YouTube「井上逸兵・堀田隆一英語学言語学チャンネル」に異変が起こっています．1年2ヶ月ほど前に開始した同チャンネルでは水曜日と日曜日のそれぞれ午後6時に最新回を公開しているのですが，一昨日の4月19日（水）午後6時に最新回（↑のもの）を配信して以来，これまでに経験したことのない現象が起こっているのです．
　この最新回は登録者数18.8万人（本記事執筆時）を擁する YouTube の人気チャンネル「ゆる言語学ラジオ」の水野太貴さんをゲストにお迎えしての飲み会回シリーズ第1弾「#120. ゆる言語学ラジオ・水野太貴さんにお越しいただきました！」だったのですが，井上・堀田にとっては初体験レベルで視聴回数が伸びているのです．
　公開後2時間たった午後8時の時点で約1,300回．人気者はスゴいなぁと思いつつ床に就き，翌朝起きて覗いてみると約8,000回ほど．公開から24時間後にはついに10,000回を突破．その状況を受けて，

　「井上逸兵・堀田隆一英語学言語学チャンネル」では，これまで120本の動画を公開してきましたが，視聴回数で「万」の桁は経験したことがありませんでした．それまでのベスト5は，以下の通りでした．

1. 「#1. 「英語学」ってなに？--むずかしい「英語」を「学」ぶわけではありません！！」　5,958回（初回のご祝儀？）

2. 「#25. 新説！ go の過去形が went な理由」　3,369回

3. 「#30. 英語の語順は大昔はＳＯＶだったのになぜＳＶＯに変わったかいろいろ考えてみた。」　2,641回

4. 「#91. ゆる〜い中世の英語の世界では綴りはマイルール？！throughのスペリングは515通り！堀田的ゆるさベスト10！」　2,567回

5. 「#81. often の t を発音する人が増加傾向！？　なぜ？　---　often だけの謎」　2,453回

　初回動画ですら1年2ヶ月かけて少しずつ視聴回数が増えてきた結果，ようやく6,000回に届こうとしているときに，今回の水野さんゲスト回については公開後48時間で，すでにその倍の12,000回に達しているのです！　いやはや．
　この最新動画では，3人がビールを片手に和やかにおしゃべりしています．主に「ゆる言語学ラジオ」の誕生秘話や言語学界隈に及ぼしている影響力について語っています．
　言語に関する2つの YouTube チャンネルは，規模もテイストもパーソナリティの立場も異なりますが，最も重要な点は共通しています．両チャンネルとも，言語（学）の魅力と不思議を一般に広く伝えたいという明確な方針をもって制作され配信されていることです．この共通点は本当に心強い！
　「ゆる言語学ラジオ」に関する私の思いは，Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」で昨日語ったところです．「#689. 『言語沼』 --- ゆる言語学ラジオから飛び出した言語本」をお聴きいただければと思います．