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出産は、ハワイで。

この度、私はハワイで子供を出産しました。

まさか自分が異国の地、ハワイで子供を産むだなんて、ちょっと前までは思ってもいなかったのですが。訳あって結果的にハワイでの出産を選択しました。

なぜ、私が"ハワイ出産"を選んだのか。

もともとは、痛みが大嫌いな人間なので極力痛みを避けた出産を希望しました。都内のあらゆる無痛分娩を行っている病院に電話をしましたが、行ける範囲の病院全てがまさかの満床で受け入れ不可状態。かろうじて受け入れしている病院は大学病院もしくは、家から遠い病院ばかり・・・。しかも場合によっては無痛分娩できないという条件つき・・・。産む気失せるー・・・。

え、これって痛みなくして、産めないってこと?!

無理無理無理!

私がどれだけ痛みに弱いかと言いますと、

かつて大学時代に1本目の親知らずを抜くだけで暴れまくった結果、看護婦さんたちに全力で手足を縛られようやく抜歯。これ以上手こずらせないようにと、2本目の親知らずを抜く際には先生の判断で頼んでもないのに医科歯科の麻酔科部長が全身麻酔をかけるために仁王立ちして待っていたほど。(おかげで痛みを感じずに2本目は抜けました)

それだけ痛みに弱い私は、当時無痛分娩以外は考えられませんでした。(無痛分娩もある程度の陣痛は伴うことを後に知る)

そのため、無痛分娩ができないとわかった瞬間に、落胆。いや、この世の終わりレベルで落ちこんでいました。

そんな時、夫から予想外の提案が。

『じゃあ、ハワイで産む??』

・・・・!!!

え、ハワイ?!

ハワイって、日本人が良く行くバカンスの地?!そんなところで産めるの?!

夫がまだ独身時代、コンパで出会った子が、去年ハワイ出産をしたらしく、その話を当時は何気なく聞いていたらしいけど、案外いいんじゃないか、と。(そしてコンパでの出会いも案外無駄にならないね、と。いい解釈をされました。)

そんな手があったか!と。

大して詳しく話を聞いた訳じゃなかったけど、私は、すぐ

『それだ!ハワイで産もうっ!!』

と、返答していました。当時他に痛みを最小限に抑える方法は思いつかなかったし、ハワイで産むとかなんか面白そうだし!っていう、軽いノリで決めました。

ハワイで産む!と決めたら、早速リサーチ。ハワイ出産の本を買い、ネットでもいくつかブログがヒットしたものの、ちょっと情報が古い。最新の情報が意外とあがっていない・・・。なぜ。

調べていくと、最近トランプ政権になってからアメリカの出生主義も、メキシコからの移民問題を発端に規制が厳しくなっていることがわかった。今はSNSが発達している時代。産む前に情報を発信すると、もしかするとアメリカの目に止まって入国ができなくなるかも。。。ということで私も産むまで情報を発信するのは控えました。

ハワイ入国後にわかったのですが、実際にハワイで出産するために入国する日本人含めアジア人が最近非常に多く、

入国の際にかなりの人が別室に誘導され、下手するとその場でお国に返される場合も・・・!!

税関審査の前に係員に見つかり誘導される場合や、入国審査を終えてから外で誘導される場合もあるとか。。かなり目を光らせているのでご注意を・・。汗

かく言う私も例外ではなく、入国時はすでに35週でかなり太っていたため緩めの服装を心がけたものの妊婦だともろバレ状態。入国前から不安で不安で不安でした。まあ、アメリカ人の体型からしたら大したことないんですが。

しかし、飛行機を降りたところでまさかの事態が。

一緒に来てくれた母親がまさかの飛行機酔いで、着陸後にまさかの嘔吐。とても歩ける状態でなく、まさかのSOS。急いで空港係員を呼び、車椅子の手配・・・(どんだけ迷惑かけるんだよ・・こっちは入国でドキドキしてるっていうのに)しかし車椅子がなかなか来ない・・・その間にもどんどん悪化する体調。とりあえず入国審査の列に並ぶも、途中で無理〜!となって、近くにいた別の係員にもSOS。慌てる職員たち。あいかわらず車椅子はこない。とりあえず、あまりのゲロゲロさに見かねた入国審査の係員の人が、特に質問もせず、早く通過して通過した先の椅子に座って車椅子を待てと、わずか数秒で難関を通過。

・・・・え。わたしのあの心配はなんだったの・・・

ということで、まさかの母親ゲロゲロ事件によりわたしのお腹なんて誰も見向きもせず、母親のげろげろ具合に職員さんたちもてんやわんやであっというまに入国完了。完全にイレギュラー。

なので誰にもオススメができませんが、そういうかんじで入国できたやつもいる、とだけお伝えしておきます。

そして、無事に入国。今に至ります。入国してしまえば、あとは産むのを待つだけ。

今回はこんなかんじで引っかかることもなく入国できましたが、今思えば太りまくった結果いらぬ心配を招いてしまったので、太りすぎないに越したことはないな、と。

わたしは軽いノリでハワイ出産をこのように決めましたが、やはりここハワイに来た多くのご夫婦は、子供にアメリカの国籍をもたせたいと思って、ハワイでの出産を希望して渡米するそう。

もちろん、我々夫婦もそれは念頭においてました。が、それ以上に我々が望んでいたのは、産まれてくる次世代の子供には我々より一つでも多くの選択肢を持たせてあげ、将来の幅を広げてほしいという想いがありました。その一つとしてハワイ出産はありだろう、と。そして、出産前後のストレスを抑えられるだろうと。(実際、出産前はストレスフリーでしたが、出産後はストレスだらけでした・・・)

それはわかったけど、実際費用お高いんじゃない?!

と、思っている方もいらっしゃるでしょう。

わたしも決めた段階では何も考えていませんでしたが、実際問題費用は日本で出産する何十倍する場合も・・・。

我々のような、純ジャパ夫婦の場合ですと、保険もきかない出産になりますのである程度の金額はどうしてもかかってしまいます。しかし、きっとそれ以上のリターンがあるだろう!いつか!と思い、あまり躊躇せず決めました。こういうことは、悩むくらいだったらやめたほうがいい!ので。

ということで、これからしばらくハワイ出産についてnoteにカキコしていきたいと思いますので、興味のある方、もしくはおヒマな方、こんな出産もあるんだー的なかんじで読んでもらえればな、と。






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