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2022年冬アニメについてかいつまんで話す

いつもやっているあれ!!!


今期は中々粒ぞろいで取り上げたい作品が多かったのですが、いつも通り自分が見ているものの中から10本選んで書くことにします。
今回は全作3話まで見た時点での感想を書いています。あらかじめルールを決めて事前に準備しておかないと、ポケモンが出てからは何も手に付かなくなりますからね!!(開き直り)

ではいつものように行きます。



・リアデイルの大地にて
私がもっと増えて欲しいと願っている女の子が主人公の異世界ものです。3話の時点では200年後のVRMMORPGの世界に転移してしまい、自分が知っているプレイヤーもいない事が分かり塞ぎこんでしまっていますが、作品としては日常系やスローライフものと取れる内容になっています。こっちの方がよっぽどスローライフですね(何かと比較している)
また、監督が『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』『神達に拾われた男』を手掛けていた事もあり、今作でもCM前後のアイキャッチであのノリが見られます。色んなアニメに導入して欲しいですね。


・スローループ
1年ぶりにきらら作品が来ました!!泣きそうです!!
釣りを題材にしており、その中でもフライフィッシングを取り上げています。さも知っているかのように書いていますが、フライフィッシングという物自体今作で初めて知りました。
親の死、再婚という一見暗くて重そうな設定もありますが、すぐに慣れるものではないのだけれど、1つ1つ向き合って前向きになっていく姿は泣けます。同じく親を失っている小春と、幼馴染の恋ちゃんという2人の視点からひよりを見守る姿に涙・・・。しかしただ泣けるだけではありません。ひよりと小春、ひよりと恋ちゃん、それぞれの関係性に萌える!!!!!!(今の時代にあえて「萌え」と言うのが面白いと思い込んでいるだけなので気にしないでください)
あとひよりと小春の部屋が繋がっていて、ベッドの横の戸を開けるとお互いの顔が見えるようになっている間取りが素晴らしかったです。この家を設計した人は偉大な建築家に違いない。


・からかい上手の高木さん3
ついに3期ですよ。そして放送局も全国ネットに拡大されましたし、もう後は同じ枠で放送された呪術廻戦、はめふらに次いで映画化するしかないのではないでしょうか。
3期でも高木さんのからかいは続きますが、1,2期に比べて段々と積極的になっているのが分かります。何に対して積極的かを言うのは野暮なので言いませんが。
EDも1,2期と変わらずJ-POPのカバーですが、1話の「夢で逢えたら」よりも内容と合致したEDはありませんね。EDが何かも含めて今後も楽しみです。


・その着せ替え人形は恋をする
雛人形を愛し自らも雛人形を制作する男子高校生と、オタクに優しいギャルではなく自身がオタクのギャルが邂逅し、そのギャルの為にコスプレ衣装を作る事になる話。ヒロインである喜多川海夢の物怖じせずズバズバと言う性格、素直に他人の好きなものを肯定出来る所、推しの話になると熱くなる所、そして顔が良いというオタクが好きになるギャル像をこれでもかというほど浴びせられています。作画が本当に良いので顔の良さが尚更際立っています。後述の明日ちゃんと併せて、スーパー顔が良いタイム(勝手に命名)という枠が形成された土曜深夜枠は熱いですね!!


・明日ちゃんのセーラー服
原作コミックスを読んでいるので贔屓目無しではどうしても見られないのですが、贔屓目無しでも素晴らしいアニメーションだと思います。明日ちゃんが動いているだけでも感動ものですが、一挙手一投足に生命が宿っていて見る幸福としか言いようがない。
今作の作者である博先生がイラストを手掛けた『スーパーカブ』でも共通する事だと思いますが、どんなに些細な事でも初めて体験する事、初めて見るものなどに感情が揺れ動き、日常が彩られていくのを見ると、これこそが真の日常系ではないかと思うばかりです。
漫画を読んでいた頃からアニメで見たいシーンがいくつかあり、間違いなく今後やるはずなのでこれからも非常に楽しみです。


・怪人開発部の黒井津さん

秘密結社の怪人開発部で予算と他部署に翻弄されながらも怪人の研究開発をしていくコメディとなっています。前期に放送されたジャヒー様といい、テレ朝のこの枠はこういう路線で行くのでしょうか。
ナレーションは特撮ヒーローを演じた事がある俳優が毎回担当しており、特撮ファンとしてはそこも楽しみの一つかもしれません。私は疎いのでピンと来ませんが・・・。ウルトラマンなら多少分かる程度・・・。
あとヒーローだけではなくCV.田村ゆかり、堀江由衣の魔法少女も登場します。何でもありですね!!土曜深夜にニチアサを先取りしています。


・時光代理人 -LINK CLICK-
思いのほか良くてダークホースとして注目している中国発のアニメ。写真の撮影者の意識に入り込み写真の世界に飛ぶ事が出来るトキと、その写真が撮影されてから12時間後までの動きを知る事が出来るヒカルという男2人が、写真を通してお客の依頼を受けていく話です。
2話は人情物のシナリオ、オチの構図まで素晴らしい内容になっていましたし、1話も途中まで人情に訴えるものがあったのですが、急展開で救いようのない内容に・・・。しかもそれがまだ今後の展開にも影響しているような描写が続いているので、これがどう収束するのか非常に楽しみです。中国の動画サイト「bilibili」では去年配信されて話題になっていたみたいですが、確かに話題になるのも分かる気がします。


・プリンセスコネクト!Re: Dive Season2
ついに2期が放送となりました。もうOPから圧倒的情報量と作画リソースで圧倒されています。『ドールズフロントライン』といいソシャゲ原作アニメのOPのクオリティが高すぎます。
プリコネをやった事が無いので、やっていたらもっと理解が深まっただろうにと、特に3話を見てから思いました。3話は本当に凄かったですよね・・・(小並感)
1期から通ずることですが、各キャラを丁寧に掘り下げ、それぞれの魅力を引き出していて未プレイでも見やすい内容になっていると思います。


・錆喰いビスコ
前々から原作のCMを見た事があるので名前だけは知っていたのですが、癖のある世界観で驚きました。
兵器の暴走で文明が崩壊し、人間までも錆びついてしまう錆び風が猛威を振るう世界。その錆び風の原因はキノコにあると言われ、キノコを扱うキノコ守りと呼ばれる人々は迫害を受けてきたが、実はキノコには違う作用があり・・・と設定の時点で凄いものがあります。その上巨大なカニがいたり、神社かと思ったら生き物だったりと全く先が読めません。去年放送された『86-エイティシックス-』といい、今作といい、異世界ものではないラノベ作品もまだまだ健在ですね。


・平家物語
あの平家物語がアニメになりました!!
語り部である琵琶法師の女の子、「びわ」を主人公に置くことでその視点から平家の様子を描いています。
サイエンスSARUによる美しい映像、平曲、緊張感のあるキャスト陣の演技など、全てにおいてレベルが高い作品であると思います。これが学校の授業の教材だったらどれだけ授業にやる気になったか・・・。ただ教材にしてはあまりにも豪勢ですね。
3話では6年の時が経ち、重盛の子ども達も見るからに成長していますが、びわだけは身体的変化が見られません。これも面白い所であり色々な解釈が出来ると思います。私個人の意見としては、あくまで平家の姿を描いた作品だからびわ自身の成長は描かないとか、平家の武士に父親を殺されたびわ自身が平家の栄華と驕りを映す存在だからとか、あれこれ挙がっているのですが果たしてどうなのか。今後見ていくと何か分かるかもしれません。


◇締め
かいつまんで話すシリーズも1年続きました。また今年も書いていくと思うのでその時はよろしくお願いします。

冒頭でも書きましたが、今期は面白い作品が揃っていて見ていて楽しいです。楽しみにしていた明日ちゃんも良い感じだし、日常系もあるし、思わぬところから良い作品も出てくるし、こういう体験がやめられないからアニメを見続けているのかもしれません。

次回は2月下旬~3月上旬に投稿する予定です。秋クールでは書かなかった折り返し地点の記事を今度は書きます。


では、私はヒスイ地方に戻ります。


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