コンサル就活の推薦図書

こんにちは、チャーリーです。
就活時にどんな本読んでたか教えてくださいというDMが一番多かったので推薦図書noteを作成してみました。僕の独断と偏見による評価を5段階(最高★★★★★)でつけています。また、どのように選考に役に立ったのかも載せています。最後まで無料なのでぜひ目を通してみてね。

とはいっても、お前の評価ってあてになるの?という人もいると思うのでまずは軽い自己紹介をしたあとに推薦図書を羅列していきます。よろしく。

1.自己紹介とこのnoteの立ち位置

まずは僕の自己紹介から

内定状況
BIG4:内定2、途中辞退1
非MBB戦(Tier2~3):内定1、落ち2
MBB:落ち2(M受けてない)

非MBB戦(Tier2~3)に行く予定。

こんな感じです。上記以外にはコンサルティングファームはエントリーしておらず、FASも受けていないです。もともとメーカー第一志望だったこともあり、受けたファーム数は少なめ。メーカーは40社くらいエントリーしました。

※こんな僕が評価する推薦図書noteだということをご留意ください。他業界も見ていて、コンサルだけに時間かけていられないよ!という人にも読んでほしいですね。

このnoteの立ち位置(レベル感)は?
BIG4~非MBB戦略に内定が狙えるレベルでの書籍とその評価です。MBBは受かってないのでわかりません笑。ただ、書籍でのインプットよりもアウトプットの方がはるかに重要であることは確かです。以下の書籍を読んだうえで、壁打ちや友人との議論等でアウトプットに力をいれてください。

BIG4志望者へ
インプットに関して言えば以下の書籍で十分だと思います。以下の書籍でも読み切っていない人の方が体感多いと思います。

MBB、その他戦コン志望者へ
このnoteを入門書とでも思ってくれれば幸いです。これを読んで、これだけじゃ足りないよ!とか、その本は○○というよりは△△に役立つ本でしょ。のように批判できるようになってください。

※評価が高くても書籍の内容は、鵜吞みにはしないでください。おれなら私ならこう考えるな。こっちの方がいいだろ等批判的な視点で読み進めていただければと思います。また、★の数はあくまで内定を取るためにどのくらいおすすめできるかです。実際の業務でどのくらい役立つかではありません。

以下、常体で書きます。

2.書籍とその評価

2-1.思考力向上・ジョブ対策

・A様(XのID:avo_ca_do__)のnote(評価:★★★★★)

まずはこれを読んでほしい。特に戦コン志望の方。このnoteで戦コン就活に必要な考え方の全体像をつかむ。そのあとに、自分が弱い部分を補う形で書籍を読むのがよい。ここに出てくるツールを完璧に使いこなせている人は戦コン内定者でもほぼいないと感じる。アウトプットをする際に意識的に活用し、質を高めよう。このnoteでは、コンサル就活していてよく出てくる単語の意味、その関係性も学べる(仮説?論点?イシュー?ツリー?という方にもおすすめ)。非常にわかりやすい。これを最初に読め。

・イシューからはじめよ(評価:★★★★★)

イシューを見極め、言語化し具体的なスタンスをとる。そして仮説を立て、行動に移す。この流れを身に付けるのに役立つ。ジョブではまず、なるべく漏れなく調査してから今後どうしていくかスタンスをとりがちだ。実際そんなことをしていたら1dayでも3daysでも時間が足らなくなる。まず配られた資料等を読み、イシュー(解くことができ、解けたときにインパクトが見込める問い)を見極め、仮説を立て、言語化する。言語化することで班員全員が同じ方向を目指せる。そして仮説を検証するために調査を行い、議論する。修正する時は仮説ごと修正し、しっかり言語化する。そう簡単に取得はできないが、この流れを念頭に置きアウトプットを繰り返すといいだろう。ジョブ対策にもおすすめの1冊。

・仮説思考(評価:★★★★☆)

仮説思考って結局何?何から始めるの?という方におすすめ。論点思考とセットに読み終えてから就活に取り組むと変な思考の癖がつかなくてよいと思う。

・論点思考(評価:★★★☆☆)

問題解決の上流の論点の設計について学べる。論点思考と仮説思考の関係性は?ということがわかり、脳が整理された。ただ、砕けた言い方をするとあたりまえなことが多く、ページ数のわりに学べたことは少ない印象。ただ、重要な部分もあるので読むことをおすすめする。

・ロジカル・シンキング(評価:★★★★★)

課題に対する答えを相手に伝え、相手にこちらが求める反応(行動)をしてもらう。そのために必要な考え方、伝え方を学べる。この本で出てくるツリー(アサーションツリー?)が個人的にはジョブで役立った。ジョブでは最後に発表を行う。相手はクライアントの偉い人(もしくはプロジェクトの上司)である。この発表では、何に対する答えを用意し、相手に何の判断をしてもらいたいのか。どういう行動を今後してほしいのか。これらを明確にして資料を作らなければいけないし、議論もしなければいけない。この本で出てくるツリーを頭に描いておけば、グループでの議論でどの部分の詰めが甘いのか、資料作りでなにが不足しているのかがわかる。

2-2.ケース(フェルミ)特化の対策

・フェルミ推定の技術(評価:★★★★☆)

フェルミにおいてはまずはこの本を読むことをお勧めする。フェルミ推定の基本的な考え方を学べる。フェルミの因数分解はビジネス・社会モデルの反映。複数の因数分解方法からより良いものを選ぶ。無視していいくらい小さいものや重要ではないものにこだわりすぎない。などなど基本だけど重要なことを教えてくれる1冊。

・フェルミ推定から始まる問題解決の技術(評価:★★★★☆)

フェルミ推定の技術を読んで、もう少しインプットしたいという方にお勧め。問題数が多く、多くの種類の問題に触れられる。自分なりに使えそうなフレームワークを身に付け、使いこなせるようにしよう。

・東大生のフェルミ推定ノート(評価:★★★☆☆)

批判も多いこの書籍。僕は読む価値あると思います。何ベース(世帯、面積ベースなど)で解けばよいのか、多くの具体例とともに学べる。ただ、この解き方を完全に模倣することはお勧めしない。ファームによっては思考時間が3~5分と短時間なこともあり、この書籍の手法では時間内に答えを出せないこともあり得るからだ。BIG4の選考では思考時間が7~10分ほどとられ、この書籍と同程度まで細かく分解して考えられると思う。この書籍に記載があるものは値がかなり古いので注意。

・東大生のケース対策ノート(評価:★☆☆☆☆)

おすすめ度は低い。読み流す程度がちょうどいいと思う。使えるフレームワークもあるが、使えないものの方が多い印象。取り扱っているお題も選考で出会ったことのないパターンが多い。

・過去問で鍛える地頭力(評価:★★★★☆)

フェルミ、それ以外のケース両方とも学べる。お題も基本的なものから少しひねった問題まで存在し、自分の思考方法を拡張できた。ケース何から解こうかなと悩んでいるならこれをおすすめする。

・戦略コンサルティングファームの面接試験(評価:★★★★☆)

シナリオごと(売上増加、利益増加、新規市場参入、価格戦略)に考えるべき点が書いてあり、わかりやすい。ケース面接でも役立ったが、ジョブ対策としての方が重宝した。

・戦略コンサルティングファームの面接攻略法(評価:-)

最後まで読んでないので、評価はしていない。ケースでの仮説やツリーの使い方を学べる。戦略内定者はみんな読んでいたイメージ。フレームワークの実際の活用方法も載っている。M&Aに関するフレームワークについても記述がある。こちらの書籍もジョブ対策としてとても重宝した。

3.今後読んで評価を追加する予定の書籍

今後は、以下の書籍を読もうと思っている。僕の就職までのインプットだ。内定後のおすすめ書籍という項目(もしくは別note)を作成し、随時追加していく。評価は入社してからかな。実務でどのくらい役に立つかを基準に★をつけたい。

・コンサルが最初の3年間で学ぶこと
・企業参謀
・グロービスMBAマーケティング
・構造化思考トレーニング
・具体⇔抽象トレーニング
・ビヨンドデジタル
・経営の大局を掴む会計
・BCGが読む経営の論点
・ATカーニー 業界別経営アジェンダ
・暗記する戦略思考
・アナロジー思考
・データ・ドリブン・マーケティング
・戦略「脳」を鍛える BCG流 戦略発想の技術
・BCG流 問題解決のための仕事設計法
・意思決定のための「分析の技術」
・外資系コンサルのスライド作成術
・外資系コンサルのリサーチ技法
・外資系金融のExcel作成術

4.最後にいいたいこと

大事なのはアウトプットです。このnoteを読む時点である程度就活を進めている人は、書籍を読みながら頭の中でアウトプットをしてください。この前のジョブで〇〇の方針取ったけど、実際は△△から始めれば早く結論にたどり着いたな…などなど。まだ就活して間もない人は、書籍を読んだらすぐ何かしらのアウトプットをしてください。友達と長時間何かのお題で議論したり、ケースであれば壁打ちをしたり。そこでようやく自分の血肉となります。がんばれ就活生。僕もまだまだ成長途中、一緒にがんばろう。

それでは、また。

チャーリー


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