チャロとステラ

チャロとステラ

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バトン

私の息子の話をする。この春小学5年生になる。 息子は2歳頃から程度は軽いものの吃音がある。 息子の兄は発達障害がある。発達障害は遺伝的要素があるため、弟の彼は吃音という形で出たのだと言い聞かせている。 でももし誰かに私の育て方が悪かったと言われたらそうかもねとしか答えられない。 さて、そんな息子は年中から体操教室に通っている。 そこでは始めと終わりの挨拶の号令を生徒たちが先生とじゃんけんして勝った子が言うことになっている。 みんなが挨拶の係を競い合う中、吃音がある息子が

    • 関係ある?そういうの。

      数日前、京都の清水寺のニュースがテレビでやっていた。 人がいっぱい歩いている清水寺を観て 「あ!レガロッソの堤選手のご実家この辺りなんだよね。」 「こんなにいっぱい人が居る場所で育ったら、カットインや一対一が上手くなるかもね…」 「じゃあ都会っ子の方がカットイン上手いってこと?」 「いや、しかし田舎にはダッシュできる土地がある!」 とアホな会話を親子でしておりました。 その数日後、ミキモトで冠婚葬祭の真珠のネックレスを糸替えする用事があったので伊勢志摩に行ってきました。

      • ハンドボール枕草子

        大河ドラマ「光る君へ」を楽しく見てる。 というか毎回大河ドラマと朝ドラは楽しく欠かさず見ていて、なんていうか大人になったと思う。  「光る君へ」は紫式部についての大河ドラマで私も訳された源氏物語を読んだことがあるのだけど、個人的には清少納言の感性が好きである。 枕草子の一番有名な部分、「春はあけぼの…」から始まる文章はすごく好きで、今の季節の真っ暗な寒い朝に洗濯物を干しながら思い出す。今は冬なのか春なのか思うところはあるけど。  昨日ふと思いついた枕草子風文章ハンドボール

        • 43歳にして初めて豊田スタジアムでJリーグを観てきた話

          私は田舎に生まれ田舎で育った。 おまけに基本的に引きこもり体質なので、活発に出かけるタイプではなかった。 そんな私が! 2023年5月6日に人生で初めてサッカーを観に行ってきました。 子どもがサッカー観たいっていうからさ、 あと後援会企業の夫の会社からチケット販売があったから。 しかしチケットは2人分しかなかったもんだからサッカー初心者親子珍道中ですよ。 サッカー観戦が決まり、私は情報収集にとりかかった。 こう見えて計画性があるのだ。 職場の先輩がグランパスファンだと

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          私達の灯りの人に

          ちょうど、2年前noteでバズりましたね。 そのnoteを印刷してコピー機の辺りに貼ってくださったあなたに贈るnoteです。 このnoteは印刷してあなたのおうちのどこかに置いてもらえたら嬉しく思います。 あなたのお父さんはこんなに頑張っていたことをいつかあなたのお子さんに知ってほしいと思うから。 「出会っては別れてく 人は 細胞を駆け抜けていく」 2022-2023ハンドボールプラネットのテーマソングだったLEGEさんの「Light of heart」。この歌詞を幾度

          私達の灯りの人に

          #親子定期戦2022

          2022年、ハンドボール伝来100年。ハンドボール界隈が日韓定期戦に沸いていました。 時を同じくして我が家では親子定期戦が開催されようとしています。 12年の長きにわたる、負けず嫌い次男選手と負けたくないおかん選手、親子定期戦であります。 謝りたくない次男選手3歳が家出しようとしたり、盗み食いした証拠を名探偵チョウナンが暴いたり数々の名シーンを生んできたこの定期戦。 この日を迎えるに辺り、両チームベンチはしっかりと対策と準備をしてきました。 次男選手負傷。 前日のハン

          #親子定期戦2022

          旅立ちの日の前日に

          今、俺の目の前に 奴の机がある。 明日は卒業式。 俺は奴の一学年下。 「お世話になった先輩達の為に後輩達で学校を綺麗にして送り出そう」 という名目で掃除をしている。 全くお世話になっていない。 たった暴言ばかりで威張り散らしていた奴。  人を傷つけて平気だった奴。 俺はずっとずっと頭の中で繰り返し繰り返し、奴に仕返しをすることばかり考えていた。 どうやって自分が受けた苦しみを返すかを考えていた。 想像の中で行なった仕返しは 受験を前にして、成績も内申点も良くなさそう

          旅立ちの日の前日に

          ラヴィッツと私

          日頃から私は大阪の女子ハンドボールチーム「大阪ラヴィッツ」をうるさくさわがしく応援しているわけですが。 2022年一つ目のnoteはなぜ私が大阪ラヴィッツに惹かれたのかのお話から。 2020年1月まで、私にとっては日本ハンドボールリーグとは「我が子がやってるスポーツの大人リーグ」という意識でした。ざっくりすぎて申し訳ない。 私は学生時代、音楽系部活に属し日々、楽器を弾いたり、合唱曲を歌ったり、スポーツとは無縁だったのでトップリーグを知らなかったんです。辛うじてセ・リーグと

          ラヴィッツと私

          ペンコちゃんと私

          私は表現したがりだが、アナログで生きている人間だと思う。 そして機械や数字に弱いので、写真を撮るのは得意じゃない。 私が住む(?)ハンドボール界隈には、すばらしいカメラマンさんたちがいる。 その人達のすばらしい作品を見て、感激してそれでいいと思っていた。 しかし私は、ハンドボール界隈の皆さんがお持ちの良きカメラには足元にも及ばないが、マイカメラを持っている。 名前はペンコちゃん。正式名称がオリンパスのe-pl1。 写真が趣味の妹が、新しいカメラ(確かαというカメラ)を買

          ペンコちゃんと私

          伝えたい姿をみたい

          あの日のあの選手の姿を、私は自分の子どもに伝えたい。 自分の子どもに、あんな人達になって欲しいと思う、そんなチームだった。 10月23日、豊田合成健康管理センターで行われた日本ハンドボールリーグ豊田合成対トヨタ自動車東日本レガロッソ。 この試合はコロナ禍により日程調整、会場変更があり、一般客は事前抽選された30名限定で行われた。 その30名に、どうしたことでしょう、私も当たった。 コートの脇に作られた臨場感たっぷりの席で選手の走る振動や声が聞こえるすばらしい席だった。

          伝えたい姿をみたい

          コロナワクチン副反応の果てに私が見たものとは

          10月4日、14歳の長男とコロナワクチン2回目を受けてきた! 新しいワクチンをうけるなんてなかなかない体験なのでnoteに書いておこうと思う。私に何かあったら資料として役立てて欲しい…。 まずはじめに新しいワクチンってことで打つ人も打たない人も、また体質上打てない人もその選択は尊重されるものだということは言っておきたい。 じゃあなぜ、私が新しいワクチンを受けたのか。 それはね、飼い猫の為さ!! もし新型コロナに罹患して家族全員が入院になった時、うちの2匹の猫達は動物病院や

          コロナワクチン副反応の果てに私が見たものとは

          音が聴こえる体育館で思ったこと

          2021年9月12日。 私と息子は枇杷島スポーツセンターにいた。 これは実は3月の代々木競技場以来の外出だ。 それまで半年間私達がどう過ごしたかというと、学校、仕事、スーパー、習い事の繰り返しだった。 オリンピックは無観客になり外食も帰省もせず、それに反してコロナウイルスの感染者数は増え続けたところで夏休みが明けた。 我が子の学校は9月からも通常通り学校が始まった。給食も授業も普段通りに。 そんな中、ワクチン接種対象外の子とスポーツ観戦に行くのはどうかとも思ったけれど、

          音が聴こえる体育館で思ったこと

          毒舌バー パラリンピックの話

          …あら? …あらあらあらあら? ヤダー、お客さん何年ぶりー?久しぶりー! ママ?ママは元気よぉー! でもあの後緊急事態宣言が出ちゃったじゃなあい。 ママも自粛しようと思って引きこもってたのよー! あらやだ、飲み物ヤクルトしかないわ! ヤクルトすぐ飲み終わっちゃうじゃなーい! はい、お会計お会計ー! 嘘よー! 毒舌バーは多分みんなと違う世界線にあるのよっ。 ママの息子がよく「違う世界線」っていうから使ってみたかっただけよー! オリンピック、楽しかったわね! ママの支払

          毒舌バー パラリンピックの話

          東京オリンピックがのこしたもの

          東京オリンピックが終わった。 当選して待ってたチケットが無効になったり、有給取ったり引っ込めたり、新幹線のチケット買いに行ったと思ったら払い戻ししたり、無観客になり拗ねる子どもをなだめたり、おまけにオリンピック終わって一週間だけど組織委員会からの払い戻しの連絡はなく私個人としてはとても疲れたオリンピックだった。 私達親子は子どもがハンドボールをしている縁もあって日本代表を応援していた。ちなみにオリンピックのチケットもハンドボール。予定では日本代表男子の試合が見られる筈だった

          東京オリンピックがのこしたもの

          私の先生

          私の出会った先生はたくさんいるけれど、やっぱり一番忘れられないのは杉野先生のこと。 先生は、私が中学校で所属していた吹奏楽部の顧問の男の先生。指導科目は音楽。専門楽器はフルート。 って書くと音楽教師にいがちな浮き世離れした繊細坊っちゃん先生が浮かぶのだが、そうではなかった。 とてもガタイが良い、引退後のベテランハンドボーラーみたいな、存在感のあるおじさんだった。多分シャバーニくんに似てる。 先生は全てにおいて自由だった。 音楽室には机は要らないという考え方で音楽室の机

          スターはそこに生まれる

          愛知県国体予選、日本リーグの覇者豊田合成ブルーファルコン対大同特殊鋼フェニックス。 豊田合成は日本代表や外国人選手が抜けた状態であった。 対して大同特殊鋼フェニックスは外国人選手が抜けた状態。 比較してみたら 万全じゃないのは豊田合成の方だとわかる。 しかし私は大同特殊鋼フェニックスが新チームとしていいスタートをきれることをなぜか自然と祈ってしまっていた。フェニックスの選手が笑ってほしいなと願った。 なお、私は大同特殊鋼フェニックスのファンではない…と思う。浮気者のにわか

          スターはそこに生まれる