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好きだったのに・・・

でん六のピーナッツチョコが大好きで、自分でドクターストップを出すほど食べていた時期があった。一時期運動もせずに食べてばかりいて太った時のことだ。


最近はどのコンビニにも自社ブランドながら中身は同じピーナッツチョコが並んでいて、ピーナッツチョコ中毒者には嬉しいやらヤバいやらという状況である。


ピーナッツチョコがでん六ブランドでしか存在しなかった昔は、100グラム百円だったものだが、最近は70グラム百円と少々世知辛いことにはなっているのだが。


糖質のことを気にしているくせに、ピーナッツチョコだけはなぜか大目に見ていて、ことあるごとに買って食べていた。製造はでん六であると疑うこともせず。


量販店に行ってお菓子コーナーを眺めていると、昔懐かしいでん六君がプリントされたOEMではない本家のピーナッツチョコに出合うことができたではないか。


帰宅して一緒に買った梅味の柿ピーで晩酌を済ますと、おもむろにでん六君の袋を破きひとかけら口に放り込んでみた。得体の知れない違和感が口内に広がる。


「でん六のチョコってこんな味だったっけ?」ピーナツはいいのだがチョコの味が違う。何か駄菓子屋のチョコ菓子のような安っぽい味なのだ。コレハダメダ。


コンビニに走り、ピーナッツチョコの製造元を確認してみると、ナントでん六ではなくなっていた。でん六製ではないピーナッツチョコの味に慣れていたのだ。


ということは、今日買ったでん六製の味がオリジナルのでん六ピーナッツチョコの味なのだろうか。新しい味に徐々に慣れてきて本家の味を完全に忘れたのか。


久しぶりにでん六君に会った嬉しさでまとめて買ってしまっているので、残念な気持ちだ。これを食べ終わる頃にはコンビニチョコに違和感を持つのだろうか。

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