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DDD Challenge 2022を開催しました!

はじめまして、Chatworkで採用広報を担当している安田です。
今回は2022年12月2日に開催した「DDD Challenge 2022」というイベントについてご紹介します!(初のnote投稿なのでドキドキです…)

イベント概要

どんな種類のソフトウェア開発でも、普遍的なスキルとなるのが設計能力です。でも自分の能力がどのレベルにあるのかって確認しにくいですよね…。そんな悩める学生エンジニアたちのための DDD Challenge

チームを組んで参加するもよし、1人で挑むもよし…。我こそは!という学生の皆さんにご参加いただきました。

DDD Challengeとは、DDD=ドメイン駆動設計(Domain Driven Design)をテーマに、ソフトウェア設計の能力を学生エンジニア同士で競う、Chatwork主催の実践型コンテストです。

審査の流れ

開発はGitHub上で行っていただきました。締め切りまでのコミット履歴をもとに予選審査を行い、上位3チームが最終審査へとコマを進めることになります。

本選では15分間のプレゼンと20分間の審査員との質疑応答があるので、論理的に設計できているかどうかが鍵になりそうですね。
ちなみに、エントリーから最終審査まで全てオンラインで行ったので、遠方からでも参加いただくことができました。

どんなことするの?

今回のお題(対象ドメイン)は「チャットにおけるメッセージの予約送信を、コミュニケーションの心理的障壁軽減のために、ソフトウェアで解決する」というもの。
「Chatwork」のようなチャットアプリを想定して、任意のプログラミング言語で設計と実装をしていただきました。

お題の全容(実際に出されたもの)

見事一次審査を突破したチームには最終審査へ進んでいただき、オンラインでのコードレビュー会で発表していただきました。

審査員は「DDDと言えば!」な、テックリードの加藤潤一(a.k.a かとじゅん)さん👏 質問にもじゃんじゃん答えてくれましたよ〜!

コードレビュー会の様子

一次審査参加チームは7チーム!最終審査に進んだのは選ばれし3チーム!同じお題でも、どこに重きを置くかがそれぞれ違っており、三者三様の発表となりました。

実際に利用されるサービスのことを考えて設計するのはなかなか難しかったようですが、かとじゅんさんからは「僕が学生の頃はこんなにコーディングできなかったよ〜」との発言も飛び出すほど!

最後には、かとじゅんさん視点での参考実装解説もありました。学生の皆さんにとって、第一線で活躍するエンジニアから解説してもらえる場はなかなか貴重。知識を吸収しようとひっきりなしに質問がありました。

結果発表

今回の最優秀チームは「チームりくと」の皆さん。
正直どのチームも素晴らしいコーディングで甲乙つけがたかったのですが、クラスベースでは無い実装にチャレンジし、「Howに寄らない、DDDの本質的な部分をうまく表現していた」というところが決め手となり、受賞となりました。

そして栄誉だけでは終わらないのがDDD Challenge。36,000円相当の3種類の景品から、お好きなものをチーム全員にプレゼントしました!

なお、今回は「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 雪」をご希望いただきました。これからもガシガシコーディングに活用してくださいね!(惜しくも受賞にいたらなかった皆さんにも、ChatworkデザインのノートPCケース、モバイルバッテリー、タンブラーのセットを贈呈しました。)

審査員(かとじゅんさん)から一言

イベントに参加していただいたチームの皆さん、ありがとうございました&お疲れ様でした。今回、ドメインモデルについては以下の要素を中心に評価させていただきました。

・ドメインの責務を十分に表現できているか
・ドメインの知識や関心を分離できているか

もちろん、これ以外に実装の細かいテクニック面(継承より委譲を使うかなど)も見させていただきました。
いずれのチームも高いレベルでこれらを満たしており甲乙付けがたい印象でした。若いのにすごいなと。悩んだ結果、「チームりくと」に最優秀賞を決定しました。理由としては以下です。

・何をするかも重要だが、何ができないかの制約も表現されていた
・継承に頼らないGo言語でシンプルな実装だった

最優秀賞以外のチームが劣っているということではなく、皆さんのモデルや実装から学べることがあり、私自身にとってもよい学びの機会となりました。ありがとうございました。

終わりに+次回予告

設計能力を競い合う場でしたが、どのチームも独自の思想で設計しており、お互いに質問しあったりと活発な議論がなされていました。チームで開発するという体験も普段とは違ったいい経験になったのではないでしょうか?

Chatworkでは学生の皆さんのスキルアップを応援して、今後もこのようなイベントを実施していきます。DDD Challengeは2023 年も実施予定ですので、皆さんの挑戦をお待ちしております!

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