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最後まで書き切れず没になったショートストーリー集

稀にショートストーリー的なものを書いて投稿する事があるんですけど、中には実力が足りなくて最後まで書き切れず没になったものもあります。今回は没になってしまったショートストーリーの大まかな流れを書いて成仏させようと思います。もし最後まで書き切れる方がいたらパクっていいですよ。


・「第1回チキチキ 冒険者をビビらせろ!冒険者ギルド登録選手権!」

魔王を倒すため勇者として異世界に召喚されたサラリーマン男性。しかし同じ日に異世界召喚された人が自分以外に4人もいた。主人公を含め年齢も生い立ちも様々な男女5人は、召喚士に連れられて冒険者ギルドの前まで来るのだが、召喚士は突然「第1回~(タイトルと同じ)」と叫ぶ。召喚士曰く、ギルド内の冒険者たちは初心者を舐めた目で見てくるので、逆にビビらせてやろうとのこと。5人はそんな召喚士の悪ふざけと無茶ぶりに乗らざるを得なくなり、あの手この手で冒険者達をビビらせに行く・・・。

没理由→5つもネタが浮かばなかった。何も思いつかないまま書き出したのが無謀だった。



・「ボーイ meets ナンジャモ」(ポケモンSVのSS)

ナンジャモ推しの冴えない少年はある日、買い物に行った先で髪型も服装もまるで違うオフのナンジャモに出会う。思わず大きな声を出しそうになったところを止められ、人気のいない所で話を聞くと、ナンジャモの将来が心配な父親が勝手にお見合い相手を見つけて来てしまい、今日がまさにお見合い当日だったのだが、ナンジャモはそれから逃げようとしていた。ナンジャモは、少年を偽の彼氏という事にして父親を説得する事を思い付き、少年に今日1日だけ彼氏のふりをするよう頼みこむ。

なんやかんやでお見合いを無しに出来たナンジャモは少年と別れようとするが、「明日から僕は沢山いる”皆の者”の1人でしかないんだよね」と寂しそうに呟くのを見る。そこでナンジャモは少年の手を引き「まだ今日は終わってないよ」と言って夜の街へ少年を連れて行こうとする。少年は驚いた表情をするが、それを見てナンジャモは「今日の君は”ボクのもの“だぞ」と言っておどけて笑うのであった。

没理由→「皆の者」ではなく「ボクのもの」と言わせたかっただけで、結局それまでのなんやかんやが思いつかなかった。拭えない大滝詠一の「幸せな結末」感・・・。


・「時をかける喜多」(ぼっちざろっくのSS)

文化祭でのライブでぼっちちゃんのギターの弦が切れてしまう。それに気づいた喜多ちゃんは観客の注意を逸らす為に、実はこっそり習得しておいた歯ギターでソロを弾くが、観客だけではなくぼっちちゃんまでドン引きしてしまい、結局ぼっちちゃんはそこから動けずフォローにならなかった。ライブ後も友達から「喜多ちゃん頭・・・間違えた、歯は大丈夫?」とか「私も喜多ちゃんを見習って歯を強くしようかな(?)」などとぎこちないフォローをされ、周りからロックのやべー奴扱いされてしまう。「何が間違っていたのかしら」と混乱し目の前が真っ暗になると、何とタイムスリップしてライブ前日まで時間が戻っていた。

今度こそ上手くやると決めた喜多ちゃんは、今度は電動ドリルでソロを弾くが、やっぱりドン引きされてしまい同じ轍を踏んでしまう。
喜多ちゃんはぼっちちゃんに「何が悪かったのかしら!?」と尋ねると「ふ、普通に弾いてもらえれば良かったかな・・・」と普段から奇行が多いぼっちちゃんから普通の事を言われ、またしても目の前が真っ暗になった喜多ちゃんは再びライブ前日にタイムスリップする。その後はアニメの最終回の内容通り。実はタイムスリップしていたりしてというif話。

没理由→この時仕事が忙しくて書き切れなかったのと、喜多ちゃんってそこまでアホじゃないよな・・・と思って投稿自体を躊躇ってしまった。



結局、書きたい所、美味しい所までは思いつくけど、そこに辿り着くまでのプロセスが思い付かないし実際書けなかったから、漫画でも小説でも描き切る人は凄いなと思いました。

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