。米経済の底堅さが高金利政策の維持に繋がり、それが重荷になり株価自体は下落の傾向が続いています。
海外の経済動向
米国とインドの経済ニュースを見ていきましょう。
大局観を掴んで、先々の投資の方向性を探っていきます。
最近の米国の経済ニュース
①米国の住宅市場とモーゲージ市場の見通し
2024年4月の報告によると、米国の経済成長は若干緩やかになっていますが、労働市場は依然として強固で、失業率は4%未満で推移しています。
住宅需要は回復していますが、平均6.8%のモーゲージレートが続いているため、多くの見込み住宅購入者が市場から締め出されています。
モーゲージレート・・・不動産を担保にしたローンの金利
②米国の株式市場の長期的な下落
2024年4月、株式市場は長期にわたる下落を経験しています。
S&P 500指数は4月に4.6%下落し、主要な米国の株価指数が昨年10月以来初めてマイナスの月を迎える見通しです。
この市場の混乱の主な原因は、強固な経済データと持続するインフレーションにより、ウォールストリートが連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期の見直しを迫られていることにあります。
③住宅ローンの金利が7%を超える
住宅ローンの金利が7%を超え、アメリカの住宅手頃性の危機がさらに深刻化しています。
フレディマックによると、30年固定住宅ローンの平均金利は7.10%に達し、前週の6.88%から上昇しました。
この金利の上昇は、連邦準備制度が利下げを行わないとの期待が高まっているためです
最近のインドの経済ニュース
①インド経済の堅調な成長
インドの経済事務次官であるアジャイ・セスは、世界銀行の開発委員会での演説の中で、インド経済が過去1年間に顕著な回復力と成長を示したと述べました。
インドのGDP成長率は、7.3%から7.6%に上方修正され、3四半期連続で8%を超える拡大を遂げています。
また、インドは「インドAIミッション」を承認し、AIイノベーションエコシステムを強化するために1030億ルピーの予算を計上しています。
②イーロン・マスクのインド訪問延期
テスラのCEOであるイーロン・マスクは、テスラでの「非常に重い」義務を理由に、インドへの訪問を延期しました。
マスクは来週インドを訪れる予定で、モディ首相との会談や、テスラの工場建設を確認することが期待されていました。
しかし、訪問は後日に延期されることになりました。
③選挙の開始
2024年4月19日に始まったインドの総選挙は、世界最大の民主的選挙として注目されています。
約10億人近くの有権者が次の政府を選び、ナレンドラ・モディ首相の任期を決定します。
選挙は7段階に分けて行われ、6週間にわたって続きます。
経済成長や政策の安定性を背景に、モディ首相の率いるBJPが再び大勝すると予想されています。選挙の結果は6月4日に発表される予定です
振り返り
最近のX界隈を見ていると、今日はいくら落ちた。新NISAで騙されたという声が散見されています。
足元ばかり見ていると、どこに向かっていたのか、気づいていたら目的地を間違えている可能性もあります。
新NISAのゴールは、老後資金や教育資金を作るはず。長期投資が前提になっているので、今のニュースや株価に踊らされてはいけません。
米国やインドの数年後の予測データを確認し、多少下落の局面が来ているなら、少し買い増す程度がより良い距離感を持った投資になります。
ニュースからも分かるように、現在はアメリカ景気が良すぎることで、株価にとっては重荷になっています。
私個人としては、教育資金ではない部分で少し買い増しを行なっています。
流れを掴むだけでも大局観がわかってくるので、日々のニュースを大事にしてみてください。
再掲) 新NISAで教育資金や自身の資産を築きたい方へ
今の時代、銀行預金では到底、自身の老後や子供の教育資金も貯めることはできません。日本もデフレの経済を脱却しつつある状況となってます。
世間では、春闘で賃金が〇〇円UPなどなってますが、物価の上昇は1年以上前から起こってきていたはずです。これで足りるでしょうか?
物価の上昇率にまだ賃金が追いついていなく、実質賃金はまだ低下したままです。株や投資信託への投資は、自身の資産を作るだけでなく、この物価上昇を恩恵を受けている企業にも投資ができます。
これだけでも、物価上昇の傷は少し減らせるので今からでも遅くないので、
新NISAをはじめとした資産運用を僅かな元手でも良いので始めましょう。
もし、その手助けができればと思い、オンラインでの新NISA開設支援をやってます。興味あれば、ぜひ覗いてみてください。お待ちしてます。
それでは、また次回の投稿で!
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