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プロコフィエフのピアノ曲の楽譜

4月23日は、プロコフィエフの誕生日

ということで、今日は、私が持っているプロコフィエフの楽譜を紹介します。私が持っているというだけで、すべてを持っているわけではありません。


はじめてのピアノ小曲集

全音から出ている楽譜で、私が購入したときは、1100円+税でした。いつ購入したか覚えていないので、今はもっと高くなっていると思います。

次のような曲が入っています。子供の発表会などで、時々弾かれる曲も入っています。

年とったおばあさん

たぶん、サンクト・ペテルブルクのどこかの本屋さんで、買いました。

15ページほどの楽譜で、85ルーブル(当時のレートで、約255円)でした。
ボリス・ベルマンの演奏で、9分57秒です。


3つの小品

これも、年とったおばあさんの楽譜を買ったときに一緒に買いました。この頃は、自分が持っていないプロコフィエフの楽譜を見つけては買っていました。

20ページほどの楽譜で、130ルーブル(当時のレートで、約390円)でした。
4分10秒です。


3分11秒です。


2曲目は、プロコフィエフの自作自演の録音があります。2分22秒です。

5分39秒です。


4つの小品

この楽譜もサンクト・ペテルブルクのどこかの本屋さんで買いました。

31ページで、115ルーブル(当時のレートで、約345円)でした。
10分58秒です。


また、3曲目のガヴォットは、プロコフィエフによる自作自演の録音があります。
1分23秒です。


2つのソナチネ

たぶん、モスクワの楽譜屋さんで買いました。

36ページで、97ルーブル(当時のレートで、約291円)でした。
18分28秒です。


つかの間の幻影

一度、大学の時の先生に、『つかの間の幻影』をちらっとすすめられ、ヤマハの銀座店で、輸入盤の高い楽譜を買いました。結局、私が乗り気でなく、弾くことはありませんでした。その楽譜は、これです。

私が買ったころは、ブージー&ホークス社の輸入楽譜一択でしたが、今は、全音からも楽譜が出ているのですね。
プロコフィエフも日本でだいぶ浸透してきたんだなあと嬉しいです。

すでに楽譜を持っていましたが、夫とまだ結婚する前に、音楽ジャーナリストの2人目の義母がお土産として、プレゼントしてくれました。
それが、この楽譜です。値段の部分は、修正液で消されているので、いくらか分かりませんが、今まで紹介してきた楽譜と同じ出版社なので、日本で買うよりは安いことは間違いありません。

ネイガウスの演奏で、18分38秒です。


一部ですが、プロコフィエフの自作自演の録音もあります。8分16秒です。


バレエ『シンデレラ』より10の小品

サンクト・ペテルブルクのドーム・クニーギで買いました。

値札が何枚も貼りかえられていて、私は、50ルーブル(当時のレートで、約150円)で買いました。表紙が少し汚くなっていますが、中身は問題がないので、この割引はお得でした。
20分1秒です。

ピアノ・ソナタ集

大学生の時に買った楽譜はこちらです。

輸入楽譜だから、高かったです。この楽譜は、日本に置いてきているので、当時いくらで買ったのか、正確な金額は分かりません。
しかし、現在2冊の楽譜を買うと、11810円するようで、20年以上前に購入したときと、そんなにも金額が変わらない気がしています。

プロコフィエフの楽譜は高いという印象だった私が、2回目のロシア旅行で、サンクト・ペテルブルクにある『北のリラ』という楽譜屋さんを訪れて、プロコフィエフの楽譜を探しました。

その時に買った楽譜がこちらです。

ピアノ・ソナタが、1番から9番まで全部入っているので、342ページあり、かなり分厚い楽譜です。

この楽譜が、なんと、480ルーブル(当時のレートで、約1440円)でした。買う前に何度も値段を見て、慎重に計算し、1440円?と信じられなくて、お店の店員さんにも、本当に480ルーブルなの?と質問したくらい、安くてびっくりしました。
日本で買ったときは、1万円を超えたのに、それが、1440円なの?本当に間違っていない?と、信じられませんでした。
間違っていなくて、1440円で買えました。
この時は、ロシア人の平均月収がいくらかなどとは知らず、日本のお給料からすると、安いと思いました。
そして、その後、先ほど紹介したように、旅行に来たら、スーツケースが重くなるけれども、楽譜を買うようになりました。

2013年7月にモスクワを訪れた時は、結婚する前の夫からお土産として、プロコフィエフの楽譜をプレゼントされました。表紙が茶色だったのが、黄色になったようです。
「すでに持っている。」とは、言えず、これも、日本に置いてあります。

なんだかんだ、3冊もプロコフィエフのピアノ・ソナタの楽譜を持っていますが、どれも思い出があるので、持っています。

20年以上前の国会図書館で検索したところ、ニコライ・ペトロフの演奏のレコードだけありました。CDでなく、レコードですよ!

そして、ヘッドホンで聴きました。1番から順番に聴きましたが、ソナタの後半部分で、明らかに楽譜と違う音が聞こえてきました。調号が完全に違います。それにものすごくびっくりしました。
その後、他の人の演奏録音を聴いていくうちに、といっても、当時はそんなに豊富にCDが売られていたわけではありませんが、ニコライ・ペトロフの楽譜が違ったのか、ニコライ・ペトロフが勘違いして譜読みをしてしまったのか、それは分かりませんが、ニコライ・ペトロフだけ違う音を弾いていることが分かりました。

20年以上前に自分で購入したいくつかのCDの1つは、イェフィム・ブロンフマンです。ソナタだけでなく協奏曲も全部入っています。


ピアノ協奏曲第1番

協奏曲の楽譜も、サンクト・ペテルブルクの楽譜屋さんの『北のリラ』で買いました。

48ページで、120ルーブル(当時のレートで、約360円)です。

このピアノ協奏曲第1番は、旅行時にMDのウォークマン(時代を感じます)を持って行って、サンクト・ペテルブルクの町中をバスで走っているときによく聴いていました。プロコフィエフは、ぺテルブルク音楽院を卒業しているので、それで、サンクト・ペテルブルクに滞在中はよく聴いていました。
そのため、このピアノ協奏曲第1番を聴くと、自然にペテルブルクの街並みが思い浮かびます。
私がよく聴いていた音源とオーケストラが違いますが、ピアニストと指揮者は同じです。
14分34秒です。


ピアノ協奏曲第2番

この楽譜もサンクト・ペテルブルクの楽譜屋さんの『北のリラ』で買いました。

100ページで190ルーブル(当時のレートで、約570円)でした。

第1楽章は12分13秒です。

第2楽章は2分30秒です。


第3楽章は、6分54秒です。


第4楽章は、11分10秒です。


私がいつも聴いていたCDと同じ演奏です。31分54秒です。


ピアノ協奏曲第3番

これもサンクト・ペテルブルクの楽譜屋さんの『北のリラ』で買いました。

93ページで190ルーブル(当時のレートで、約570円)でした。

第1楽章は、9分1秒です。


第2楽章は、9分40秒です。


第3楽章は、8分49秒です。


そして、プロコフィエフによる自作自演の録音もあります。25分12秒です。


ピアノ協奏曲第4番

左手のための協奏曲です。
この楽譜は、サンクト・ペテルブルクの楽譜屋さんの『北のリラ』で売られていませんでした。
モスクワの楽譜屋さんでも売られていませんでした。
結局、旅行で来ているときに、見つけて買うことはできませんでした。
住んでからすぐの頃、楽譜屋さんに行ったときもありませんでした。
住んでからは、ロシア語での検索も慣れてきたので、インターネットで楽譜を検索してみました。
そうしたら、楽譜を見つけて、無料でダウンロードをすることができました。それを印刷して、ホッチキスでとめたのが、次のものです。

今まで、散々日本で楽譜を買うよりもロシアで楽譜を買うと安いですと書いてきましたが、ロシアでは、結構ネット上に楽譜が出回っていて、それをダウンロードして、印刷することができます。しかも、無料で。
ロシア語で『楽譜』は、『ноты』です。作曲家や曲名(作品番号などが楽)とнотыと入れて検索すれば、ほとんど楽譜が見つかります。

今まで紹介してきた楽譜もヤンデックスでロシア語で検索すれば、出てきます。

第1楽章は、4分22秒です。


第2楽章は、9分26秒です。


第3楽章は、8分31秒です。


第4楽章は、1分36秒です。


ピアノ協奏曲第5番

この楽譜もサンクト・ペテルブルクの楽譜屋さんの『北のリラ』で買いました。

73ページで240ルーブル(当時のレートで、約720円)でした。

第1楽章は、4分48秒です。


第2楽章は、3分56秒です。


第3楽章は、1分53秒です。


第4楽章は、6分35秒です。


第5楽章は、5分15秒です。


私がよく聴いていたピアノ協奏曲全集の音源

上で紹介したYouTubeの演奏とピアニストと指揮者は同じですが、オーケストラが違います。


サルカスム

モスクワの楽譜屋さんで買いました。

23ページで82ルーブル(当時のレートで、約246円)でした。

11分57秒です。


トッカータ

トッカータは、全音ピースです。

よほど、誰も買う人がいなかったようで、初めて見る表紙のデザインでした。値段も修正液で何度も書き直されていて、私は618円で購入しました。よく見ると、東京の電話番号が、一桁少ない時代に発行されています。

エミール・ギレリスの演奏です。4分47秒です。


マルタ・アルゲリッチの演奏です。4分34秒です。


エリソ・ヴィルサラーゼの演奏です。4分20秒です。


まとめ

紹介した順は、ピアノ・レパートリー事典に載っている難易度を参考に、易しい物から難しいものの順に並べました。


また、プロコフィエフの作品の楽譜をできるだけ集めましたが、まだ、購入していない作品もあります。
例えば、『ロミオとジュリエット』とか、

『子供の音楽』などです。



14分44秒のドキュメンタリーフィルムを見つけました。


今回は、ピアノ曲を中心にまとめましたが、オーケストラ曲のCDも集めていたので、また、そのうち紹介します。

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