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園芸好きの皆さん、この言葉に奮起しませんか?

「一年草扱い」

本当は多年草だけど、寒さに弱くて日本では冬越しが難しい植物、逆に夏の暑さに耐えられない寒冷地の植物を、こういうふうに呼ぶそうです。

このことを知った時、
えーっ!
と、ちょっと騙された感がしました。
大切に育てても、一年で枯れちゃうと思っていたから、冬越しをあきらめてきたのに‥‥。

霜にあたると溶けるように枯れてしまうインパチェンス。
毎年新しい苗が花壇に植えられるサルビア、パンジー、ベゴニア。
冬になると花屋の店頭に並ぶポインセチアやシクラメン。

皆、一年草扱いの多年草なのだそうです。

居間で冬を過ごすインパチェンス
同じく越冬仲間のベゴニア

他にも多年草だと知って驚いたのが、ナス、トマト、ピーマン、トウガラシなどの野菜たち。
ちなみに私は以前、ナスの冬越しに挑戦してみごとに失敗しました。

それでも。
その植物が、1年以上生きる力を持っているのなら、なんとかして冬越しさせてあげたいと思うのです。
そしてそう思うのは、どうやら私だけではないようで、

一年草か多年草か
戸外で冬越しができるのか


といった疑問がネット上を飛び交っています。
園芸好きの皆さん、一年草扱い、という言葉を聞くと、なんとか多年草としての寿命を全うさせようと、やる気がでてきませんか?

余談

ところで、一年草は何故一年で枯れてしまうのでしょうか。
種を作るのに、全エネルギーを注ぐからのようです。
全力疾走の一生なんですね。

「花が咲いて実がつくと、その時期に蓄積養分が種子に集中的に転流され、葉や茎や根は窒素源枯渇状態となり、細胞分裂も細胞の機能維持自体もできなくなり枯死して行くわけです。これが1年草です。」

一般社団法人日本植物生理学会.「1年草は何故枯れるのでしょうか?」


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