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クリスマスだしWebディレクター女子に彼氏ができない理由を考えてみた

※この記事は「LIG Advent Calendar 2018」の24日目の記事として執筆しました。

Webディレクターをしているちゃんれみと申します。
このWeb業界におけるアドベントカレンダーというのは、もともとはエンジニア中心のイベントなんですが、去年に引き続き「どうせクリスマスイブ暇だろう」という理由でアサインされました。御察しの通り暇なので書きます。

ちなみに去年はこんな記事を書いておりました。
▼Web業界で働きはじめて10年経ったので振り返ってみる
https://qiita.com/chanremi0923/items/eaee3850007801bd8551

この記事にある通り、Web業界で働きはじめて今年で11年、Webディレクターを名乗りはじめて5年が経ちました。

2013年の投稿です。ネイルに若さを感じますね。

さて、前置きが長くなりましたが今回は「Webディレクター女子になぜ彼氏ができないのか」について綴ってみたいと思います。あくまでも個人的な見解です。独身30代の戯れ言とお付き合いいただけますと幸いです。

理由1:当事者になれない

Webディレクターの仕事では、クライアント(自社事業の場合はプロダクトオーナー)とデザイナー、エンジニアなどの制作者の間に立ち、物事をつねに第三者目線で判断することが求められます。

一方、男女の関係というのは一対一、「恋は盲目」なんて言葉もあるように、そこに第三者目線で関わり続けると、相手には「心ここにあらず」「自分に興味がないのではないか」と感じられてしまうようで、「何考えているかわからない」などと言われることもしばしば。
Webディレクター女子のわたしは、二人の関係を第三者的目線で見てしまい恋愛にのめり込むことができないのです。

余談ですが、学生時代おなじバイト先で二股をかけられていたことがありまして。なぜか彼氏ともう一人の彼女との仲裁役になったことがありました。結局、彼らから身を引くことにしたのですが、最後に「別れるのはいいけど、縁は切らないでほしい。10万払うから。」という交渉が入りました。仲介役としてのフィーでしょうか。今なら「1人日弱の稼働ならいいかな」とか思ってしまいそう。

理由2:感情を表に出すことは悪だと思いがち

Webディレクションとは「プロジェクトを円滑に進めること」「課題を解決すること」が一番の目的となり、自分の個人的な感情は二の次になりがちです。ディレクションにワガママは不要(個人的な見解です)。

また、その感情ですら意識的にコントロールすることが求められる場面もあります。あくまでもプロジェクトを円滑に進めるために、「ここはちょっと怒ってますアピールするべきだな」と。

そんなことを繰り返していると、恋愛においても感情を出すことが苦手になります。余談ですが、前述の二股彼氏に対して一切怒ったり泣いたりしたことがなかったんですが、最後のお別れのときに「ここは泣いておいた方がいいな」と思ってはじめて泣いたのを思い出しました。その頃からWebディレクターになる素養があったのかもしれません。

理由3:感情の切り替えが得意すぎる

たとえばクライアントに嫌なことを言われたとして、その感情を引きずり続けてもプロジェクトはうまく進みません。
というわけで、だいたいのことは寝たら忘れるようにしてます。引きずらないように。

これはWebディレクションにおいてもプライベートにおいても長所になり得るところではあるんですが、物わかりがよすぎて「都合の良い女」になりがち。

そしてこの「物わかりがよい」スキルがアンテナに引っかかるのはなぜだか既婚者ばかりである。

理由4:何事も取捨選択だと思いがち

Webディレクションとは選択の繰り返しです。いかなる問題に面した場合でも、的確に、そして迅速に判断をしなければいけません。

例えば恋愛において、彼の嫌な部分が見えたとします。そういった場面において「嫌なら別れる」「別れたくないなら受け入れる」の二択で物事をとらえてしまいがちで、極端な選択により恋が短命に終わったり、その逆で辛い恋を続けてしまったりするのです。

理由5:「ごめんなさい」だけで許せない

たとえばデートの約束をドタキャンされたとして、相手がただ「ごめんなさい」と平謝りしている状態だとします。

そんなときWebディレクター女子のわたしは、謝罪の言葉と合わせて、「なぜドタキャンすることになったか」「それに対する埋め合わせをどうするのか」「二度と同じことを繰り返さないためにどう改善するか」の経緯・対応・再発防止策を示してもらわないと謝罪と受け止められないんです。恋愛の障害報告書フォーマット、ほしい。

理由6:運用が苦手

これはWebディレクターによっては得意な人も好きな人もいると思います。
しかし、とくに受託制作を好むタイプの人はよく言えばつねに新しいもの・人に触れていたい、悪く言えば飽き性な人が多いのではないでしょうか。

つまり受注であったり、リリースのタイミングにモチベーションのピークがくることが多く、そもそもその後の運用まで関わる案件は一部だったりします。

恋愛に例えると受注は「お付き合いしましょう」という段階でしょうか。そこにモチベーションのピークがきてしまい、その後の運用、そして結婚までグロースさせるなんて今のわたしにはハードルが高すぎるのです。

理由7:メンヘラである

個人的にWebディレクターにはメンヘラ気質が不可欠だと思っています。

「あの人(クライアント)、なにを考えているんだろう?」
「彼(デザイナー)が約束(締切)を守らなくても、めげない。次を信じて調整する。」
「ぜんぜん返事が返ってこない…何回もリマインドしちゃうぞ」

こんなことをずっと考えている。
レスがなければ不安になるし、過剰に顔色をうかがってしまうし、どんなに振り回されてもめげない。だって、彼(クライアントも制作陣も)のこと、大好きだから。

さいごに

ここまでつらつらとWebディレクターのわたしに彼氏ができない理由を書いてみたんですが、よくよく思い返すと弊社のWebディレクターユニットに在籍する女性ディレクター陣の中には結婚をし、産休・育休中のメンバーもおりますゆえ、最終的には職種問わず自分自身に問題があるんだろうなという結論になりました。

ディレクションにおいて、「他責にしない」ことも重要ですからね。

それではみなさま、よいクリスマスイブを!


▼LIG Advent Calendar 2018
https://qiita.com/advent-calendar/2018/lig
トリは我らがLIGのCTO、づやさんにつなぎます!

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