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躁鬱病の夫との共同生活。

わたしもまだまだ勉強中の、『躁鬱病』。
結婚した時から、わたしの旦那さんは躁鬱病で、会社を休んでいた。
そう、2人揃って心の病を患っていた。

わたしは相変わらず会社には復帰してないが、
彼は2月中旬に頑張って会社を復帰した。
偉い。わたしはそれだけで偉いと思う。
でも、配属された先は、なかなかハードな国際の部署。
慣れない英語の資料を読み込むために、
英会話の勉強も始めたり、慣れないことをはじめから頑張っていた。
とにかくわたしは、
また元に戻らないように、だけを願って、
家に帰ったら、せめて美味しいご飯を食べてもらって次の日の英気を養ってもらおう!ということに徹した。
いまのところ、躁にならないような薬を毎日服用してるので、いきなりハイになったりすることはないが、ストレスで戻る可能性は大いにあり得る。
なので、とにかく無理しないで、と毎日刷り込む。
本人も、病気になっている以降、仕事への向き合い方を変えてくれたので、やりすぎないことを第一に考えて毎日会社に行ってくれているみたいだ。

躁鬱病の患者って、わたしの周りには、夫の1人だけだが、実は本人が気づいてないだけで、割と多いのではないか?
見分けがつきづらい病気でもあるから。
夫の場合は、ある意味わかりやすく、
ハイの時はものすごく早口で、偉い饒舌に、そして永遠に語り続けるから、こいつ今ハイだな、とすぐわかるし、
その対処法も友達だった頃から割と習得済みだからそこまでこちらもストレスはたまらないで済んでいる。
そして、幸いにもハイな時、自分自身が自覚できてるので、だんだん落ち着いていく。

そんな夫が、先日海外から来た70名を越す外人相手のウェルカムパーティーを仕切ることになり、割と忙しく帰りも遅くなる日が続いた。
きっと慣れない英語や、社内でのつまらないやり取りに疲弊してるのだろうと思って、少しでも彼の仕事が楽になればと、資料作りに手を貸したり、ストレス軽減にわたしも出来るだけサポートをしたつもりだった。

無事おとといその大イベントも終わり、周りからの評価もよく、夫としては少し自信を得ることができたのではないかと思っているが、
おかげで今週末は死ぬように寝ている。

これは彼なりの、オフらしい。
鬱になる前に、自分自身を無にすることで、
鬱状態にならないようにのコントロール。

私たち夫婦は、2人とも病み上がりで、わたしなんか、病みが上がってすらいないまま、妊娠をしてる身だ。

色々な夫婦がいると思うが、こんな夫婦でも、
ちゃんとやっていけるし、
その秘訣はとにかく、


無理をしない。

これに尽きる。
つい人間はまだやれる、と過信するが、
無理をしていい結果がついてくるわけがない。

慣れないと難しいが、
わたしなんかはいまでも訓練中だが、

自分がつらいと少しでも感じたら、
手を止め、足を止め、頭を止める。
一度立ち止まって、深呼吸する。

頭の中がわからなくなったら、一番近い人にそれを訴える。相談する。

相談された人は、
無理してでも頑張れとなんか言わないはずだ。

** もし、『あともうちょっとだから、無理してでも頑張れ!』**

なんて、一言でも言ってくるやつがいたら、
それは、あなたの味方ではない。
敵だ。

人間、サボってもいいじゃないか、少しくらい。


人生は長いんだから。

長く幸せに生きる方法は、
無理をしすぎないこと。

これだけ、できてれば、あなたもわたしも上出来だ。

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