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趣味「紅茶」-Tea ceremony 01-

 「セレモニー」って書いちゃうと、抹茶の茶道のそれと想像されちゃうと思いますが、今回は紅茶の、しかも和紅茶をメインにした、それもメニュー開発についてです。

▷東奔西走

 皆さんにお伝えしていたか不明ですが、ほんの少し知る人ぞ知る程度のもので、コロナ前に神戸のど真ん中三ノ宮駅から徒歩5分のところで、月一間借りの「紅茶専門店」その名もチャトテ(CHA&TEA)を開店してたことがあるんです。
元・喫茶店のカウンターだけの席数6席の小さなお店でしたが、バルっぽくて、更に駅直結のビルの中の1階という好立地条件やったので、腕試しにはもってこいって感じで3年程やってました。
 最終的にコロナと駅前のビル群の再開発もあって、そのスペース自体が閉店する事になってしまったので、以来休止しちゃってるのですが、また間借りスペースを見つけて再開したいと最近になって改めて考える様になりメニュー開発を始めたわけです。
 正直、次はお店でなくともどこか小さなスペースや旅先での景色の良いところ、茶席でも良いかなとも思っています。

 ちなみに当時は、紅茶屋らしからぬメニューをと、ホットドッグを中心にコッペパンを使ったランチや菓子メニューを提供したり、クロックマダム等のトースト系メニュー、学生時代のスペイン留学の経験を活かしてパエリアを出してみたりとやってました。
 提供するお茶は、全て自分が気に入って購入した和紅茶を常時8種類置いていて、お茶菓子も付いて3杯で1,000円という内容で、お菓子も、毎回色んなジャンルに挑戦して提供してました。
幸いにもお茶のことしながら、飲食業界→洋菓子業界と渡り歩いてきてるので、知識ならあってどうにかこうにか形にはなっていた感じです。

一応パエリア検定初級合格してます〜


▷ 合縁奇縁

 コロナ以降、実店舗での営業やイベントが一時ストップしたのですが、代わりにオンラインでのお茶会やイベント等で、それまで会うことがなかった全国のお茶仲間との交流が増え、更にジャンルも紅茶だけでなく、日本茶、中国茶、ハーブティー等様々な専門家や愛好家との出会いがあったことで多くの経験と刺激を受け、そしてその結果、「季節感」「地域感」「シンプル」という3つのワードが、今後の自分のお茶との向き合い方のキーワードとして、フッとお腹の真ん中辺りから浮かび上がってきました。

富士山観ながらお茶飲んだ、10月2日早朝


 また2022年は、家族旅行とは別に、お茶旅を2度行い、そして大阪での4度の持ち寄り茶会を主催した経験も、メニュー開発に大きく影響を与えていると言っても過言ではないと思います。
例えば、即興でどう場を作るのか?とかね。

▷ First dish

 で、コロナでの活動休止中に得た経験を活かしたメニュー開発が以下のものとして表現されたわけです。

季節感
・季節の食材を使う
・温と冷の使い分け

地域感
・作る場所で手に入る食材の利用
・どんな食材にも合うメニュー

シンプル
・どこでも作れる
・凝りすぎない(ポイントは押さえる)

一皿目のメニューがコチラ

もち麦とあられの茶粥
付け合せ:さつま芋の甘煮/沢庵/わさび昆布


 食材自体は、もちろんその時、その地域で手に入るものにより変わります。
要は「茶粥」ってことですな。
これに、一杯のお茶を合わせて。

▷ Second dish

 デザートも茶粥同様に、季節感、地域感、シンプルに。

冬:みかん煮と白玉
季節に合わせて温かくも冷たくも

 その土地の果物にちょっとだけ手を加えて、和紅茶に合わせてもらうのです。

 まあ、そのうち気まぐれに変えちゃうかもしれませんが、当分はこの「茶粥」と「煮果物」を使って、その季節感と地域感を大切にしながら、和紅茶を楽しんでもらえる場を提供してこうと思います。
機会がありましたら、遊びに来てやってください〜

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