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2024年4月14日(日)アップするために書いた日記

「土曜日に何時に起きるかでどれぐらい疲れてたかわかる」

灘高出身者のYouTuberユニット「雷獣」が最近アップしていた動画で、社会人と兼業しているかべちゃんが「社会人あるある」として挙げていた。

日曜日だったが、11時までゆっくり寝て起きた後、ふとこの動画を思い出した。一橋大学を卒業したかべちゃんは、広告代理店に就職したが兼業も含めてなかなかうまくいかず、実はこの動画が撮影されたときもすでに休職中だったそうなのだが、それはまた別のお話。おもしろいこと、クリエイティブなことをやりたい、という気持ち、とてもよくわかる。仕事でそれを実現できず、プライベートでもうまくいかないと、心のバランスが崩れてしまうよね。

今日は14時からロアッソ熊本のJ2リーグ戦がある。録画した『花咲舞が黙ってない』を見て、妻に昼食を作ってもらい、シャワーを浴びて、コーヒーを入れて観戦体勢を整える。ここ数週間、土日に外出する予定がなく、時間の決まっている予定がJリーグの試合くらいのものだから、それを基準に予定を組んでいる。

序盤、DAZNの通信環境が悪くモタモタしている間に1−2となり、前半のうちに2−3まで進んだ試合は、最終的に3−3で決着した。ホームの熊本は前節まで3試合連続で16歳の高校生Jリーガーが得点していたが、今日同点ゴールを決めたのも17歳の高校生。リーグ戦において負けが先行していること、今日の試合も一昨年天皇杯で優勝した甲府相手に終始ボールを保持し圧倒する展開だったことを考えると、勝ちたかったというのがもちろん本音だが、怪我人が戻ってきたり、若者が活躍していたり、明るい話題も多い。

今日の試合は、2016年に起こった熊本地震の前震から8年という意味でも、県民に元気を与える勝利が欲しかったと言えるかもしれない。選手も監督も入れ替わり、当時を知る選手はもう2人しか残っていない。それでも、「8年前は熊本で辛い思いをした人たちがいる。今日は勝って笑顔で帰ってもらいたかった」と選手や監督が試合後に言及してくれていた。当時、クラブは活動休止を余儀なくされ、リーグ脱退まで議論されていたし、やっと再開してからもホームスタジアムは救援物資の保管場所として利用されていたため、柏や神戸など全国各地をホームスタジアムとして転々とすることになった。もちろん調整不足の選手たちは過密日程の中でなかなか勝ち星を上げられない。ただ、間違いなく県民の希望の星であったし、スポーツクラブの存在意義はそうしたところにも間違いなく存在する。そんな時代を見ているが故に、ここ2年、J1昇格プレーオフ、天皇杯ベスト4と、見たことのない景色を見せてもらえて、まさに夢のような日々だ。

試合が終わった後は、おつかいに出て晩御飯の具材を揃える。夕飯の準備を妻にお願いし、近くの公園にランニングへ。6年前にフルマラソンを走ったときの幻影を捨てきれないでいて、ちょこちょこと走っては、当時の感覚を取り戻したいと思っている。今の練習の調子からはとても完走が想像できないが、今年度どこかでフルマラソンに出たい。

実はここ1週間、個人的に日記を書き始めていて、それを毎日noteに投稿している友人に伝えると、「あげなよー」と勧められたので、あげる用の文章をこうして書いてみた。日々書いている文章は本当に自分を読者として想定したものなので、別に愚痴を書いているわけでもないが人様に見せられるものではない。あくまでも今日の文章はアップする用。ただ、こうして書こうと思いながら土日を過ごしてみると、何も予定がない1日でも張り合いが出るというものだ。毎日noteに日記をアップしている人を何人かフォローしているが、本当にすごい。何にもない日をどう書くかに腕が出る。普段書くエッセイとは別で、たまにはこうしてアップする日を作っていけるといい。

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